2021年05月27日

映画「街の上で」

監督:今泉力哉
脚本:今泉力哉、大橋裕之
出演:若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚ほか

下北沢の町を舞台にした青春群像劇。魚喃キリコの漫画が出てくると聞いて見に行った。

登場人物の会話がとても自然な感じで、古着屋、古本屋、ライブハウス、ラーメン屋、小劇場、バー、カフェなど街の風景にも惹かれる。

中学・高校時代は遊ぶと言えば下北沢だったし、大学時代は下北沢の近くに住んでいたこともあって、いろいろと懐かしい。

見ていて今年1番の作品と思ったのだけど、終盤の展開がマンガチックなのが今ひとつ。別にすべての話題を回収しなくてもいいのにな。

でも、おススメ。

出町座、130分。

posted by 松村正直 at 10:25| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月21日

映画「狼をさがして」

監督・製作:キム・ミレ
出演:太田昌国、大道寺ちはる、荒井まり子、荒井智子、浴田由紀子、内田雅敏、宇賀神寿一ほか

1970年代に三菱重工本社ビル爆破事件などを起こした「東アジア反日武装戦線」についてのドキュメンタリー。原題はそのまま「The East Asia Anti-Japan Armed Front」。

20代の頃に松下竜一『狼煙を見よ』を読んで以来、彼らにはずっと関心を持ち続けてきた。

今回、右翼団体の妨害によって上映が中止になるなどの騒ぎが起きている。それは取りも直さず、彼らの提起した問題が今も解決されずに残っているということなのだと思う。

戦時中の徴用工による訴訟は続き、アイヌ差別も解消されていない。外国人労働者や入管の問題も同じ文脈で捉えることができるだろう。彼らが自ら名乗った「反日」という言葉は、現在しばしば他者へのレッテル貼りに使われるようになっている。

死刑判決を受けたまま獄中で亡くなった大道寺将司は俳句を詠んでいた。2013年に句集『棺一基』が第6回日本一行詩大賞を受賞したのだが、同時受賞が永田和宏歌集『夏・二〇一〇』であった。授賞式で太田昌国さんと話をしたのが懐かしい。

京都みなみ会館、74分

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2021年05月14日

映画「海辺の彼女たち」

脚本・監督:藤元明緒
出演:ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニューほか

技能実習生として日本にやってきた3名のベトナム人女性の物語。過酷な労働環境や不法就労の問題が浮き彫りになる。予告編を見てドキュメンタリーかと思っていたのだがそうではなく、取材に基づいたドラマであった。

雪深い港町の風景が印象に残る。

以前私が働いていた物流倉庫やプラスティック成型工場でも、ベトナム人や中国人の研修生が働いていた。外国人労働者の数は2019年時点で約165万人、そのうち技能実習生は約38万人にのぼる。

こうした人々の働きがなければ、既に私たちの生活は成り立たなくなっているという現状があるのだ。

京都シネマ、88分。

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2021年05月05日

映画「緑の牢獄」

監督:黄インイク

かつて日本の植民地であった台湾から西表島に移住し、炭鉱で働いていた人々がいた。両親に連れられて海を渡ってきた90歳の女性(橋間良子)の姿を映しつつ、忘れられた歴史を浮かび上がらせるドキュメンタリー。

西表島に炭鉱があったことをこの映画で初めて知った。国境や境界をめぐる問題としても興味深いし、一人の人間の人生ドラマとしても非常に心に滲みる内容であった。最後のシーンが特に印象的。

京都シネマ、101分。

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2021年04月27日

映画「ブックセラーズ」

監督・編集:D・W・ヤング

ニューヨークで書店や本に関わる仕事をする人々へのインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー。

書店主、ブックディーラー、作家、コレクターなど、本を愛する人が次々と登場する。数百年にわたる本の歴史、ネット通販の発達と書店の衰退、数々の稀覯本やオークションの様子、出版業界における女性差別の問題など、話題は多岐にわたり、テンポが速く密度の濃い内容となっている。

こういう映画が撮られることは心強い。その一方で、本をめぐる情勢がそれだけ厳しいということでもあるのだと思う。

京都シネマ、99分。

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2021年04月19日

映画「アンタッチャブル」

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケビン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、チャールズ・マーティン・スミスほか

過去の名画を上映する「午前十時の映画祭11」の一本。
1987年公開の映画。
ずいぶん前に見たことがあるけれど、映画館で見るのは初めてかも。

オープニングがかっこいい。
ショーン・コネリーは背が高い。
エスキモーキスが「イヌイットのおやすみ」に。
エレベーターの女は??

京都シネマ、119分。

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2021年04月15日

映画「ラモとガベ」

監督・脚本:ソンタルジャ
出演:ソナム・ニマ、デキ、スィチョクジャほか

「映画で見る現代チベット」上演作品。
結婚しようとするラモとガベが思いがけない困難に巻き込まれていくストーリー。

子どもが道を教えたり、人を呼んできたり、伝言や物を運んだりする場面が何度も出てくるのが印象に残った。ちょっとしたお手伝いというか、お使いという感じ。

出町座、110分。

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2021年03月14日

映画「BOLT」

脚本・監督:林海象
美術:ヤノベケンジ
出演:永瀬正敏、佐野史郎、大西信満、月船さらら他

震災や原発事故に関する3つのエピソード「BOLT」「LIFE」「GOOD YEAR」で構成された作品。

「BOLT」は象徴的、「LIFE」は写実的、「GOOD YEAR」は幻想的。雰囲気の異なる3篇であるが、主演はいずれも永瀬正敏。全体で一人の男の物語にもなっている。

出町座、80分。

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2021年03月07日

映画「プラットフォーム」

監督:ガルダー・ガステル=ウルティア
出演:イバン・マサゲ、ソリオン・エギレオール、アレクサンドラ・マサンカイほか

原題はスペイン語で「El hoyo」(=穴)。
名作「CUBE」を思い出させるワンシチュエーションスリラー映画。

聖書のモチーフを背景としながら、経済格差や貧困問題、食糧問題、人間の欲望などを抉り出している。ただし、かなり強烈なシーンもあるので注意が必要だ。

アップリンク京都、94分。

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2021年02月26日

映画「香港画」

監督・企画・撮影:堀井威久麿
プロデューサー・企画・撮影:前田穂高

香港の民主化運動を記録した短編ドキュメンタリー。

2019年11月〜12月の約1か月半の映像を、1日の出来事に再構成してまとめている。デモの街頭風景や参加者へのインタビュー、警察との攻防戦など、生々しく迫力のある映像が多い。

ただ、28分という長さでは十分に消化しきれない感じも残った。

アップリンク京都、28分。

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2021年02月22日

映画「夢みるように眠りたい」

監督・脚本:林海象
出演:佐野史郎、佳村萠、深水藤子、吉田義夫ほか

1986年公開の林海象の長編デビュー作。
2020年完成のデジタルリマスター版を見る。

モノクロ&サイレントで、独自の映像美を醸し出している。
これは確かに名作だなあ。
「私立探偵濱マイク」シリーズもまた観たくなった。

出町座、84分。

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2021年02月13日

映画「天国にちがいない」

監督・脚本・出演:エリア・スレイマン
原題:It Must Be Heaven
2019年、フランス・カタール・ドイツ・カナダ・トルコ・パレスチナ合作

イスラエル国籍のパレスチナ人監督エリア・スレイマンが自身の役で主演を務める作品。イスラエルのナザレ、パリ、ニューヨークと移動しながら、街の様子や人々の姿をひたすら観察する。ほとんど言葉は発しない。

一場面一場面がよく練られた上質なコントのような味わいで、非常に面白かった。ジム・ジャームッシュともウディ・アレンとも少し違う。個人的にはかなりおススメの作品。

もっとも、上映中に客席からいびきが聞こえてきたように、退屈に感じる人には退屈な映画かもしれない。特に何も起こらないので。

京都シネマ、102分。

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2021年02月03日

映画「私たちの青春、台湾」

原題:「我們的青春,在台灣」「Our Youth in Taiwan」
監督:傅楡(フー・ユー)
出演:陳為廷(チェン・ウェイティン)、蔡博芸(ツァイ・ボーイー)ほか
2017年、台湾。

2014年に台湾で学生たちが起こした「ひまわり運動」を中心に、運動の参加者が悩み、考え、決断し、行動する姿を描いたドキュメンタリー。取材は2011年から2017年までの長期間にわたって行われている。

最初は数人で始まった小さな運動が、やがて立法院の占拠という大きなうねりとなって台湾社会に大きな影響を与えていく。その過程が克明に描かれてゆく。

また、台湾の学生運動だけでなく、中国本土や香港の学生との交流の場面もあり、台湾・中国・香港の民主化運動の発展に期待する監督の思いが伝わってくる作品だ。

けれども、結末はハッピーエンドではない。高揚感を味わった後の停滞や意見の相違、そしてスキャンダルなどを経て、仲間や集団はまたひとりひとりの個人へと戻っていく。

民主主義とは一体どういうことなのか。国や体制の違いを越えて私たちは相互に理解し合うことができるのか。そうした問題を深く考えさせる良質なドキュメンタリーだ。久しぶりにパンフレットも購入した。

京都みなみ会館、116分。

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2021年01月25日

映画「国葬」

監督:セルゲイ・ロズニツァ
オランダ・リトアニア合作

旧ソ連の指導者スターリンの国葬を描いたドキュメンタリー。

1953年3月5日のスターリンの死を報じる場面から始まり、東側諸国の首脳陣の弔問、葬儀、パレード、追悼集会、レーニン廟への安置までが克明に記録されている。

モスクワ周辺の群衆だけでなく遠くウラジオストクや、旧ソ連領のウクライナ、カザフスタン、アゼルバイジャン、リトアニアなど、民族も風土も生活も違う土地に住む多くの「ソ連人」たちが一様に悲しんでいる姿が映し出される。

それは、もともとプロパガンダ用に撮影された大量のフィルムを元に製作されたドキュメンタリーだからなのだが、悲しむ人々の様子に嘘や演技がある感じも受けない。

スターリンの棺が赤いことも印象に残った。赤い棺というものを見たのは初めてだ。パレードに随行する人々も、腕に赤い喪章を付けている。

追悼集会はフルシチョフの司会のもと、マレンコフ、ベリヤ、モロトフの三人が順に演説を行う。この三人がほどなく失脚または処刑になる運命を思うと、何とも複雑な気分にさせられる。

スターリンの個人崇拝や旧ソ連の体制批判をするのは簡単だ。けれども、例えば昭和天皇の大喪の礼もかなりのものだったと思う。

そしてもう一つ。この映画には単なる批判にとどまらない「何か」がある。ある種の美しさや感動が含まれていると言っていい。いや、そこに美しさや感動を覚えてしまう感性が私たちの中にあることに気付かされてしまうのだ。そこに、この映画の本当の怖さがある。

出町座、135分。

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2021年01月20日

映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」

監督:山田洋次
出演:渥美清、倍賞千恵子、いしだあゆみ、柄本明、片岡仁左衛門

1982年公開のシリーズ29作目。

「男はつらいよ」の中で寅さんが最も男女の関係に近づいたとも言われる作品。いしだあゆみが素足で歩く場面が何度かあって、足の動きや表情を捉えているのが印象的だった。

京都の葵祭や鴨川、また鎌倉・江ノ島など、知っている場所がいくつも出てくる。時代によって変わるものと変らないものがあることを、あらためて感じた。

京都みなみ会館、110分。

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2021年01月12日

映画「相撲道―サムライを継ぐ者たち―」

監督・製作総指揮:坂田栄治
プロデューサー:下條有紀、林 貴恵

2018年12月から2019年6月までの約半年間、大相撲の境川部屋と高田川部屋に密着取材して描いた力士のドキュメンタリー。上質な内容で、とても良かった。

登場する主な力士は、境川部屋の豪栄道、妙義龍、佐田の海、高田川部屋の竜電、輝。インタビューなどを通じて、それぞれの力士の個性や考え方が見えてくるのが面白い。

猛稽古で鳴らした高田川親方(元関脇・安芸乃島)の「稽古したから強くなるわけじゃない」という言葉にハッとさせられた。普通なら「稽古すれば強くなる」と言うところだろう。続く「強いやつは強いんですよ。でも人間って心が弱いでしょ。そこを支えるのは稽古しかない」という話に納得。

そう言えば、先日読んだ池田はるみさんの歌集『亀さんゐない』にも、「相撲道」の出てくる歌があった。

氷壁のやうな日本の相撲道モンゴルのひと白鵬に課す

これ以外にも相撲の歌が多く、「阿炎」「豊真将」「稀勢の里」「日馬富士」「白鵬」「栃錦」「高安」「朝乃山」「勝武士」「炎鵬」「徳勝龍」などが登場する。

いつか両国国技館に相撲を観に行きたいな。

京都シネマ、104分。

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2021年01月09日

映画「続・男はつらいよ」

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、小林俊一、宮崎晃
出演:渥美清、倍賞千恵子、佐藤オリエ、山ア努、前田吟、東野英治郎、ミヤコ蝶々、笠智衆ほか

1969年11月公開のシリーズ2作目。清水寺、嵐山、三条大橋など、京都でロケが行われている。寅さんと生みの母の再会をめぐるドラマなど、見どころが多い。

寅さんの泣くシーンが多いことにも驚く。また、前作で結婚したさくらに産まれた子(満男)の顔が寅さんに似ているという話もあって、後に満男が寅さんに懐くようになる伏線が、既に張られている。

京都みなみ会館、93分。

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2020年12月06日

映画「アーニャは、きっと来る」

監督:ベン・クックソン
原作:マイケル・モーパーゴ
出演:ノア・シュナップ、トーマス・クレッチマン、ジャン・レノ、アンジェリカ・ヒューストンほか。

舞台は第二次世界大戦中のドイツ占領下のフランス。スペイン国境に近いピレネー山脈の麓の村で羊飼いの手伝いをする少年ジョーは、偶然ひとりのユダヤ人と出会う。

素朴な村人たち、駐留するドイツ将兵、匿われるユダヤ人。彼らは戦争に翻弄されつつ、それぞれの信念に従って行動する。そこに生まれる様々な疑似的な親子関係が見どころとなっている。自然の風景や羊たちの姿も美しい。

ムービックス京都、イギリス・ベルギー、109分。

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2020年10月31日

映画「海辺の映画館」

監督:大林宣彦
製作総指揮:奥山和由
出演:厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子ほか

今年4月に亡くなった大林宣彦監督の遺作。

「キネマの玉手箱」という副題の方が、内容をよく表していると思う。様々な映像表現や時代が詰め込まれていて、テンポも速く盛りだくさん。その上で、戦争反対のメッセージを観客にストレートに伝えている。

京都シネマ、179分。

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2020年10月26日

映画「スパイの妻」

監督:黒沢清
脚本:濱口竜介、野原位、黒沢清
出演:蒼井優、高橋一生、坂東龍汰、東出昌大、笹野高史ほか

第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。

もともとテレビドラマとして製作されたようで、映画というよりはテレビドラマっぽさを感じる作品であった。

1940年の神戸が舞台。戦争へ向かう時代という背景はもちろんあるのだが、内容的には愛をめぐる話と言っていいと思う。守ったのか、騙したのか。そう言えば、主演の二人は映画「ロマンスドール」にも一緒に出ていたな。

MOVIX京都、115分。

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2020年08月14日

映画「僕は猟師になった」

P1070954.JPG

監督:川原愛子
出演:千松信也
語り:池松壮亮

京都で「くくり罠」猟を行う千松信也さんの暮らしを、2年間にわたる密着取材によって描いたドキュメンタリー。

「動物を殺す瞬間や解体から目をそむけないこと」を撮影の条件にしたというだけあって、罠にかかった猪や鹿にとどめを刺すシーンや解体の場面も映る。命との向き合い方、食べることの意味、人間と動物との関係、現代社会の抱える矛盾など、多くのことを感じ取れる作品だ。

パンフレット(800円)も中身が濃く、千松さんのインタビューのほかに狩猟や解体の方法なども載っている。

ぼくがやりたい猟は、人間以外のほとんどの野生動物がやっているような「生きるための食料を自分の力で獲る」という行為です。

先行上映&トークショーに参加したのだが、「京大を出たのに、なぜ猟師に?」という会場質問に対して、「京大という自由な場があったからこそ、猟師という生き方に出会えた」と答えていたのが印象的だった。

千松さんの3冊の著書はどれも面白くておススメ。
映画とあわせて、ぜひ。
https://matsutanka.seesaa.net/article/425648505.html
https://matsutanka.seesaa.net/article/476449998.html

出町座、99分。

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2020年07月07日

映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」

原作・監督:山田洋次
出演:渥美清、倍賞千恵子、竹下景子、中井貴一、杉田かおる他

1983年公開のシリーズ第32作の4Kデジタルリマスター版。
舞台は備中高梁。「男はつらいよ」を劇場で観るのは久しぶり。

このシリーズは、単なる恋愛コメディーでも下町人情物でもなく、変わりゆく日本の風景と時代を撮ったドキュメンタリーでもある。

この作品でも、満男がパソコンをプレゼントされる場面や因島大橋ができて連絡船が廃止される話など、1983年という時代がきちんと記録されている。製作から何十年も経って、「男はつらいよ」の価値はますます高まっていると思う。

TOHO二条、105分。

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2020年07月05日

映画「デッド・ドント・ダイ」

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニーほか

アメリカの小さな田舎町に現れたゾンビと保安官の戦いを描いた作品。主演2人の会話の独特なテンポが面白い。

それにしても・・・何だったんだろう、この映画?

ムービックス京都、104分。

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2020年06月06日

映画「精神0」

監督・製作・撮影・編集:想田和弘
製作:柏木規与子

観察映画第9弾。

精神科医の山本昌知医師の引退と、妻と過ごす日々を描いた作品。時おりモノクロで差し挟まれる前作「精神」撮影時の映像が、時間の経過を浮き彫りにする。

精神科医と患者との結び付きの強さが印象的だった。患者にとっては、どの医師でも良いのではない。長年診てもらっている安心感や信頼関係があってこそ、心の中を話すことができるのだろう。

京都シネマ、128分。

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2020年05月26日

映画「精神」

監督・撮影・録音・編集・製作:想田和弘

2008年公開の観察映画第2弾。これまで観たいと思いつつ機会がなかったのだが、続編となる「精神0」の公開にあわせて上映が行われていた。

岡山市の精神科診療所「こらーる岡山」を舞台に、山本昌知医師やスタッフ、多くの患者たちの日常の姿や会話を映していく。時おり挟まれる岡山の町や人の風景も効果的だ。

精神医療や人間について、深く考えさせられる作品だと思う。

京都シネマ、135分。

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2020年04月17日

映画「ワンダーウォール劇場版」

監督:前田悠希
脚本:渡辺あや
出演:須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、若葉竜也、成海璃子、山村紅葉ほか。

築100年を超える古い木造の大学寮に住む学生と、寮の取り壊しを計画する大学側との交渉や対立を描いた物語。京都大学の吉田寮がモデルになっている。

もとはNHK京都放送局制作のテレビドラマとして2018年に放送されたもの。

男子学生4名の個性がうまく描かれていて、他者とコミュニケーションを取りながら共に生きていくことの難しさや大切さがよく伝わってきた。

出町座、68分。

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2020年04月06日

映画「三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実」

監督:豊島圭介
ナビゲーター:東出昌大
出演:三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎ほか

1969(昭和44)年5月13日に東京大学駒場キャンパスの900番教室で行われた三島由紀夫と東大全共闘の伝説の討論会。

「安田講堂で全学連の諸君がたてこもった時に、天皇という言葉を一言彼等が言えば、私は喜んで一緒にとじこもったであろうし、喜んで一緒にやったと思う」「私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。他のものは一切信じないとしても」など、三島のいくつかの発言は知っていたが、映像は初めて見た。

全共闘メンバーの話を聞く三島の態度が素晴らしい。途中で発言を遮ったり批判にムキになったりせず、相手の言おうとしていることを丁寧に汲み取ってそれに応じている。特に芥正彦とのやり取りは見応え十分であった。

討論の内容や時代背景については、時おり平野啓一郎、内田樹、小熊英二らによる解説が挿まれていて、理解を助けてくれる。

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2020年01月06日

映画「男はつらいよ お帰り寅さん」

監督・原作:山田洋次
出演:渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、浅丘ルリ子ほか

「男はつらいよ」シリーズ誕生50周年記念に制作された第50作。
満男と泉の再会を軸に、過去の映像も交えながらメンバーのその後を描き出している。

22年ぶりの新作ということで、当然みんなそれだけ齢を取った。自分にも同じように流れた歳月を思って、久しぶりに泣いてしまった。

MOVIX京都、116分。

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2019年12月13日

映画 「台湾、街かどの人形劇」

監督:楊力州、監修:候孝賢、出演:陳錫煌ほか。
2018年、台湾。

台湾の伝統的な人形劇「布袋戯」の名人、陳錫煌を十年にわたって取材したドキュメンタリー。伝統芸能に対する強い思いや海外での公演風景、弟子たちの教育、そして同じく人間国宝であった父(李天禄)との葛藤などが描かれる。

人形を持たずに手の動きだけを映すシーンがあるのだが、繊細で滑らかな動きから人の姿が浮かび上がってくる。まるで生き物のような指の動きに魅了された。

台湾にまた行ってみたいなあ。

第七藝術劇場、99分。

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2019年10月15日

日本一行詩大賞授賞式

18時よりアルカディア市ヶ谷で行われた「第12回日本一行詩大賞・新人賞授賞式」に行く。


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受賞作は下記の3点。

・大賞  大森静佳歌集『カミーユ』
・大賞  淵脇 護句集『河鹿』
・新人賞 矢澤重徳歌集『会津、わが一兵卒たりし日よ』


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おめでとうございます!


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2019年09月21日

映画 「天気の子」

監督・脚本・原作:新海誠

公開されたらすぐに観に行こうと思っていたのに2か月も経ってしまった。気持ちに余裕がないとなかなか映画に行こうという気分にならない。

この作品に限らず、アニメに登場する人物はどうしてアニメ顔をしているのだろう。風景は実写かと見紛うほどなのに。

Tジョイ京都、114分。
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2019年04月09日

映画 「ソローキンの見た桜」


監督:井上雅貴
出演:阿部純子、ロデオン・ガリュチェンコ、六平直政、イッセー尾形ほか

日露戦争時に松山にあったロシア兵捕虜収容所を舞台に、日本人看護師とロシア軍少尉との恋を描いた作品。ラブストーリーとしては定番の内容だが、当時の時代状況や暮らしぶりが描かれているところが面白い。雑誌「明星」や晶子の「君死にたまふことなかれ」も出てきた。

111分、MOVIX京都。

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2019年03月27日

映画 「この道」


監督:佐々部清
出演:大森南朋、AKIRA、貫地谷しほり、松本若菜、柳沢慎吾、松重豊、
   羽田美智子ほか

1918年の「赤い鳥」創刊を起点として、昨年で「童謡誕生100年」になることを記念して撮られた作品。詩人北原白秋の生涯を音楽家山田耕筰との交流を中心に描き出している。

ツッコミどころの多い内容なのだが、与謝野鉄幹、晶子、石川啄木、萩原朔太郎、室生犀星、高村光太郎、大手拓次らが登場するので、文学好きの人には面白いかもしれない。

京都シネマ、105分。

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2019年02月13日

映画 「台北暮色」


監督・脚本:ホァン・シー
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
出演:リマ・ジタン、クー・ユールン、ホァン・ユエン

原題は「強尼・凱克」で英語の題は「MISSING JOHNNY」。どちらも邦題と違うのが面白い。2017年に東京フィルメックスで上映された時は「ジョニーは行方不明」という題だったらしい。原題の「強尼」はジョニー、「凱克」はインコ。

台北に暮らす男女3人の人生が交差し、次第にそれぞれの抱える過去が浮かび上がってくる。はっきりとしたストーリーがあるわけではなく、台北の街の雰囲気や空気感、地下鉄や高速道路の映像を味わう作品だと思う。

台湾にまた行ってみたくなった。

京都シネマ、107分。

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2019年01月09日

映画 「こんな夜更けにバナナかよ」


監督:前田哲、原作:渡辺一史、脚本:橋本裕志
出演:大泉洋、高畑充希、三浦春馬、萩原聖人、渡辺真起子ほか

筋ジストロフィーを患いながらも自立生活を送る主人公(鹿野靖明)と、彼を支えるボランティアたちの交流を描いた作品。

原作は渡辺一史のノンフィクション。どのような映画になるのか興味を持って見たのだが、高畑と三浦の恋と成長の物語を絡めて期待以上の仕上がりであった。エンディングに実際の鹿野の映像が少し映るのだが、それを見ると映画における大泉の姿や服装はかなり本物に似せているようだ。

映画化に合わせてノベライズ本『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(221ページ)が文春文庫から出ているが、ぜひ原作の方も読んで欲しい。原作は558ページという分量と注の多さでちょっと手に取りにくいけれど、圧倒的な傑作です。
http://matsutanka.seesaa.net/article/440253335.html

Tジョイ京都、120分。

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2018年12月11日

映画 「おとなの恋は、まわり道」

監督:ビクター・レビン
出演:ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブスほか

学生の頃にファンになってから、ウィノナ・ライダーの映画はできるだけ見るようにしている。

原題は「Destination Wedding」。ほとんどのシーンが主演2人の会話だけで成り立っており、ストーリーは邦題の緩い感じの通りで特にどうということはない。でも、懐かしい2人を画面でたっぷりと見られたので良しとしよう。

TOHOシネマズ二条、87分。

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2018年11月06日

映画 「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」

監督:藤原知之、脚本:菊池誠
キャスト:矢野聖人、武田梨奈、岡本玲、鶴見辰吾ほか

和歌山県太地町の「くじらの博物館」を舞台に、若いトレーナーや学芸員たちが博物館を盛り上げようと奮闘する姿を描いた青春映画。

太地町には以前から一度行ってみたいと思いつつ、まだ実現していない。来年あたりぜひ訪れてみたい。

MOVIXあまがさき、117分。

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2018年10月29日

映画「コーヒーが冷めないうちに」


監督:塚原あゆ子 原作:川口俊和
出演:有村架純、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子

昼過ぎに京都を発つ母を連れて、午前中に映画を見に行った。
たまたま時間帯が良くて選んだ一本だったのだが、思いがけず泣いてしまった。「なかなかいい映画だったね」と母も言ってくれた。

Tジョイ京都、116分。

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2018年07月30日

映画 「レディ・バード」


監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、ビーニー・フェルドスタインほか

アメリカの普通の町に暮らす17歳の高校生が、家族や友人、恋人との関わりを通じて成長していく姿を描いた作品。人種や宗教、格差などの文化的・社会的背景や、2001年の米同時多発テロからイラク戦争にかけての時代背景なども垣間見えて興味深かった。

登場人物の名前を見ても、「クリスティン」はキリストから来ているし、「ミゲル」とあればヒスパニックであることがわかる。そういったアメリカ人にとっては常識である部分がもっとわかると、さらに楽しめるのかもしれない。

2017年、アメリカ、94分、出町座にて。

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2018年07月13日

映画 「ワンダーランド北朝鮮」


監督:チョ・ソンヒョン
原題:Meine Bruder und Schwestern im Norden

韓国出身の監督がドイツ国籍を取得して製作した北朝鮮のドキュメンタリー。

白頭山、ウォーターパーク、製糸工場、国際サッカー学校、集団農場、幼稚園、縫製工場、愛国烈士陵など、様々な場所で取材やインタビューが行われている。

撮影は北朝鮮当局の制約下にあり、インタビューの受け答えもまるで俳優の演技のように感じる部分もある。それでも、北朝鮮に暮らす人々や国の様子がところどころに窺えて、とても良かった。

原題(ドイツ語で「北の同胞(兄弟姉妹)たち」)に比べて邦題は軽い感じだが、そうしないとなかなか見てもらえないのだろう。内容は至って真面目であり、朝鮮半島の分断に歴史的な責任を負う日本人として深く考えさせられる作品であった。

2016年、ドイツ・北朝鮮、109分。出町座にて。

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2018年05月03日

映画 「鉱 ARAGANE」


監督・撮影・編集:小田香
監修:タル・ベーラ

ボスニア・ヘルツェゴビナにあるブレザ炭鉱を描いたドキュメンタリー。
地下300メートルの坑道で、わずかなヘッドランプの明りだけを頼りに人々は働く。

圧倒的な暗闇と機械の立てる轟音。
地上とは全く異なる世界の持つ迫力と美しさが印象的だった。

出町座、68分。

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2018年04月26日

映画 「港町」


監督・製作・撮影・編集:想田和弘、製作:柏木規与子。

想田監督の「観察映画」第7弾。
瀬戸内海に面した昔ながらの小さな港町とそこに暮らす人々の姿を撮った作品。

今も一人で漁に出る八十歳代の漁師、噂話好きで世話好きなおばあさん、魚市場で働く人々、五十年以上働いてきた魚屋の女性、黙々と魚を捌くその息子、魚を買いに来る人々、猫に魚をあげる移住者の夫婦、何基もある先祖の墓の掃除をする女性、海岸や路地に出没する猫・・・。

BGMもナレーションもないモノクロの映像が、ひたすら人々の日常を映していく。そして何気ない会話や仕種の中に、一瞬その人の人生が垣間見えたりする。人々の暮らしや過ぎ行く時間の持つ美しさが印象的であった。

第七藝術劇場、122分。


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2018年03月18日

映画 「北の桜守」


監督:滝田洋二郎
舞台演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、岸部一徳ほか

旅行の最終日は雨まじりの天気だったので、母と映画を見た。
樺太の恵須取(えすとる)から北海道に引き揚げた家族の物語である。

母と息子の関わりなどが深く身につまされて、涙を堪えるが大変であった。
母と映画を見たのは、35年ぶりくらいかもしれない。

MOVIX清水、126分。

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2017年12月06日

映画「探偵はBARにいる3」


監督:吉田照幸、原作:東直己、脚本:古沢良太。
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、リリー・フランキー、前田敦子ほか。

札幌の歓楽街ススキノを舞台にしたシリーズの3作目。
探偵と相棒の軽妙なやり取りや追手との乱闘シーン、北海道の雪景色など、前2作に続いて楽しめる内容であった。

2011年、2013年、2017年と続いたこのシリーズ。
4作目も作られるのだろうか。期待したい。

Tジョイ京都、122分。

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2017年04月14日

映画 「夜は短し歩けよ乙女」

監督:湯浅政明
原作:森見登美彦
脚本:上田誠
キャラクター原案:中村佑介

森見登美彦のベストセラー小説をアニメ化した作品。
テンポの良い脚本とアニメならではのメリハリの利いた表現が良かった。京都が舞台なので、知っている場所が数多く出てくるのも楽しい。

93分、Tジョイ京都。
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2017年03月01日

映画 「島々清しゃ」

監督:新藤風
出演:伊東蒼、安藤サクラ、金城実、山田真歩、渋川清彦ほか

沖縄の慶良間諸島を舞台に、耳の良過ぎる少女と東京から来たバイオリニスト、そして島の人々の交流を描いた作品。タイトル「しまじまかいしゃ」は映画の中でもたびたび出てくる沖縄民謡の曲名である。

学校や子供たちの場面が多いのだが、子役の演技というのはなかなか難しいなあと思う。みんな真面目に取り組んでいるのだが、いかにも演技してますという感じに見えてしまう。

京都シネマ、100分。

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2017年02月07日

映画 「沈黙―サイレンス―」

監督:マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也ほか
原作:遠藤周作

拷問や処刑の生々しさに、まずは目を奪われる。

人間の強さとは何か、弱さとは何か、何が正しいことなのか、自分だったらどうするか。162分という長さを感じさせずに引き込まれる内容であった。映画が終った後も、繰り返し問い掛けられる感じがする。

映画の中で宣教師が日本語を覚えようとしないという話が出てくるが、この映画もまた多くのやり取りは英語で行われている。考えてみればこれは非常に根深い問題かもしれない。

MOVIX京都、162分。

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2017年01月31日

映画 「エゴン・シーレ 死と乙女」

監督:ディーター・ベルナー
キャスト:ノア・サーベトラ、マレシ・リーグナー、ファレリエ・ペヒナー
オーストリア・ルクセンブルク合作。

28歳の若さで亡くなったオーストリアの画家エゴン・シーレの半生を描いた作品。モデルにもなった妹ゲルティとの関係は、正岡子規にとっての律や宮沢賢治にとってのトシ子を思わせる。

19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンの繁栄ぶりや、第一次世界大戦の影などの歴史も感じられて良い映画であった。

「エゴン、エゴン」と叫ぶヴァリの声が耳に残る。

京都シネマ、109分。

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2016年12月11日

映画 「この世界の片隅に」

監督:片渕須直
原作:こうの史代

原作が素晴らしいので映画化はどうかなと少し心配だったのだが、映画も素晴らしい出来栄えであった。
http://matsutanka.seesaa.net/article/387138583.html

「のん」が務める主人公の声も良い。声優としての才能もあるようだ。

イオンシネマ京都桂川、126分。

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2016年12月07日

映画 「聖の青春」

監督:森義隆
原作:大崎善生
脚本:向井康介
出演:松山ケンイチ、東出昌大、染谷将太、竹下景子、リリー・フランキーほか

1998年に亡くなった棋士 村山聖(さとし)をモデルにした物語。羽生善治(1970年生まれ)や村山らの「羽生世代」は自分と同世代ということもあって、非常に親近感がある。

20キロ増量して撮影に臨んだという松山ケンイチの熱演も良かったし、師匠の森信雄役のリリー・フランキーも良い味を出していた。

MOVIX京都、124分。

posted by 松村正直 at 06:35| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする