2024年01月01日

歌集・歌書一覧

*この記事は常に一番上に表示されます。
 最新の記事は3つ下をご覧ください。

私がこれまでに出した歌集・歌書は以下の11冊です。

【歌集】
・『駅へ』(2001年、ながらみ書房)
・『駅へ』新装版(2021年、野兎舎)*在庫あり
   野兎舎オンラインストア
   アマゾンKindle版
・『やさしい鮫』(2006年、ながらみ書房)*在庫あり
・『午前3時を過ぎて』(2014年、六花書林)
・『風のおとうと』(2017年、六花書林)
・『紫のひと』(2019年、短歌研究社)*在庫あり

【歌書】
・『短歌は記憶する』(2010年、六花書林)*在庫あり
・『高安国世の手紙』(2013年、六花書林)
・『樺太を訪れた歌人たち』(2016年、ながらみ書房)*在庫あり
・『戦争の歌』(2018年、笠間書院)*在庫あり
・『踊り場からの眺め』(2021年、六花書林)*在庫あり

「在庫あり」のものは、送料無料・振込用紙同封でお送りします。
masanao-m☆m7.dion.ne.jp(☆を@に変えて下さい)

また、ネットショップのBOOTHでも販売しております。
どうぞお気軽にご利用ください。
masanao-m.booth.pm/

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2023年12月31日

2023年の活動記録

作品
 ・「ラーメンと白鳥」7首(「文藝春秋」4月号)
 ・「賢治に献ずる詩歌」1首(日本現代詩歌文学館)

連載
 ・啄木ごっこ(第51回)「スバル」創刊(「角川短歌」1月号)
 ・啄木ごっこ(第52回)朝日新聞入社と佐藤北江
                   (「角川短歌」2月号)
 ・啄木ごっこ(第53回)凌雲閣と塔下苑(「角川短歌」3月号)
 ・啄木ごっこ(第54回)私小説そしての「ローマ字日記」
                   (「角川短歌」4月号)
 ・ことば以上こころ未満(第1回)(「NHK短歌」4月号)

書評
 ・小池光歌集『サーベルと燕』評(「角川短歌」2月号)
 ・藤原龍一郎著『抒情が目にしみる』評(「歌壇」4月号)
 ・打矢京子歌集『冬芽』評(「現代短歌」5月号)

その他
 ・第10回現代短歌社賞選考座談会(「現代短歌」1月号)
 ・秀歌を読もう「小池光」(「短歌春秋」165号)
 ・徘徊する啄木(「横浜歌人会会報」第123号)
 ・石畑由紀子歌集『エゾシカ/ジビエ』栞
 ・アンケート「二〇二二年の収穫」(「ねむらない樹」vol.10)
 ・澄田広枝歌集『ゆふさり』栞

出演
 ・講座「多様化する短歌の「今」」(3月18日)

posted by 松村正直 at 22:59| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月30日

さいたさいた

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昨年、カルチャー講座の生徒さんからチューリップの球根を一袋(5個)いただいた。春になってベランダにきれいな花を咲かせている。


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富山県産のチューリップ。
このところ少し花の美しさがわかるようになってきた気がする。

posted by 松村正直 at 09:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月24日

結社をめぐって

結社に関する文章を2つ、BOOTHで公開しました。

2013年と2014年に書いたものなので少し古いですが、基本的な考えは変わりません。

・エッセイ「タテからヨコへ」
https://masanao-m.booth.pm/items/4639410
・評論「高齢社会と結社」
https://masanao-m.booth.pm/items/4639401

私は結社を退会しましたが、今でも結社が好きです。近代以降、結社というシステムの果たしてきた役割はとても大きかったと思いますし、今後も新たな可能性を持っていると考えています。

posted by 松村正直 at 13:37| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月23日

連想

短歌を読んでいると、別の歌や句が思い浮かぶことがある。
別に影響うんぬんではなく、「似ている」ことはそれだけで面白い。

入れものが無い両手で受ける
          尾崎方哉『大空』

手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角を曲りて帰る
          山崎方代『右左口』
新しきからだを欲しと思ひけり、
 手術の傷の
 痕を撫でつつ。
          石川啄木『悲しき玩具』

病むまへの身体が欲しい 雨あがりの土の匂ひしてゐた女のからだ
          河野裕子『母系』

posted by 松村正直 at 14:29| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月16日

近作2点

「文藝春秋」4月号に「ラーメンと白鳥」7首を発表しました。文藝春秋電子版で読むことができます。
https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h5674

また、日本現代詩歌文学館の「賢治に献ずる詩歌」にも短歌1首を寄せました。こちらも同館HPのウェブ展示室で読め、私の朗読を聞くこともできます。
https://www.shiikabun.jp/web_exhibition/1386.html

posted by 松村正直 at 07:05| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月12日

連作勉強会

フレンテ歌会の有志7名で、連作の勉強会。
12:30〜15:30、西宮市立中央公民館にて。

15首、30首、30首、50首、30首の連作について検討した。今回は勉強会ということで、作者にも「連作で表現したかったこと」「そのために工夫したこと、意識したこと」「連作のなかで特に自信のある歌」「自分で感じている問題点」を話してもらった。

作品から読み取れることと、作者の意図したことの間には、けっこうズレや距離があるのをあらためて感じた。そこに、連作の難しさも面白さもあるのだろう。連作の批評には、1首単位の歌会とはまた違った楽しさがある。

posted by 松村正直 at 21:48| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月06日

人麿の里全国万葉短歌大会

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「柿本人麿没後1300年祭記念事業 人麿の里全国万葉短歌大会」の選者を務めることになりました。ご応募をお待ちしております。

【日時】2023年8月27日(日)13:30〜
【場 所】島根県立文化芸術センターグラントワ(小ホール)
【主催】柿本人麿没後1300年祭実行委員会
【共催】石西歌人クラブ・島根県立万葉公園
 
・出詠要項
【一般部】
 賞:特選5首(大賞、市長賞、教育長賞ほか)
  大賞の副賞は萩・石見空港往復航空券
  入選18首(選者各6首)
 選者:秋葉四郎氏(「歩道」発行人)
    松村正直氏(現代歌人集会理事、「NHK短歌」元選者)
    寺井淳氏(県短歌連盟理事長、短歌誌「かりん」会員)
 出詠料:1,000円
    郵便小為替か現金書留にて作品とあわせて封書で送付

【ジュニアの部】(高校生までの方または18歳以下の方)
 賞:特選6首 賞状及び副賞
 選者:田村穂隆氏(「塔」所属、現代歌人集会賞受賞)
 出詠料:無料

【一般の部・ジュニアの部共有】
 自作未発表とし、自由題1人1首
 締め切り:令和5年6月9日(金)必着

・送付先及び問い合わせ先
 〒698-0041 
 島根県益田市高津四丁目25-13
 石西歌人クラブ事務局
 長谷川義剛(0856-22-7274)

詳しくは→人麿の里全国万葉大会
(投稿用紙もダウンロードできます)

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2023年03月03日

母、そして父

昨日は兄夫婦と一緒に、母が山梨から東京に転院するのに同行した。母と会うのは実に1年3か月ぶり。衰えは著しかったけれど、一緒に車に乗ったり話をしたりすることができて良かった。

夕方からは川崎に住む父を連れ出して、兄と三人で食事。ひとり暮らしを続けている父に、運動系のデイサービスに通うように勧めた。食欲も十分あり元気な様子なので、少し安心する。

幸いなことに、母の病院と父の住む家は比較的近い。コロナ禍も落ち着いてきたので、今後はもっと会う機会を増やしていきたい。

posted by 松村正直 at 21:32| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月17日

光熱費

光熱費の節約のために、この冬はまだ一度も暖房を使っていない。もう2月も半ばを過ぎたので、このまま使わずに済みそうだ。

寒い部屋で過ごしていると、何だか子どもの頃を思い出す。昔の家は今よりもずいぶん寒かったものだ。

光熱費の英訳を調べると energy bill (エネルギー代)という言い方があった。なるほど、光熱費よりも本質を突いている。

電気やガスを節約すると、生活スタイルも当然変わる。今まで贅沢過ぎたんだなと反省もする。

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2023年02月06日

「パンの耳」6号歌評会

昨日は13:30から神戸市東灘区文化センターにて、「パンの耳」6号の歌評会を行った。参加者19名。

大辻隆弘さんをゲストに招いて、15篇の連作すべてについて批評していただいた。歌作りに関する大事な話をたくさん聴くことができ、皆さん大きな刺激を受けたようだ。17:00終了。

その後、近くのイタリア料理・洋風居酒屋「アティック スタイル」を貸し切って懇親会。21:00過ぎまで短歌の話を楽しんだ。皆さん、お疲れさまでした。

posted by 松村正直 at 19:43| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月28日

ネットショップ BOOTH

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2021年2月にBOOTHにネットショップを開設してから約2年。
https://masanao-m.booth.pm/

書店に並ぶことの少ない歌集・歌書を、読者の皆さんにお届けするのにとても役立っている。これまでの売上の合計は約23万円。

よく売れているのは、『やさしい鮫』53冊、『紫のひと』31冊、『短歌は記憶する』28冊など。

また、無料でダウンロードできる作品や評論もありますので、どうぞお立ち寄りください。

posted by 松村正直 at 07:33| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月26日

桑原亮子さん

NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」の登場人物が短歌を詠むと話題になっている。詠むだけでなく短歌賞にも応募したりと本格的だ。

ドラマの脚本を担当している桑原亮子さんとは、かつて同じ塔短歌会に所属していて、全国大会や歌会でご一緒したことがある。

桑原さんは2010年に歌会始に入選しているし、「日々のクオリア」にも取り上げられている。
一首鑑賞 ≫ Archives ≫ 血は出口探して巡れるものならず夜の運河と遥か釣り合ふ (sunagoya.com)

2013年には歌壇賞の候補作になって、「火の夢」30首が誌面に掲載された。
「歌壇」2月号(松村) | 塔短歌会 (toutankakai.com)

その後、ラジオやテレビの脚本家として知られるようになり、今回の朝ドラへの抜擢となったのだ。
桑原亮子さん脚本のテレビドラマ | 塔短歌会 (toutankakai.com)

「舞いあがれ!」も好調なようで嬉しい限り。ますますのご活躍を!

posted by 松村正直 at 13:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月25日

雪の京都

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全国的に強い寒波が襲って、京都でも昨日の午後3時頃から夜にかけて雪が降り続いた。


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今朝は晴れ。関西のJRはまだほとんど止まっている。
気温は低いが日は射しているので、午後には雪も溶けていくだろう。

posted by 松村正直 at 09:49| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月23日

歌集・歌書の販売

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歌集・歌書を割引価格にて販売中です。
https://masanao-m.booth.pm/

・『やさしい鮫』(2006年)
・『風のおとうと』(2017年)
・『紫のひと』(2019年)

・『短歌は記憶する』(2010年)
・『樺太を訪れた歌人たち』(2016年)
・『戦争の歌』(2018年)

いずれも在庫の数に限りがありますので、どうぞお早めに。

posted by 松村正直 at 21:07| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月09日

新聞記事について

子どもの頃から新聞が好きで、今もよく読んでいる。でも、年々、記事の書き方に違和感を覚えることが増えてきた。

例えば、昨日の朝日新聞の社会面。介護施設の職員による高齢者虐待に関する記事が載っている。虐待事件が起きた後の施設の取り組みについての話である。施設長は入居者や職員から話を聞く。

今の配置基準では、夜間帯などに職員1人が入居者24人ほどを担当し、対応が追いつかないおそれがあることがわかった。

それを受けて、職員を増員してワンオペをやめるとか、配置基準の見直しを求めるといった話になるのかと思ったら、そうではない。

こうした状況下で、職員の怒りをコントロールするための外部講師による研修を導入した。居室に見回り用カメラを設置し、職員が効率的に介助に回れるようにすることも検討している。

えっ? そこっ?

もちろん、そうした取り組みも改善の一歩ではあるけれど、それで十分なはずがない。それなのに、本質的な問題に迫ることなく記事は終ってしまう。読み終えた後にモヤモヤした感じが残るばかりだ。

posted by 松村正直 at 22:55| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月07日

日々のクオリア

2009年から続いている砂子屋書房HPの一首鑑賞「日々のクオリア」。アーカイブには4000首以上の歌が収められている。
https://sunagoya.com/tanka/?cat=1

アーカイブは執筆者名や掲載年月ごとに分類されているのだけれど、本当は検索機能を付けてもらいたい。引用歌を歌人名で検索できるとありがたいのだけどな。

ちなみに、私の歌はこれまで15首引いていただいた。

春の海。誰も見てないテレビから切れ切れに笑い声は響けり
/『駅へ』/江戸雪(2009/04/04)
https://sunagoya.com/tanka/?p=480

いまだ日は長きに夏至の過ぎたるを繰り返し言う追われるごとく
/『やさしい鮫』/魚村晋太郎(2009/07/06)
https://sunagoya.com/tanka/?p=884

戦争をなくす呪文を口々に唱えて人のつらなりが進む
/『やさしい鮫』/大松達知(2010/03/06)
https://sunagoya.com/tanka/?p=2089

さらさらと真水のような飲み物を飲み終えて今日も齢を取らない
/『駅へ』/中津昌子(2010/07/23)
https://sunagoya.com/tanka/?p=2923

テーブルを挟んでふたり釣り糸を垂らす湖底は冷たいだろう
/『駅へ』/黒瀬珂瀾(2011/09/16)
https://sunagoya.com/tanka/?p=5892

手を出せば水の出てくる水道に僕らは何を失うだろう
/『駅へ』/吉野裕之(2013/08/21)
https://sunagoya.com/tanka/?p=10748

狂うことなくなりてより時計への愛着もまた薄れゆきしか
/『午前3時を過ぎて』/前田康子(2014/05/12)
https://sunagoya.com/tanka/?p=12272

新春の空の深さをはかるべく連なる凧を沈めてゆきぬ
/『午前3時を過ぎて』/三井修(2016/08/10)
https://sunagoya.com/tanka/?p=15114

「駄目なのよ経済力のない人と言われて財布を見ているようじゃ」
/『駅へ』/光森裕樹(2017/04/05)
https://sunagoya.com/tanka/?p=16587

古屋根に雨ふる駅の小暗さがのどもと深く入りくるなり
/『風のおとうと』/今井恵子(2017/09/14)
https://sunagoya.com/tanka/?p=17441

体調のすぐれぬ妻に付きまとい世話をしたがる息子を叱る
/『風のおとうと』/染野太朗(2018/02/10)
https://sunagoya.com/tanka/?p=18207

鉛筆のごとく心はとがりゆき朝の道路がまっすぐになる
/「うた新聞」2020年2月号/岩尾淳子(2020/02/17)
https://sunagoya.com/tanka/?p=22191

轟きをしばらく宙に残しつつこの世の淵へ降りてくる水
/『紫のひと』/久我田鶴子(2021/04/16)
https://sunagoya.com/tanka/?p=24620

「めし」とのみ書かれた店に入りゆく石仏めぐりの旅の終わりに
/『やさしい鮫』/山下翔(2022/03/29)
https://sunagoya.com/tanka/?p=27423

反り深き橋のゆうぐれ風景は使い込まれて美しくなる
/『やさしい鮫』/井上法子(2022/11/14)
https://sunagoya.com/tanka/?p=30211

posted by 松村正直 at 18:35| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、昨年11月より一人暮らしになりました。当面は京都のもとの家に暮らす予定です。短歌についてはこれまで通り取り組んでまいりますので、再出発を見守っていただけましたら幸いです。

posted by 松村正直 at 07:46| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月31日

2022年の活動記録

作品
 ・「ひがんばな」15首(「パンの耳」第5号)
 ・「子福桜まで」20首(「短歌研究」3月号)
 ・「ルーム」7首(「短歌研究」5月号)
 ・「海は見えない」10首(「ふらッと短歌」フリーペーパー)
 ・「「リアル(写実)のゆくえ」展」13首
                   (「短歌往来」9月号)
 ・「烏鷺の争い」15首(「パンの耳」第6号)
 ・「醤油差し」10首(「俳句四季」12月号)

連載
 ・啄木ごっこ(第39回)三回目の上京と「明星」の衰退
                   (「角川短歌」1月号)
 ・啄木ごっこ(第40回)観潮楼歌会(「角川短歌」2月号)
 ・啄木ごっこ(第41回)赤心館と金田一京助
                   (「角川短歌」3月号)
 ・啄木ごっこ(第42回)小説を書く日々(「角川短歌」4月号)
 ・啄木ごっこ(第43回)「散文詩」についてのノート
                   (「角川短歌」5月号)
 ・啄木ごっこ(第44回)「石破集」の世界
                   (「角川短歌」6月号)
 ・啄木ごっこ(第45回)問答短歌の系譜(「角川短歌」7月号)
 ・啄木ごっこ(第46回)自殺願望と「煩悶青年」
                   (「角川短歌」8月号)
 ・啄木ごっこ(第47回)菅原芳子への恋(「角川短歌」9月号)
 ・啄木ごっこ(第48回)蓋平館別荘から見える煙
                   (「角川短歌」10月号)
 ・啄木ごっこ(第49回)明治四十一年秋と「明星」終刊
                   (「角川短歌」11月号)
 ・啄木ごっこ(第50回)「鳥影」の新聞連載
                   (「角川短歌」12月号)
 ・近代人気歌人再発見「中村憲吉」@(「NHK短歌」7月号)
 ・近代人気歌人再発見「中村憲吉」A(「NHK短歌」8月号)
 ・近代人気歌人再発見「中村憲吉」B(「NHK短歌」9月号)

評論
 ・口語自由律と大正デモクラシー(「プチ★モンド」No.116)
 ・異民族への「興味・関心」と「蔑視・差別」―近代短歌に
   とってアイヌとは何だったか(「現代短歌」5月号)
 ・短歌でたどる鉄道の一五〇年(「短歌往来」8月号)
 ・手品のような言葉―岡部桂一郎没後十年
                   (「うた新聞」10月号)
書評
 ・高島裕歌集『盂蘭盆世界』評(「歌壇」3月号)
 ・西巻真歌集『ダスビダーニャ』評(「短歌往来」3月号)
 ・加藤孝男歌集『青き時雨のなかを』評(「短歌往来」7月号)
 ・上田清美歌集『喜望峰に立ちたし』評(「白珠」8月号)
 ・福島泰樹著『自伝風 私の短歌のつくり方』評
                 (「現代短歌新聞」8月号)
 ・岡井隆歌集『阿婆世』評(「短歌往来」11月号)
 ・畑中秀一歌集『靴紐の蝶』評(「現代短歌新聞」11月号)

その他
 ・第9回現代短歌社賞選考座談会(「現代短歌」1月号)
 ・アンケート「二〇二一年の収穫」(「ねむらない樹」vol.8)
 ・アンケート「文庫で読みたい歌集」(「短歌研究」3月号)
 ・秀歌を読もう「永井陽子」(「短歌春秋」162号)
 ・秀歌を読もう「石川啄木」(「短歌春秋」163号)
 ・秀歌を読もう「山崎聡子」(「短歌春秋」164号)
 ・25年前の出会い(「国際啄木学会会報」第40号)
 ・令和四年度「夏の誌上短歌大会」選評(入選作品集 6月15日)
 ・林宏匡『ニムオロのうた』解説(現代短歌社 第一歌集文庫)
 ・将来の読者のために(「六花」vol.7)
 ・五月の歌(「六花」vol.7)
 ・歌集歌書展望 2022年度4期(「短歌研究」12月号)
 ・現代短歌社賞過去5年を振り返る「異種格闘技戦」
                 (「現代短歌新聞」12月号)
 ・東郷悦子歌集『地図の断片』跋文
 ・『日本近代文学大事典』増補改訂デジタル版「近藤芳美」増補

出演
 ・NHK学園「令和4年度 夏の誌上短歌大会」選者
 ・NHK学園「くにたち短歌大会」選者
 ・第10回現代短歌社賞選考委員
 ・第24回「あなたを想う恋のうた」審査員
 ・講座「『石川啄木』こんな歌もあったの?」(1月23日)
 ・講座「文学者の短歌」(2月6日)
 ・講座「現代に生きる与謝野晶子」(2月19日)
 ・「伝わる批評とは何か 10年分の時評をまとめた歌人・
  松村正直さん」
(「朝日新聞」デジタル版 5月9日)
 ・「若い歌に息づく玉のようなもの」(「朝日新聞」5月11日)
 ・講座「アイヌと短歌」(5月22日)
 ・「ふらッと短歌」(5月28日)
 ・「“うまい・下手”だけじゃない 小説家たちの短歌」
           (「毎日新聞」地域版[大阪]6月15日)
 ・講演「読みつつ迷い、迷いつつ読む」(7月23日)
 ・オンラインイベント「軍医の見た戦争―米川稔の生涯」
                        (8月12日)
 ・講座「啄木日記から見た短歌」(8月27日)
 ・シンポジウム「大正デモクラシー期の文学と思想
             ―啄木・晶子・作造―」(10月16日)
 ・「くにたち短歌大会」オンライン選評座談会(10月20日)
 ・講座「永井陽子の奏でる言葉」(11月3日)
 ・講座「続・文学者の短歌」(12月3日)

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2022年12月21日

エムバペ

サッカーのワールドカップで活躍したフランスのエムバペ選手。ユニフォームには「MBAPPE」とある。実際の発音はどんな感じなのか知りたくて、いろいろと調べてみた。

https://www.youtube.com/watch?v=47fa_hXcpL0
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=30136

「エム(エン)」を1音で読む感じらしい。あと、同じ綴りでもフランス語では「エム(エン)」だけど、アフリカでは「ム(ン)」と読むようだ。

以前、エムボマというサッカー選手がいた。カメルーン代表としてだけでなく、日本のガンバ大阪でも活躍した人物で、彼もMBOMAという表記だった。実はエムバペの父もカメルーン出身で、しかも二人は同じドゥアラという都市の出身なのだった。

エムボマも2歳で家族とともにフランスに移住したそうで、カメルーン→フランスという移民の流れが見えてくる。

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2022年12月17日

近藤康太郎

近藤康太郎の書く文章が好きだ。

新聞社に勤めながら、農作業をして、狩猟をして、文筆活動をして、文章塾も開いている人物。

『アロハで猟師、はじめました』
https://matsutanka.seesaa.net/article/475827441.html
『おいしい資本主義』
https://matsutanka.seesaa.net/article/476124710.html
『三行で撃つ』
https://matsutanka.seesaa.net/article/486715542.html

現在は朝日新聞の天草支局長であり、不定期で「多事奏論」というコラムを書いている。今日の朝刊の文章から引く。

つまり、文章は〈交換〉なのだ。書き手と読み手が、文字という象徴(シンボル)体系を使って思想や感情を、手渡し、手渡され、発想を膨らます。ときに価値のある誤読までして、回す。だいたい、読者を想定しない文章なんて書けないものだ。

なるほど。これは、短歌や歌会にも当てはまることだと思う。
来春にはまた新刊が出るとのことなので、楽しみだ。

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2022年12月04日

現代歌人集会50周年記念大会

13:00からアークホテル京都で「現代歌人集会50周年記念大会」が行われた。本当は一昨年に行う予定だったのだが、コロナ禍で2年延期となり、今回ようやく開催の運びとなった。

第48回現代歌人集会賞は、竹中優子『輪をつくる』と田村穂隆『湖とファルセット』。おめでとうございます!

永田和宏の講演「あの時代の熱気〜現代歌人集会発足の頃〜」は、1970年〜80年代にかけての思い出を具体的な資料に基づいて語る内容で、知らない話がたくさん出てきて興味深く面白かった。

パネルディスカッション「現代短歌・西からの発信」(道券はな、藪内亮輔、鈴木晴香)は、ちょっと難しいテーマ設定であったけれど、三人の話をそれぞれ新鮮な気分で聴いた。

参加者は約100名。久しぶりに懇親会も開くことができ、多くの人と話もできて良かった。
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2022年12月02日

おめでとう

21歳の誕生日、おめでとう!

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2022年11月28日

BOOTH 無料公開の追加

下記の文章をBOOTHで無料公開しました。
https://masanao-m.booth.pm/

・エッセイ「光秀や義経のこと」「オセロと腕相撲」「風邪の匂い」
  *「母の友」2007年5〜7月号に連載した子育てエッセイ。

・平成歌壇10大ニュース「このゆるやかな曲がり角の先に」
  *「角川短歌年鑑」平成30年版に書いた文章。
   対象は平成16年から29年まで。

皆さん、どうぞダウンロードしてお読みください。
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2022年11月14日

三越のライオン像

『絵はがきの大日本帝国』に三越のライオン像の話が出ていた。

ちなみに今も三越本店の正面玄関前に座す二頭の獅子像のルーツを辿ると、百年以上も前の日露戦争に遡る。それはロンドンのトラファルガー広場に建つネルソン提督記念碑の獅子像(四頭)を模した特注品だ。日英同盟の影響も大きい。トラファルガー、ネルソン、東郷平八郎、日本海海戦の順に連想したと思われる。

ライオン像 | 日本橋三越本店 | 三越 店舗情報

三越のライオンに手を触れるひとりふたりさんにん、何の力だ
/荻原裕幸『永遠青天症』
三越のライオン見つけられなくて悲しいだった 悲しいだった
/平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』
三越のライオン像に銭(ぜに)あげて祈るひとあり東京暮色
/小池光『サーベルと燕』

ライオン像に触れたり、待ち合わせしたり、賽銭を上げたり。
さすが100年以上の歴史を誇るライオンだけのことはある。

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2022年11月03日

国策会社

このところ、戦前の日本の「国策会社」に興味が湧いてきた。植民地経営のために設けられた半官半民の組織で、代表的なものとして、

南満洲鉄道(満洲)
東洋拓殖(朝鮮)
台湾拓殖(台湾)
北支那開発(華北)
中支那開発(華中)
樺太開発(樺太)
南洋興発(南洋群島サイパン)
南洋拓殖(南洋群島パラオ)

などがある。こうした国策会社が植民地支配に果たした役割について、少し考えてみたい。

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2022年10月22日

歌集・歌書の販売

DSC00582.JPG


歌集・歌書を割引価格にて販売中です。
https://masanao-m.booth.pm/

・『やさしい鮫』(2006年)
・『風のおとうと』(2017年)
・『紫のひと』(2019年)

・『短歌は記憶する』(2010年)
・『樺太を訪れた歌人たち』(2016年)
・『戦争の歌』(2018年)

いずれも在庫の数に限りがありますので、どうぞお早めに。

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2022年10月21日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・11月3日(祝)講座「永井陽子の奏でる言葉」(京都)
 https://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_2-49709.html

・11月26日(土)中林祥江『草に追はれて』を読む会(和歌山)

・12月3日(土)講座「続・文学者の短歌」(大阪)
 https://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106

・12月4日(日)現代歌人集会50周年大会(京都)
 https://site-7297482-2187-9948.mystrikingly.com/#_4

・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/492669970.html

・2月5日(日)「パンの耳」第6号を読む会(神戸)
・2月12日(日)第5回別邸歌会(高槻)
・3月18日(土)講座「多様化する短歌の「今」」(くずは)
・4月22日(土)第6回別邸歌会(和歌山)

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2022年10月17日

現代歌人集会50周年大会

12月4日(日)にアークホテル京都で、現代歌人集会50周年大会が
開催されます。
 https://site-7297482-2187-9948.mystrikingly.com/#_4

講演:永田和宏氏「あの時代の熱気―現代歌人集会発足の頃」
基調講演:林和清理事長
パネルディスカッション:
 藪内亮輔氏、道券はな氏、進行・鈴木晴香理事
総合司会:魚村晋太郎理事

参加費:2000円
お申込み・お問合せ:永田淳(青磁社)
 TEL:075-705-2838 FAX:075-705-2839 info@seijisya.com

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2022年09月19日

白秋と南イタリア

昨日の読売新聞「よみほっと」で三浦三崎(神奈川県三浦市)が、北原白秋の「さながら南以太利の沿岸を思はせる景勝の土地である」という言葉とともに紹介されていた。
https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/20011/

この言葉は歌集『雲母集』(1915年)のあとがきに記されたもの。もう少し長く引用してみよう。

相州の三浦三崎は三浦半島の尖端に在つて、遥かに房州の館山をのぞみ、両々相対して、而も貴重なる東京湾口を扼してゐる、風光明媚の一漁村である。気候温和にして四時南風やはらかく而も海は恍惚として常によろめいてゐる、さながら南以太利の沿岸を思はせる景勝の土地である。

三浦三崎の風景が南イタリアに似ていると記すのだが、白秋は南イタリアに行ったことはない。樺太(1925年)や台湾(1934年)は訪れているが、意外なことに白秋は一度も外国には出掛けたことはない。

では、なぜ「南以太利」が出てくるのか。それは、おそらく白秋の愛読した森鷗外訳『即興詩人』(アンデルセン原作)によるのだろう。そこに描かれたナポリあたりの風景が、白秋の「南以太利」イメージのもとになっているのだ。

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2022年09月15日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/490888255.html

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
 https://bunfree.net/event/fukuoka08/
 *キャンセル

・11月3日(祝)講座「永井陽子の奏でる言葉」(京都)
 https://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_2-49709.html

・11月26日(土)中林祥江『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月4日(日)現代歌人集会秋季大会(京都)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

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2022年09月04日

『やさしい鮫』の在庫復活

DSC00475.JPG


第2歌集『やさしい鮫』(2006年、ながらみ書房)がしばらく在庫切れになっていましたが、版元に残っていた分が見つかって引き取りました。

定価2800円のところを1500円(送料込み)で販売中です。
https://masanao-m.booth.pm/

名前のみ読み上げられる祝電のしゅうぎいんぎいんさんぎいんぎいん
犠打という思想を深く刻まれてベンチに帰る少年のかお
「やさしい鮫」と「こわい鮫」とに区別して子の言うやさしい鮫とはイルカ

どうぞよろしくお願いします!

posted by 松村正直 at 17:47| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月26日

白内障の手術の歌

近年、白内障の手術を詠んだ歌をよく見るようになった。それだけ手術が手軽になり、多くの方が受けているということなのだろう。

いつ頃から、こうした手術は行われていたのかと思ったら、戦前の歌集に歌があった。前田夕暮『水源地帯』に収められている「手術」41首という大作で、昭和6年のものである。

  六月二十二日、帝大眼科にて左目白内障手術
ひいやりと硝子張の手術台に寝た時、私の病室で啼いてゐる螽斯(きりぎりす)を聞いた
顔にかけられた白布(しろぬの)――片眼だけ露出した自分の寝姿を考へる
手術室の突き出た窓から、いつぱいに這入る光を足の裏が感じてゐる
微かなメスの刄ざはりを感じて、眼球(めだま)がしいんとなる
切開された眼球が、とろりとして眼帯(がんたい)の下にある夜半!
両眼をかくされたまま、七日の昼と夜を仰向けに臥て、ぢつとしてゐよといふのだ
うす青い光が眼帯(がんたい)の上を這つてゐるので、私は朝を感じた。
うす赭い光が眼帯を透してくるので、私は、午後であることを知つた
隣の雑居室の大時計が、一時をうつたきり、いつまでたつても二時をうたぬ(夜)
水の音が足の方でちろちろしてゐる――朝の水音はうれしい
帰りしなに手を握つてくれた妻の手から、何か新しい妻を感じる
鉢植の芒の嫩葉(わかば)をさはらせて貰ひながら、眼がみえぬ者の喜びを初めて知る
  眼帯を除かれる朝
芒の嫩葉(わかば)に手をふれながら、眼があく午前のわくわくした気持だ
  青視症
タングステンのやうな青い光が、いきなり眼のなかにとび込んでくる、朝ばれ(眼帯をとる)
雨あがりの朝の青つぽい光が、視野いつぱいにはいつてきた驚き

まだまだ歌はあるのだが、引用はこれくらいにしておこう。

今と違って手術後1週間は眼帯をして入院生活を送らなければならなかったようだ。その分、感覚が敏感になって光を感じたり、聴覚や触覚の表現が増えたりしている。

この時代の夕暮は口語自由律。詞書や読点、ダッシュ、エクスクラメーションマークなどを使って、多彩なリズムで一首一首を詠んでいる。実におもしろい。

当時の手術は、濁った水晶体を取り除くだけしかできなかった。現在では眼内レンズ(人口水晶体)が用いられるが、その実用化は戦後になってからのこと。そのため、失った水晶体の分は眼鏡によって補正しなければならなかったらしい。

posted by 松村正直 at 14:53| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月15日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/490888255.html

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
 https://bunfree.net/event/fukuoka08/

・11月3日(祝)講座「永井陽子の奏でる言葉」(京都)
・11月26日(土)中林祥江『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

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2022年08月01日

『踊り場からの眺め』の書評など

昨年9月に刊行した『踊り場からの眺め 短歌時評2011‐2021』について、書評や時評などで数多く取り上げていただきました。ありがとうございます。拝読したものを下記にまとめておきます。

版元にも amazon にも私の手元にも、まだまだ在庫があります。
ぜひ、お読みください!

◎雑誌・新聞などに掲載されたもの

中沢直人「分断を超える批評の力」(現代短歌新聞 2021年11月号)
後藤由紀恵「時評の賞味期限」(まひる野 2021年11月号)
https://note.com/mahiruno_tanka/n/n78dc4917cc3a
大松達知「短歌はいま」(共同通信 2021年11月配信)
藪内亮輔「昏れてゆく短歌」(現代詩手帖 2021年12月号)
大辻隆弘「自閉状態を超えて」(角川短歌年鑑 2022年版)
大松達知「王様は裸だ」(短歌往来 2022年2月号)
岩崎佑太(コスモス 2022年3月号)
池永和子(プチ★モンド 2022年春号)
寺井龍哉「ここで評して。」(歌壇 2022年4月号)
鬼頭一枝(象 2022年4月号)
郡司和斗(かりん 2022年5月号)
山崎聡子「二元論ではない」(うた新聞 2022年5月号)
「朝日新聞」インタビュー(2022年5月11日掲載)
https://book.asahi.com/article/14619129
山川築(角川短歌 2022年8月号)

◎ネットに公開されたもの

恒成美代子「暦日夕焼け通信」(2021年9月16日)
http://rekijitsu.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-9e35d6.html
佐藤涼子(2021年9月19日)
https://note.com/midnightsunsong/n/n593211584f0d
竹内亮「二者択一論とバランス論」(2021年10月12日)
https://blog.goo.ne.jp/sikyakutammka/e/dc248ef8807ce67e068bc1edc5fb0427
斎藤美衣(2022年3月14日)
https://www.instagram.com/p/CbE-3V2ukuy/
千種創一「20年代を歩くために」(2022年7月24日)
https://note.com/chigusasoichi/n/n370fff5f74bf
みおうたかふみ「短歌を「読む」ということ」(2022年7月27日)
https://note.com/uwomi_mitomi7771/n/n077d804a1aaa

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2022年07月19日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)【満席です】

・ 8月12日(金)
  オンライン講座「軍医の見た戦争―歌人米川稔の生涯」
https://yatosha.stores.jp/items/62d7d504dbe7441ad67fb62b

・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487756746.html

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

posted by 松村正直 at 22:08| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月02日

危機の時代の歌ごころ

7月3日(日)からNHKラジオ第2放送で、今野寿美さんの講座「危機の時代の歌ごころ」(全13回)が始まる。「君死にたまふことなかれ」、戦争、災害、公害、ハンセン病、原発、沖縄の基地、ハラスメントなど、様々な社会問題を詠んだ詩歌が取り上げられるとのこと。

放送後2か月間は「らじる★らじる」で聴くことができるので、聴き逃しても安心だ。

https://www4.nhk.or.jp/kokorowoyomu/x/2022-07-03/06/69717/3641925/

テキストも充実していて、お買い得な内容となっている。
A5判192ページ、本体800円。

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000069110602022.html

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2022年07月01日

第24回「あなたを想う恋のうた」作品募集

yousi_kojin_2023.jpg


第24回「あなたを想う恋のうた」(福井県越前市)の作品募集が始まりました。今年も審査員を務めます。

締切は10月31日(月)。投稿は無料で、最優秀賞(1首)10万円、優秀賞(3首)3万円、秀逸(10首)1万円、佳作(15首)5千円、入選(30首)QUOカード3千円という豪華な賞が出ます。

ネットからの応募もできますので、皆さんぜひ作品をお送りください。お待ちしています!

https://www.manyounosato.com/

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2022年06月29日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487756746.html

・ 8月12日(金)戦争の歌に関する企画(オンライン)

・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)

・10月16日(日)国際啄木学会2022年度秋の大会(宮城)
「大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」
 https://takuboku.jp/seminar/452/

・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

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2022年06月13日

現代歌人集会春季大会 in 神戸

2207現代歌人集会春季大会チラシ.jpg


7月23日(土)に神戸で、現代歌人集会春季大会が開催されます。
大会テーマは「歌の読み方・読まれ方〜震災からコロナまで〜」。

・基調講演(林和清)
・講演(松村正直)
・パネルディスカッション(笹川諒、平岡直子、山下翔、江戸雪)

一昨年、昨年とコロナ禍で開催できず、3年ぶりの開催となります。
私も75分くらいの講演をしますので、皆さんぜひお越しください。

お申込み 永田淳理事(青磁社)
 TEL 075-705-2838 FAX 075-705-2839
 メール seijisya@osk3.3web.ne.jp

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2022年06月11日

今日の毎日新聞

毎日新聞朝刊の地域版(大阪)に、「“うまい・下手” だけじゃない 小説家たちの短歌」という記事を載せていただきました。2月に行った講座「文学者の短歌」の縁で、取材をしていただいたものです。

https://mainichi.jp/articles/20220611/ddl/k27/040/329000c

有料記事ですが、最初の方だけ読めます。

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2022年06月09日

歌集『駅へ』の書評、一首評など

私の第1歌集『駅へ』(2001年、ながらみ書房)、『駅へ』新装版(2021年、野兎舎)の書評や一首評のうち、ネットで読めるものをまとめました。多くの方に取り上げていただき、ありがとうございます。

『駅へ』新装版については、野兎舎オンラインストア、またはアマゾン(Kindle版)でご購入できます。引き続きよろしくお願いします。

○2003年7月第1週「松村正直 または、現代の一所不住の短歌は西へ東へ」(東郷雄二「橄欖追放」)
http://petalismos.net/tanka/tanka-backnumber/tanka10.html

○2004年12月11日「松村正直『駅へ』研究会の記録」(京大短歌会)
https://kyoudai-tanka.com/study/study_20041211.html

○2004-12-12「駅へ 松村正直歌集」(近藤かすみ「気まぐれ徒然かすみ草」)
https://blog.goo.ne.jp/casuminn/e/e4cbb41dde245aec4cb662c884695616

○2008-10-01「現代歌人ファイルその4・松村正直」(山田航「トナカイ語研究日誌」)
http://bokutachi.hatenadiary.jp/entry/20081001/1222862862

○2009/04/04「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(江戸雪)
春の海。誰も見てないテレビから切れ切れに笑い声は響けり
https://sunagoya.com/tanka/?p=480

○2010/07/23「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(中津昌子)
さらさらと真水のような飲み物を飲み終えて今日も齢を取らない
https://sunagoya.com/tanka/?p=2923

○2011/09/16「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(黒瀬珂瀾)
テーブルを挟んでふたり釣り糸を垂らす湖底は冷たいだろう
https://sunagoya.com/tanka/?p=5892

○2013/08/21「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(吉野裕之)
手を出せば水の出てくる水道に僕らは何を失うだろう
https://sunagoya.com/tanka/?p=10748

○2016.02.02「松村正直『駅へ』」(小田桐夕「波と手紙」)
https://odagiri-yu.hatenablog.jp/entry/2016/02/02/000128

○February14,2017「松村正直『駅へ』を読む」(大橋春人「うたぐらし」)
http://blog.livedoor.jp/utagurashi/archives/50656024.html

○2017/04/05「砂子屋書房HP 日々のクオリア」(光森裕樹)
「駄目なのよ経済力のない人と言われて財布を見ているようじゃ」
https://sunagoya.com/tanka/?p=16587

○2021/03/27「松村正直『駅へ』復刊記念トークイベント」
https://www.youtube.com/watch?v=E8QcAIAp6bU

○2021年4月1日「松村正直歌集『駅へ』新装版」(魚谷真梨子note)
https://note.com/mariko_uotani/n/n685b9b29fa5a

○2022年1月4日「一首評:松村正直「靴箱」より」(虫追篤note)
https://note.com/musouatsushi/n/n500f64e9468b

○2022年5月4日「【書評】『駅へ 新装版』松村正直歌集」(中井スピカnote)
https://note.com/nakaispica/n/n5a6106102127

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2022年06月04日

くにたち短歌大会

くにたち短歌大会.png


「NHK学園60周年記念 くにたち短歌大会」の選者を務めることになりました。現在、作品を募集中です。

https://www.n-gaku.jp/life/topics/7260

自由題と題詠「立」で締切は8月1日(月)消印有効です。WEBからも投稿できます。

募集要項(PDF)は→こちら

たくさんのご応募をお待ちしております!

posted by 松村正直 at 19:34| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月02日

呼び名

先日の「ふらッと短歌」で、歌の中の二人称をどのように表すかという話になった。「あなた」「君」「お前」など、日本語には二人称がたくさんあり、どれを使うかによって相手との関係性や歌の印象が違ってくる。

翌日、平塚市美術館の「リアルのゆくえ」展に行ったところ、安藤正子「オットの人」という作品があった。「夫」でも「オット」でもなく、「オットの人」。このような言い方でしか表せない距離感というものが、確かにある。ちなみに、英語の題は「He, my so called husband」。

短歌の問題は、短歌の中だけを見ていてもわからない。むしろこうした他のジャンルや社会全般の流れからヒントをもらうことが多い。

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2022年06月01日

BOOTHに商品を追加しました

ネットショップの「BOOTH」に新しい商品を追加3点しました。
https://masanao-m.booth.pm/

・「現代短歌」2022年5月号

「アイヌと短歌」の特集号で、私も長い論考を書いています。企画段階から関わった特集なので、多くの方にお読みいただけると嬉しいです。定価1000円のところ、500円(送料込み)で販売します!

・新作「海は見えない」10首(ダウンロード無料)
・「パンの耳」第5号チラシ(ダウンロード無料)

他にも、私の歌集・歌書・同人誌を取り揃えておりますので、ぜひ一度お立ち寄りください。無料でダウンロードできる作品や文章も多数載せてます。

posted by 松村正直 at 12:22| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月28日

週末

今日は東京で「ふらッと短歌」。
明日は神奈川に住む父を連れて美術館に行く予定。

天気は晴れのようで良かった。
だいぶ暑くなるみたいだけど。

posted by 松村正直 at 06:45| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月26日

「パンの耳」第5号を読む会

 パンの耳Dちらし.jpg


6月12日(日)に神戸市東灘区文化センターで、魚村晋太郎さんを招いて「「パンの耳D」を読む会」を行います。どなたでもご参加いただけますので、参加希望の方はご連絡ください。

同人誌「パンの耳D」も販売中です。
https://masanao-m.booth.pm/items/3605117

チラシはこちら→パンの耳Dちらし.pdf

posted by 松村正直 at 23:03| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月24日

「ふらッと短歌」について

「ふらッと短歌」チラシ新.jpg


5月28(土)に新宿で行う「ふらッと短歌」のことですが、川本千栄がケガによる入院のため参加できなくなりました。そこで、13:00〜14:00のトークは、山崎聡子さんと松村正直で行います。直前の急な変更となりますが、ご了承ください。

会場はJR新宿駅から徒歩9分の「中川ビル」3階の「ふれあい貸し会議室 新宿No18」です。

地図はこちら→https://goo.gl/maps/spvaeTHqiPN2

事前予約等は必要ありません。どうぞふらっとお立ち寄りください。入場は無料で、トークは各回1000円となります。

チラシはこちら→「ふらッと短歌」チラシ

posted by 松村正直 at 15:05| Comment(2) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月23日

今後の予定

下記のイベント、歌会、カルチャー講座に参加します。
多くの方々とお会いできますように!

・ 5月28日(土)ふらッと短歌(新宿)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488335773.html

・ 6月12日(日)「パンの耳」第5号を読む会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486965996.html

・ 6月26日(日)第1回別邸歌会(姫路)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/486730353.html

・ 7月23日(土)現代歌人集会春季大会(神戸)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/487835749.html

・ 8月 6日(土)第2回別邸歌会(京都)
・ 8月27日(土)講座「啄木日記から見た短歌」(くずは)
 https://matsutanka.seesaa.net/article/488270405.html

・10月2日(日)第3回別邸歌会(滋賀)
・10月16日(日)シンポジウム(宮城)
・10月23日(日)文学フリマ福岡
・11月26日(土)『草に追はれて』を読む会(和歌山)
・12月11日(日)第4回別邸歌会(橿原)

posted by 松村正直 at 12:13| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月11日

朝日新聞夕刊

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本日の朝日新聞夕刊の文化面に、インタビュー記事を載せていただきました。

デジタル版も公開されています。有料記事ですが分量は長いです。
https://www.asahi.com/articles/ASQ567W3RQ3VUCVL00T.html

『踊り場からの眺め 短歌時評集2011‐2021』は、版元の六花書林やamazonに在庫があります。
http://rikkasyorin.com/syuppan.html

私の手元にもありますので、ご連絡いただければ振込用紙同封・送料無料でお送りします。5月28日(土)の「ふらッと短歌」にも持って行きます!

posted by 松村正直 at 20:59| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする