2022年07月19日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)【満席です】

・ 8月12日(金)
  オンライン講座「軍医の見た戦争―歌人米川稔の生涯」
https://yatosha.stores.jp/items/62d7d504dbe7441ad67fb62b

・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487756746.html

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

posted by 松村正直 at 22:08| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月02日

危機の時代の歌ごころ

7月3日(日)からNHKラジオ第2放送で、今野寿美さんの講座「危機の時代の歌ごころ」(全13回)が始まる。「君死にたまふことなかれ」、戦争、災害、公害、ハンセン病、原発、沖縄の基地、ハラスメントなど、様々な社会問題を詠んだ詩歌が取り上げられるとのこと。

放送後2か月間は「らじる★らじる」で聴くことができるので、聴き逃しても安心だ。

https://www4.nhk.or.jp/kokorowoyomu/x/2022-07-03/06/69717/3641925/

テキストも充実していて、お買い得な内容となっている。
A5判192ページ、本体800円。

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000069110602022.html

posted by 松村正直 at 21:50| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月01日

第24回「あなたを想う恋のうた」作品募集

yousi_kojin_2023.jpg


第24回「あなたを想う恋のうた」(福井県越前市)の作品募集が始まりました。今年も審査員を務めます。

締切は10月31日(月)。投稿は無料で、最優秀賞(1首)10万円、優秀賞(3首)3万円、秀逸(10首)1万円、佳作(15首)5千円、入選(30首)QUOカード3千円という豪華な賞が出ます。

ネットからの応募もできますので、皆さんぜひ作品をお送りください。お待ちしています!

https://www.manyounosato.com/

posted by 松村正直 at 22:05| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487756746.html

・ 8月12日(金)戦争の歌に関する企画(オンライン)

・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

posted by 松村正直 at 15:55| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月13日

現代歌人集会春季大会 in 神戸

2207現代歌人集会春季大会チラシ.jpg


7月23日(土)に神戸で、現代歌人集会春季大会が開催されます。
大会テーマは「歌の読み方・読まれ方〜震災からコロナまで〜」。

・基調講演(林和清)
・講演(松村正直)
・パネルディスカッション(笹川諒、平岡直子、山下翔、江戸雪)

一昨年、昨年とコロナ禍で開催できず、3年ぶりの開催となります。
私も75分くらいの講演をしますので、皆さんぜひお越しください。

お申込み 永田淳理事(青磁社)
 TEL 075-705-2838 FAX 075-705-2839
 メール seijisya@osk3.3web.ne.jp

posted by 松村正直 at 09:56| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月11日

今日の毎日新聞

毎日新聞朝刊の地域版(大阪)に、「“うまい・下手” だけじゃない 小説家たちの短歌」という記事を載せていただきました。2月に行った講座「文学者の短歌」の縁で、取材をしていただいたものです。

https://mainichi.jp/articles/20220611/ddl/k27/040/329000c

有料記事ですが、最初の方だけ読めます。

posted by 松村正直 at 18:07| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月09日

歌集『駅へ』の書評、一首評など

私の第1歌集『駅へ』(2001年、ながらみ書房)、『駅へ』新装版(2021年、野兎舎)の書評や一首評のうち、ネットで読めるものをまとめました。多くの方に取り上げていただき、ありがとうございます。

『駅へ』新装版については、野兎舎オンラインストア、またはアマゾン(Kindle版)でご購入できます。引き続きよろしくお願いします。

○2003年7月第1週「松村正直 または、現代の一所不住の短歌は西へ東へ」(東郷雄二「橄欖追放」)
http://petalismos.net/tanka/tanka-backnumber/tanka10.html

○2004年12月11日「松村正直『駅へ』研究会の記録」(京大短歌会)
https://kyoudai-tanka.com/study/study_20041211.html

○2004-12-12「駅へ 松村正直歌集」(近藤かすみ「気まぐれ徒然かすみ草」)
https://blog.goo.ne.jp/casuminn/e/e4cbb41dde245aec4cb662c884695616

○2008-10-01「現代歌人ファイルその4・松村正直」(山田航「トナカイ語研究日誌」)
http://bokutachi.hatenadiary.jp/entry/20081001/1222862862

○2009/04/04「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(江戸雪)
春の海。誰も見てないテレビから切れ切れに笑い声は響けり
https://sunagoya.com/tanka/?p=480

○2010/07/23「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(中津昌子)
さらさらと真水のような飲み物を飲み終えて今日も齢を取らない
https://sunagoya.com/tanka/?p=2923

○2011/09/16「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(黒瀬珂瀾)
テーブルを挟んでふたり釣り糸を垂らす湖底は冷たいだろう
https://sunagoya.com/tanka/?p=5892

○2013/08/21「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(吉野裕之)
手を出せば水の出てくる水道に僕らは何を失うだろう
https://sunagoya.com/tanka/?p=10748

○2016.02.02「松村正直『駅へ』」(小田桐夕「波と手紙」)
https://odagiri-yu.hatenablog.jp/entry/2016/02/02/000128

○February14,2017「松村正直『駅へ』を読む」(大橋春人「うたぐらし」)
http://blog.livedoor.jp/utagurashi/archives/50656024.html

○2017/04/05「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(光森裕樹)
「駄目なのよ経済力のない人と言われて財布を見ているようじゃ」
https://sunagoya.com/tanka/?p=16587

○2021/03/27「松村正直『駅へ』復刊記念トークイベント」
https://www.youtube.com/watch?v=E8QcAIAp6bU

○2021年4月1日「松村正直歌集『駅へ』新装版」(魚谷真梨子note)
https://note.com/mariko_uotani/n/n685b9b29fa5a

○2022年1月4日「一首評:松村正直「靴箱」より」(虫追篤note)
https://note.com/musouatsushi/n/n500f64e9468b

○2022年5月4日「【書評】『駅へ 新装版』松村正直歌集」(中井スピカnote)
https://note.com/nakaispica/n/n5a6106102127

posted by 松村正直 at 09:53| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月04日

くにたち短歌大会

くにたち短歌大会.png


「NHK学園60周年記念 くにたち短歌大会」の選者を務めることになりました。現在、作品を募集中です。

https://www.n-gaku.jp/life/topics/7260

自由題と題詠「立」で締切は8月1日(月)消印有効です。WEBからも投稿できます。

募集要項(PDF)は→こちら

たくさんのご応募をお待ちしております!

posted by 松村正直 at 19:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月02日

呼び名

先日の「ふらッと短歌」で、歌の中の二人称をどのように表すかという話になった。「あなた」「君」「お前」など、日本語には二人称がたくさんあり、どれを使うかによって相手との関係性や歌の印象が違ってくる。

翌日、平塚市美術館の「リアルのゆくえ」展に行ったところ、安藤正子「オットの人」という作品があった。「夫」でも「オット」でもなく、「オットの人」。このような言い方でしか表せない距離感というものが、確かにある。ちなみに、英語の題は「He, my so called husband」。

短歌の問題は、短歌の中だけを見ていてもわからない。むしろこうした他のジャンルや社会全般の流れからヒントをもらうことが多い。

posted by 松村正直 at 08:24| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月01日

BOOTHに商品を追加しました

ネットショップの「BOOTH」に新しい商品を追加3点しました。
https://masanao-m.booth.pm/

・「現代短歌」2022年5月号

「アイヌと短歌」の特集号で、私も長い論考を書いています。企画段階から関わった特集なので、多くの方にお読みいただけると嬉しいです。定価1000円のところ、500円(送料込み)で販売します!

・新作「海は見えない」10首(ダウンロード無料)
・「パンの耳」第5号チラシ(ダウンロード無料)

他にも、私の歌集・歌書・同人誌を取り揃えておりますので、ぜひ一度お立ち寄りください。無料でダウンロードできる作品や文章も多数載せてます。

posted by 松村正直 at 12:22| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月28日

週末

今日は東京で「ふらッと短歌」。
明日は神奈川に住む父を連れて美術館に行く予定。

天気は晴れのようで良かった。
だいぶ暑くなるみたいだけど。

posted by 松村正直 at 06:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月24日

「ふらッと短歌」について

「ふらッと短歌」チラシ新.jpg


5月28(土)に新宿で行う「ふらッと短歌」のことですが、川本千栄がケガによる入院のため参加できなくなりました。そこで、13:00〜14:00のトークは、山崎聡子さんと松村正直で行います。直前の急な変更となりますが、ご了承ください。

会場はJR新宿駅から徒歩9分の「中川ビル」3階の「ふれあい貸し会議室 新宿No18」です。

地図はこちら→https://goo.gl/maps/spvaeTHqiPN2

事前予約等は必要ありません。どうぞふらっとお立ち寄りください。入場は無料で、トークは各回1000円となります。

チラシはこちら→「ふらッと短歌」チラシ

posted by 松村正直 at 15:05| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月23日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 5月28日(土)ふらッと短歌(新宿)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488335773.html

・ 6月12日(日)「パンの耳」第5号を読む会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486965996.html

・ 6月26日(日)第1回別邸歌会(姫路)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486730353.html

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
・10月16日(日)シンポジウム(宮城)
・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

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2022年05月11日

朝日新聞夕刊

DSC00237.JPG


本日の朝日新聞夕刊の文化面に、インタビュー記事を載せていただきました。

デジタル版も公開されています。有料記事ですが分量は長いです。
https://www.asahi.com/articles/ASQ567W3RQ3VUCVL00T.html

『踊り場からの眺め 短歌時評集2011‐2021』は、版元の六花書林やamazonに在庫があります。
http://rikkasyorin.com/syuppan.html

私の手元にもありますので、ご連絡いただければ振込用紙同封・送料無料でお送りします。5月28日(土)の「ふらッと短歌」にも持って行きます!

posted by 松村正直 at 20:59| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

朝日新聞のインタビュー記事

朝日新聞デジタル版に「伝わる批評とは何か 10年分の時評をまとめた歌人・松村正直さん」というインタビュー記事が載りました。

時評集『踊り場からの眺め』(六花書林)のこと、短歌を始めた函館時代の話、河野裕子さんの思い出など、いろいろ喋っています。

https://www.asahi.com/articles/ASQ567W3RQ3VUCVL00T.html

posted by 松村正直 at 11:55| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月08日

現代歌人集会春季大会

2207現代歌人集会春季大会チラシ.jpg


7月23日(土)に神戸で現代歌人集会春季大会が開催されます。
大会テーマは「歌の読み方・読まれ方〜震災からコロナまで〜」。

・基調講演(林和清)
・講演(松村正直)
・パネルディスカッション(笹川諒、平岡直子、山下翔、江戸雪)

一昨年、昨年とコロナ禍で開催できず、三年ぶりの開催となります。
皆さん、ぜひ来場下さい。

posted by 松村正直 at 18:55| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月05日

都道府県のイメージ

「○○県と言えば?」と聞かれて、真っ先に思い浮かぶイメージ。

北海道:乳牛
青森:りんご
岩手:小岩井農場
秋田:なまはげ
宮城:ササニシキ
山形:最上川
福島:桃
茨城:霞ヶ浦
栃木:日光
群馬:富岡製糸場
埼玉:
千葉:落花生
東京:山手線
神奈川:横浜
山梨:ぶどう
新潟:雪
長野:松本城
静岡:富士山
愛知:トヨタ
岐阜:斎藤道三
富山:ホタルイカ
石川:白山
福井:そば
三重:伊勢神宮
滋賀:琵琶湖
京都:神社仏閣
奈良:大仏
和歌山:みかん
大阪:たこ焼き
兵庫:神戸
岡山:桃太郎
広島:原爆
鳥取:砂丘
島根:出雲大社
山口:長州藩
香川:うどん
徳島:阿波踊り
愛媛:道後温泉
高知:坂本龍馬
福岡:明太子
大分:カボス
佐賀:吉野ケ里遺跡
長崎:ちゃんぽん
熊本:くまモン
宮崎:ヤシの木
鹿児島:桜島
沖縄:美ら海水族館

埼玉県だけ、私の頭のなかに見事に何もなかった。
申し訳ない。
posted by 松村正直 at 13:39| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月01日

今後の予定

・ 5月22日(日)講座「アイヌと短歌」(大阪、オンラインあり)
 http://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106

・ 5月28日(土)ふらッと短歌(新宿)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486299770.html

・ 6月12日(日)「パンの耳」第5号を読む会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486965996.html

・ 6月26日(日)第1回別邸歌会(姫路)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486730353.html

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
・10月16日(日)シンポジウム(宮城)
・10月23日(日)文学フリマ福岡
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

posted by 松村正直 at 23:38| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月17日

ノヴォチェルカッスク

ノヴォチェルカッスクはロシア西南部にあって、ウクライナとの国境までわずか70キロくらい。今ニュースでたびたび報じられるマウリポリへも約200キロの距離である。

現在の日本には陸上の国境がないので、どうしても国境に対する意識が薄くなってしまう。その結果、「日本固有の領土」といった不思議な言い方がまかり通っている。

けれども、世界の歴史を見れば国境というのは決して固定されたものではなく、さまざまに移り変わっていくものだ。もともと人間が引いた線なのだから、当然のことだろう。

ノヴォチェルカッスクの歴史も、そのことを考えさせてくれる。ロシア革命の時にはドン・コサック軍(共和国)の拠点(首都)として革命軍と戦ったし、第二次世界大戦中にはドイツに占領されている。

ロシアの中では辺境に位置して、歴史的にも地理的にも中央(モスクワ)とは異なる意識が強いのだろう。思えば、中央―辺境といった概念も、国家や国境があって初めて生み出されるものでしかない。

posted by 松村正直 at 08:36| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月12日

今後の予定

まん延防止措置が解除されて、今年は短歌関連のイベントも活発に行われる見込みだ。備忘も兼ねて今後の私の予定を書いておこう。

・ 5月22日(日)講座「アイヌと短歌」(大阪、オンラインあり)
 http://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106
・ 5月28日(土)ふらッと短歌(新宿)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486299770.html

以下のものについては、詳細は後日お知らせします。

・ 6月12日(日)「パンの耳」第5号批評会(神戸)
・ 6月26日(日)第1回別邸歌会(姫路)
・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
・10月16日(日)シンポジウム(宮城)
・10月23日(日)文学フリマ福岡
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

多くの方々とお会いして、短歌についての話ができることを楽しみにしています。

posted by 松村正直 at 08:02| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月04日

ふらッと短歌

5月28日(土)に新宿で「ふらッと短歌」というイベントを開催します。短歌について語るトークを2本(山崎聡子×川本千栄、小島なお×松村正直)行うほか、歌集・歌書の販売やフリーペーパーの配布もします。

会場はJR新宿駅から徒歩9分の「中川ビル」3階の「ふれあい貸し会議室 新宿No18」です。

地図はこちら→https://goo.gl/maps/spvaeTHqiPN2

事前予約等は必要ありません。どうぞふらっとお立ち寄りください。入場は無料で、トークは各回1000円となります。


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2022年04月02日

氷川丸

3月11日のブログで内田百閨w蓬莱島余談』を取り上げて、

百閧ヘ大和丸、富士丸、八幡丸、新田丸、氷川丸などに乗っているが、どの船もその数年後には戦争で沈む運命にあった。

と書いたのだが、氷川丸は沈んでいなかった! 訂正します。

今日たまたま観たテレビ番組「知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜」に日本郵船が紹介されていて、氷川丸の姿も映されていたのだ。

氷川丸は戦前に日本で建造された貨客船として唯一今も残っていて、2016年には重要文化財に指定されたとのこと。現在は、横浜港で一般公開されている。

近くにある日本郵船歴史博物館とともに、一度訪れてみたい。

posted by 松村正直 at 23:06| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月25日

2泊3日

2泊3日の旅に出ます。

🚃:電車
🚄:新幹線
🚌:バス
🚡 :ロープウェイ
🚢:船

などなど。

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2022年03月10日

ちょっとした疑問

今朝の読売新聞(大阪本社版)の社会面に「ロシア人中傷 相次ぐ」「日本在住者「侵攻に心痛一緒」」という見出しの記事が載っている。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって、国内のロシア関係の店や在日ロシア人に対して中傷の電話やコメントが相次いでいるという内容だ。

被害を受けた関係者は「侵攻に心を痛めているのは、みんな一緒だ」と訴える。

と記者は書く。

中傷が悪いのは言うまでもない。中傷はダメと記事で呼び掛ける意義もよくわかる。けれども、それは「侵攻に心を痛めている」人に対してだけの話ではない。誰に対しても同じく良くないことだ。

この記事の書き方には、「侵攻に心を痛めている」ロシア人は許してあげようといったニュアンスを感じる。そうした姿勢は、取材を受ける人に同調を強いることにもつながっていく。仮にもし、侵攻に心を痛めていない人や侵攻を肯定する人がいたとしても、中傷が許されて良いわけではない。

自分たちと同じ考えかどうかを基準に論じる姿勢には常に危うさが付きまとう。それは、同じ考えでない人への中傷をむしろ助長することにもつながりかねない。

posted by 松村正直 at 09:30| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月07日

無料ダウンロードなど

ネットショップのBOOTHで、私の歌集・歌書を割引価格にて販売しております。
https://masanao-m.booth.pm/

また、無料でダウンロードできる文章もありますので、どうぞご利用ください。

「三分でわかる短歌史」
https://masanao-m.booth.pm/items/3015943
「十首でわかる短歌史」
https://masanao-m.booth.pm/items/3015959
「近代秀歌七十首」
https://masanao-m.booth.pm/items/3015967
エッセイ「岡山時代のこと」
https://masanao-m.booth.pm/items/2835460
エッセイ「歌集の売れ行きをめぐる個人的な感想」
https://masanao-m.booth.pm/items/3389261

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2022年03月04日

「夏の誌上短歌大会」作品募集

 2022_夏の誌上短歌大会.jpg


NHK学園主催の「夏の誌上短歌大会」は現在作品募集中です。
自由題と題詠「早」で締切は4月1日(消印有効)。
選者は、春日いずみ、栗木京子、黒瀬珂瀾、松村正直の4名。
ご応募お待ちしております。

https://www.n-gaku.jp/life/topics/6956
https://www.n-gaku.jp/images/sites/2/2022/01/natunosijyou-tanka-panf-web.pdf
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2022年02月25日

ドキュメンタリー「三十一文字を歌う」

27日まで開催中の2021年度立命館映像展オンラインで、GE Zhiwei(葛志偉)さん制作のドキュメンタリー「三十一文字を歌う」(70分51秒)が公開されています。

「壱」(0:00〜)「弐」(30:55〜)「参」(45:10〜)の三部構成で、それぞれ承香院さん(国風文化実践研究会)、堀田季何さん(俳人、歌人、詩人、翻訳家)、私が出演しています。

立命館映像展オンライン
http://www.ritsumei.ac.jp/cias/exhibition2022/#1
「三十一文字を歌う」
https://www.youtube.com/watch?v=w9fnOKeDZXw

和歌・短歌の世界の幅広さと奥深さが感じられる作品になっていますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。

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アメリカ、中国、ロシア

アメリカ、中国、ロシアが世界の大国であることは言うまでもない。いくつかのランキングを調べてみても、すべて世界の最上位に位置している。

国土面積 アメリカ(3)、中国(4)、ロシア(1)
人口   アメリカ(3)、中国(1)、ロシア(9)
GDP  アメリカ(1)、中国(2)、ロシア(11)
軍事費  アメリカ(1)、中国(2)、ロシア(4)
核兵器数 アメリカ(2)、中国(3)、ロシア(1)
原油生産 アメリカ(1)、中国(6)、ロシア(2)
天然ガス アメリカ(1)、中国(4)、ロシア(2)

この3つの国は、大国であるとともに日本にとっての隣国でもある。アメリカ海軍のペリー来航を機に動き出した日本の近代史も、これらの国々との戦争の歴史であったと言えるかもしれない。(肯定しているわけではありません、念のため)

日清戦争(1894‐95)
日露戦争(1904‐05)
シベリア出兵(1918‐22)
北樺太保障占領(1920‐25)
満州事変、満州国(1931‐45)
日中戦争(1937‐45)
太平洋戦争(1941‐45)
連合国軍による日本占領(1945‐52)
シベリア抑留(1945‐56)

これからも交流や友好、経済的な結び付きといった互恵関係を基本としつつ、外交や軍事も含めたパワーバランスの上で日本は舵取りをしていかざるを得ないのだと思う。

posted by 松村正直 at 07:35| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月21日

歌に流れる歳月

一人の歌人の歌を読み続けていると、歌の中に流れる歳月を感じる。最近、歌の良し悪しとは別にその歳月の重みに感じ入ることが多い。

ウォークラリー「武蔵野十里」は出発すひたぶるに動く足を集めて
小学校卒業記念に父と歩く四十キロはいかなる距離か
しみじみと武蔵野十里あるく日に志野は大きくなりてをりけり
      小池光『草の庭』(1995年)「武蔵野十里」
ウエディング・ドレスまとひて志野が来るこの現実をなんとおもはむ
癌を病む母にみせむと結婚式ひたいそぎたるふたりのこころ
武蔵野十里ともに歩きし日はきのふ小学六年の春休みなりき
      小池光『思川の岸辺』(2015年)「婚」

それぞれ1992年と2010年の歌である。小学6年生だった次女が、18年後には結婚式を挙げている。しかも、妻は癌を患っているという状況だ。45歳だった小池も63歳になっている。

一緒に「武蔵野十里」を歩いたのは「きのふ」のことのように思えるけれど、実際には18年もの歳月が過ぎている。そして、過ぎた時間は二度と戻ることはないのだ。

posted by 松村正直 at 08:39| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月20日

大正時代

講座「現代に生きる与謝野晶子」に関連して、大正時代についてあれこれ考えている。「大正デモクラシー」や「大正ロマン」という言葉もある通り、民主主義(民本主義)や護憲運動、普通選挙運動、都市文化、自由主義的な思潮が広がった時代。国際連盟の設立や軍縮などの世界的な動きもあった。

一方で、第一次世界大戦やシベリア出兵、関東大震災と朝鮮人虐殺、治安維持法の制定など、明治以降の強権的・帝国主義的な政治の流れも続いていた。

昭和に入って日本は、世界恐慌、満州事変、国際連盟脱退、そして第二次世界大戦へという歩みを進めることになるのだが、大正時代のどこに歴史の分岐点があったのだろうか。悲惨な戦争を経ることなく民主化が達成される道筋も、どこかに存在したのかもしれないという気がしてきた。

posted by 松村正直 at 09:01| Comment(4) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月11日

本代

詠みたい本が多くて次々に本を買っていると、あっと言う間に家中が本だらけになっていく。通称「本の部屋」だけでは収まりきれず、机の下や椅子の後ろ、畳の上にもどんどん本のタワーができていく。

一体、1年間でどれだけ本を買っているのかと計算してみたところ、2021年は計403,223円であった。年に40万円。月に3万円以上を本に費やしていることになる。なるほど、これではお金が溜まらないのも無理はない。

posted by 松村正直 at 21:19| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月04日

芥川龍之介の松江旅

1915(大正4)年、芥川龍之介は友人の実家がある松江を訪れる。
書簡に記されている松江までの旅の予定は以下の通り。

8月3日 15:20東京駅発
  4日 05:27京都駅着
     07:20京都駅発
     11:39城崎駅着(1泊)
  5日 09:08城崎駅発
     16:19松江駅着

丸2日掛かりの移動である。東京〜京都が14時間7分、京都〜城崎が4時間19分、城崎〜松江が7時間11分。乗車時間だけを合わせても、計25時間37分も掛かっている。

現在では、東京〜松江は新幹線と特急やくも(岡山経由)で6時間15分。距離の感覚がまったく違うことを実感する。

東京〜京都の比較をすると、現在は新幹線で約2時間15分。在来線ももちろんスピードアップしているのだが、在来線の時間短縮に比べて新幹線による時間短縮は桁違いだ。

posted by 松村正直 at 23:02| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月03日

芥川龍之介に御馳走した人

芥川龍之介の書簡を読んでいるのだが、いろいろと面白い。1915年8月、芥川は松江の友人宅から東京へ帰る途中に京都に寄っている。

京都では都ホテルの食堂で妙な紳士の御馳走になつた その人は御馳走をしてくれた上に朝飯のサンドウイツチと敷島迄贈つてくれた さうして画の話や文学の話を少しした わかれる時に名をきいたが始めは雲水だと云つて答へない やつとしまひに有合せの紙に北垣静処と書いてくれた「若い者はやつつけるがいゝ 頭でどこ迄もやつつけるがいゝ」と云つた 後で給仕長にきいたら男爵ださうである 四十に近いフロツクを着た背の高い男だつた

この時、芥川は23歳。東京帝国大学の学生である。ホテルで見知らぬ人に御馳走になるという、まるで映画みたいな出来事が起きている。これも時代なのだろうか。

調べてみると、北垣静処は日本画家で本名は確。京都府知事として琵琶湖疏水の建設に当たった北垣国道の長男であった。

posted by 松村正直 at 09:54| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月09日

アスファルト舗装の歌

  アスフアルト街
暮れてゆくアスフアルト道下駄に鳴らし鳴るをよろこび子らの遊べり
からころと踏めば鳴り出(づ)るアスフアルト道その音をよみ子ら声立てず
        宇都野研『木群』(昭和2年)

今ではアスファルト舗装なんて何の情緒もないけれど、当時は珍しかったから子どもが大喜びしている。

2首目の「音をよみ」がわかりにくかったのだけど、広辞苑で「よむ」を調べると1番目に「数をかぞえる」という意味が出てくる。大伴家持の〈春花のうつろふまでにあひ見ねば月日よみつつ妹待つらむそ〉(万葉集、巻17-3982)や「票をよむ」といった用例が挙がっている。「音をよみ」もその意味かな。

同じ歌集に、長い詞書の付いた舗装工事の歌もある。

  アスフアルト工事
 今年の夏わが病院の前に最新式のアスフアルト道作られぬ。道路をコンクリートに築きかため、その上に砂礫状の過熱せるアスフアルト混合物を敷き、蒸気ローラーにて挽固むるなり。月余に亘れる工事を見て

黒真砂(くろまさご)くゆりてけぶるアスフアルト一息(ひといき)に圧し潰しローラー廻る

「わが病院の前に最新式の」というあたりが、いかにも誇らしげだ。歌の方も機械文明の力を全面的に謳歌している。

posted by 松村正直 at 11:36| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月08日

2冊の本

ジャンルの違う2冊の本に同じようなことが書いてある。
そんな偶然が好きだ。

幹に摑まる力の尽きるときが死と知るはずもなく蟬らは鳴けり
手も足も律儀に揃へ仰向きて蟬が死ぬなり晩夏の庭に
           永田和宏『置行堀』
木につかまる力を失ったセミは地面に落ちる。飛ぶ力を失ったセミにできることは、ただ地面にひっくり返っていることだけだ。わずかに残っていた力もやがて失われ、つついても動かなくなる。
           稲垣栄洋『生き物の死にざま』

トランプの神経衰弱をしていて2枚のカードが揃う時の喜び、と言えば伝わるだろうか。

posted by 松村正直 at 21:50| Comment(1) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

屋根に雪の積もる元旦になりました。
今年の目標は、

・「啄木ごっこ」をひたすら書く
・「パンの耳」第5号、第6号を出す
・作品や評論の発表の場を設ける
・施設に入所中の母の面会に行く
・ひとり暮らしの父にも時々会いに行く
・第6歌集はどうしようかな

といったところでしょうか。
多くの方と会って、話して、考えを深めていければと思います。

今年もよろしくお願いします。

posted by 松村正直 at 08:44| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月26日

『踊り場からの眺め』について

いよいよ今年も残り少なくなってきました。

9月に刊行した『踊り場からの眺め 短歌時評集2011-2021』(六花書林)について、様々な場で取り上げていただいてます。

・後藤由紀恵「時評:時評の賞味期限」
        (まひる野 11月号)
・大松達知「短歌はいま:作歌深化させる批評の強さ」
        (共同通信配信 11月)
・酒井佐忠「詩歌の森へ:死生観の追求目立った1年」
        (毎日新聞 12月9日)
・大辻隆弘「回顧と展望:自閉状態を超えて」
        (角川短歌年鑑 令和4年版)
・藪内亮輔「短歌展望:もうポストニューウェーブはいらない/根強い生の実感/ポップな短歌に足りない部分」
        (現代詩手帖 12月号)

ありがとうございます!
まだまだ在庫はありますので、年末年始にぜひお読みください。

posted by 松村正直 at 23:58| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月16日

山梨へ

2泊3日で山梨(母のとこ)と神奈川(父のとこ)へ行ってきます。

80代の母や父にとっての1年は、私にとっての1年とはずいぶん違うのだと実感する日々です。

posted by 松村正直 at 06:00| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月10日

伏見の今と昔

1枚の絵葉書を手に入れた。


 P1090451.JPG

大正から昭和初期のもので、キャプションに「伏見桃山 御陵参道伏見大手筋」とある

目に付くのは道路を跨ぐ鉄道のガーター橋。「←奈良電車のりば」と書かれている。その下を見ると、奥に鳥居が立っているのが見える。

左手前には大きな建物がある。塔のような部分に「京阪自動車」とあり、「タクシー」「乗合自動車 六地蔵 木幡 黄檗 岡本 三室戸 宇治 方面行」「六地蔵 宇治 方面行 乗合」「御陵 乃木神社 参拝」といった看板が出ている。

右手には食堂などが並び、「うどん そば 寿し 丼 一式」「御手荷物預所」などの看板が見える。


 P1090433.JPG

同じ場所の現在の姿がこちら。

近鉄の「桃山御陵前」駅の近くである。かつての「奈良電気鉄道」は1963年に近鉄になったが、奥に見える御香宮の鳥居は今も同じ場所に立っている。「京阪自動車」の建物はなくなったが、店の前にこんな碑がある。


 P1090437.JPG

「京阪バス発祥之地」。


 P1090439.JPG

 京阪バス株式会社の前身桃山自動車株式会社は、大正11年7月20日中野種一郎を発起委員長とする発起人13名により資本金5万円でこの地に創立され、自動車11両を以てハイヤー営業を開始した。
 大正13年10月28日社名を京阪自動車株式会社に改め、同15年1月1日から京阪電車伏見桃山駅―桃山御陵下間0.8粁の乗合バス営業を開始した。昭和2年10月30日京阪電鉄は京阪自動車の全株式を取得、その後の京阪沿線のバス路線網拡充の基をなした。
 同47年4月1日創立50周年を期して社名を京阪バス株式会社に改めた。
          昭和六十二年五月   式地 晧

こんな身近な場所にも、長い歴史を感じることができる。絵葉書はおそらく1930年頃のものと思われるので、約90年の歳月が流れたことになる。

posted by 松村正直 at 19:33| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月29日

和語と漢語

『明治天皇御集』の明治37年のところには、日露戦争に関する歌が多く載っている。

つはもののかてもまぐさも運ぶらむ牛も軍の道につかへて
はりがねのたよりのみこそまたれけれ軍のにはを思ひやるにも
品川の沖にむかひていくさぶね進む波路を思ひやるかな

それぞれ「牛」「電信」「眺望」の題で詠まれた歌である。

和歌では基本的に漢語は使わず、和語を用いて歌を詠む。1首目の「つはもの」は「兵(へい)」、「かてもまぐさも」は「糧秣」のことだ。2首目の「軍(いくさ)のには」は「戦場」、3首目の「いくさぶね」は軍艦である。

中でも、2首目の「はりがねのたより」が面白い。近代以降の産物である「電信(telegraph)」には、該当する和語がない。そのため「はりがねのたより」(=電線による通信)と苦心して和語に〈翻訳〉しているのである。

文明開化以降の科学、文化、制度、組織を和語を用いてどのように詠めば良いのか。『開化新題歌集』などにも見られる苦労の跡が、こうした歌からも感じられる。

posted by 松村正直 at 22:32| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月28日

漢語と西洋語

わが足はかくこそ立てれ重力(ぢうりよく)のあらむかぎりを私(わたくし)しつつ
惑星は軌道を走る我(われ)生きてひとり欠し伸せんために

森鷗外はこんなふうに「重力」「惑星」といった言葉を歌に詠んでいる。(旧派)和歌は原則として和語だけを用いて詠むもので、漢語の使用は排除されていた。それが新派和歌(短歌)においては漢語も取り入れるようになった。

もともと「和歌」(日本の歌)というのは「漢詩」(中国のうた)に対する言葉である。けれども、和歌革新運動以降の「和歌」の対抗する相手は「漢詩」から「西洋詩」へと変った。

「漢語」と書くと中国を思い浮かべてしまいがちだが、「重力」も「惑星」も1800年頃に長崎のオランダ通詞によって造られた西洋語の翻訳語である。つまり、「重力」や「惑星」は見かけこそ漢語であるが、実質的には西洋語なのだ。

Wagnerはめでたき作者ささやきの人に聞えぬ曲を作りぬ

この歌では「Wagner」という西洋語をそのまま歌に取り入れている。現在では「ワーグナー」とカタカナで表記されることが多いが、いずれにせよ翻訳不可能な固有名詞なので西洋語をそのまま使うしかない。

おそらく、鷗外の意識においては「重力」「惑星」も「Wagner」も、同じ範疇の言葉だったのだろう。見た目では「漢字」と「アルファベット」という違いがあるけれど、どちらも西洋由来の言葉という点で共通している。

posted by 松村正直 at 10:01| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月17日

モルゲンシュテルン(その2)

森鷗外『沙羅の木』を見ると、翻訳詩はデーメルの8篇から始まって、次にモルゲンシュテルン1篇、そしてクラブント10篇が続く。

その選びや並べ方の意図について、鷗外自身が序文で述べている。

ドイツの抒情詩は、先づ方今第一流の詩人として推されてゐるデエメルの最近の詩集から可なりの数の作が取つてある。後には又殆ど無名の詩人たる青年大学々生の処女作がデエメルと略同じ数取つてある。

デーメルとクラブントの二人についてこのように記した後で、モルゲンシュテルンについては次のように書く。

そして其中間に、盲目に籤引きをしたやうに、さ程でもないモルゲンステルンの詩一篇が挟まれてゐる。ドイツ人が見たら、いよいよ驚くであらう。しかしデエメルたることを得ずして、僅に名を成してゐる詩人の幾百幾千は誰を以て代表させても好いかも知れない。偶モルゲンステルンが其代表者となつて出ても、忌避すべきではないかも知れない。

くじ引きで選んだように、凡庸な詩人の中から、たまたまモルゲンシュテルの1篇を選んでみたというわけだ。ちょっとモルゲンシュテルンが可哀そうになってくる。

もっとも、ここには鷗外一流の韜晦がある。本国のドイツ人も「驚くであらう」という選びには、鷗外の目利きとしての自信があったに違いない。

ユーモア、ナンセンス、風刺の詩人として今では多少知られているモルゲンシュテルン。当時のドイツでの評価はどうだったのだろう。

posted by 松村正直 at 07:13| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月16日

モルゲンシュテルン(その1)

坂井修一『森鷗外の百首』を読んでいたら、クリスティアン・モルゲンシュテルン(Christian Morgenstern、1871‐1914)の詩の翻訳が出てきた。

かかる珠いくつか吹きし。
かかる珠いくつか破(や)れし。
ただ一つ勇ましき珠
するすると木(こ)ぬれ離れて、
光りつつ風のまにまに
國原の上にただよふ。

「月出」(Mondaufgang)という詩の一部で、パンの神が吹いたシャボン玉の一つが空に昇って満月になったという内容だ。原詩は『In Phanta's Schloß』(1895)のもので、鷗外の詩歌集『沙羅の木』(1915)に収められている。

モルゲンシュテルン!

という驚きがあった。もう30年近く昔の話になるが、私が大学(ドイツ文学科)の卒業論文で取り上げたのが、このモルゲンシュテルンの『パルムシュトレーム』という詩集だった。

当時、モルゲンシュテルンの邦訳はほとんどなく、苦労して書いた覚えがある。今も、生野幸吉・檜山哲彦編『ドイツ名詩選』(岩波文庫、1993)や種村季弘訳『絞首台の歌』(書肆山田、2003)、池田香代子訳『モルゲンシュテルンのこどものうた』(BL出版、2012)があるくらいではないだろうか。

1篇だけとはいえ鷗外が訳していたことを、迂闊にも知らなかった。

posted by 松村正直 at 08:38| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月07日

ラインについて(その2)

そもそも、川下りが「ライン下り」と呼ばれるようになったのは、1913年に志賀重昂によって木曽川の風景がライン川に似ていると言われたことに始まる。それをもとに、木曽川は「日本ライン」と命名された。日本の風景をヨーロッパの風景に見立てるという点で、日本アルプスとも共通したものを感じる。

ドイツのライン川にはローレライの伝承で有名な舟下りのイメージがある。そのため木曽川の川下りが「ライン下り」と呼ばれるようになっただけでなく、全国各地の川下りが「ライン下り」を名乗るようになったわけだ。


P1090214.JPG

P1090218.JPG


今年の夏に天竜川で「天竜ライン下り」をした。天竜峡温泉から唐笠まで約50分の船旅である。運航会社のホームページのURLは
https://tenryuline.com/
本来はライン川の「Rhein」(ドイツ語)であったはずの「ライン」が、英語の「line」になっている。

こうした例は他にもたくさんあって、

「長瀞ラインくだり」 @nagatoro_line
「荒川ライン下り」  http://www.arakawa-line.co.jp/
「鬼怒川ライン下り」 https://linekudari.com/

など、いくつも見つけることができる。語源がライン川であったという意識は、今ではほとんど薄れているのだろう。

posted by 松村正直 at 11:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月06日

ラインについて(その1)

京都の宇治から宇治川・瀬田川に沿って滋賀県へ抜ける「滋賀県道・京都府道3号大津南郷宇治線」は、通称「宇治川ライン」と呼ばれている。

宇治川ライン=大津南郷宇治線なので、つい「ライン」=「線」かと思ってしまうのだが、実はそうではない。これはライン川の「ライン」である。

1926年から1975年まで、この宇治川峡谷には観光船が運航していて「宇治川ライン」と呼ばれていた。今は天ケ瀬ダムができて奇岩名勝の多くはダムに沈み、峡谷を通る観光船も廃止されている。

そして「宇治川ライン」という名前だけが、道路の名前として受け継がれているのだ。

宇治名勝御案内附宇治川ライン
(吉田初三郎式鳥瞰図データベース)
https://iiif.nichibun.ac.jp/YSD/detail/004816997.html

posted by 松村正直 at 19:42| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月03日

自然の中での遊び

最近読んだ2冊の本に、子ども時代の遊びについて同じようなことが書いてあるのが目に止まった。

戦後、宮崎の片田舎に引揚げてきた時、まだ少年だった私は近辺の川や山野をかけめぐり、ひねもす遊びほうけていた。だがその体験がどれだけその後の生に彩りを添え、豊かにしてくれたことか。自然との昵懇な歳月は人を豊かにするというが、最近になってあらためて遊びほうけていた日々が貴重な体験であったことをしみじみと感じている。
(志垣澄幸歌集『鳥語降る』あとがき)
私は(…)少年のころを思い出した。そのころの別府(帯広市:松村注)には天然の森があちらこちらにあった。川は曲がりくねっていた。私にとってその森や川は最も身近な遊び場であり、昆虫を捕ったり、魚を釣ったりして過ごしたものである。そうした日々は私の71年の歳月の中で、キラキラと星のように輝いている。
(時田則雄『樹のように石のようにU』)

70代、80代になっても、自然の中で遊んだ体験や記憶が、こんなふうに人生の大きな支えになっているのだ。

私にはそういう体験があるだろうかと考える。さらに、私の息子にはどうだろうかといったことも思う。

posted by 松村正直 at 08:24| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月30日

みんな若くして

最近このブログで取り上げている人って、
みんな若くして亡くなっているな。

・石川啄木  26歳
・小林多喜二 29歳
・佐藤泰志  41歳
・野呂邦暢  42歳
・土方歳三  34歳

posted by 松村正直 at 18:51| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月23日

今年の新刊

今年は2月に『駅へ』新装版(野兎舎)を刊行しました。もともと2001年に出た第1歌集なので20年ぶりの復刊となります。

また、9月には短歌時評集『踊り場からの眺め』(六花書林)を刊行しました。2011年〜2021年の10年間に新聞や短歌雑誌に書いてきた時評類をまとめたものです。

どちらも、まだまだ在庫がありますので、どうぞお読みください。

下記の版元やネット書店等でお買い求めになれます。また、松村宛にご連絡いただければ直接販売もいたします。

○『踊り場からの眺め』
六花書林
アマゾン

○『駅へ』新装版
野兎舎オンラインストア
アマゾンKindle版

また、葉ね文庫(大阪)など一部の書店でも販売しております。

posted by 松村正直 at 11:17| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月22日

『現代短歌分類辞典』

つばた英子・つばたしゅういち『ふたりからひとり』を読んでいて、驚いたことがある。

(英子)しゅうタンの父親は、近代の短歌を調べて全集を残した人ですけど、お金儲けとはまったく無縁な人でね、だからしゅうタンは、中学校も行けるかどうかわからない状況だったらしいの。

「近代の短歌を調べて全集を残した人」って誰のことだろう?と思って読み進めると、さらに、こんな箇所に出会う。

(しゅういち)僕の親父は晩年、いつもカードに歌を書いていました。明治、大正、昭和の時代の短歌分類辞典をつくるためで、六十万枚くらい、そのカードはあったと思います。そんな本をつくるために、既成の出版社からではなく、自分で調べて原稿をつくり、印刷も自分でやって本を出しました。

あっ、と思って調べると、津端亨編『現代短歌分類辞典』のことであった。新装版 61巻を含め、通巻219巻もの大著である。そんな本を手書きのカードで作成したって、一体どんな人だったんだろう。

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2021年10月15日

半田

神様は信じないけれど、偶然は信じることにしている。
本を読んでいると、全く関係ない別の本が偶然交差することがある。

最近読んだ『日本発酵紀行』は、初めに東海地方の醸造蔵を取り上げている。

東海エリアでは各蔵がそれぞれ古くからの製造設備を維持して、自社ですべての生産工程を担っている蔵が多い。味の自立性も高ければ、蔵の自立性もものすごく高い。

そして、ミツカンの話も出てくる。

現代における造酢の雄であるミツカンは、知多半島→江戸という東の廻船航路を制覇した。

このミツカンの本社があるのが愛知県半田市。
『ときをためる暮らし』『ふたりからひとり』の語り手、つばた英子さんはこの半田市の出身だ。

私が育った半田の実家は、一〇〇〇坪あまりの敷地に、酒蔵、精米、樽屋などの酒造りの工房があって、中庭を囲むように本宅が建てられていたの。二〇〇年以上続いた小さな造り酒屋でしたけれども、たくさんの人が働いていたんですよね。

まさに醸造蔵を構える家である。
さらに、最近興味を持っている『新版画作品集』の表紙。


 handa.jpg

これは、川瀬巴水の「尾州半田新川端」(昭和10年)という作品。
川沿いに木造の蔵が立ち並んでいるが、これは醸造関連のものだったわけだ。

こういう偶然は嬉しい。
半田・・・ぜひ、一度訪れてみようと思う。

posted by 松村正直 at 19:00| Comment(3) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする