2016年11月07日

第4回古今伝授の里・現代短歌フォーラム

昨日は岐阜県郡上市の古今伝授の里フィールドミュージアムで行われた現代短歌フォーラムを聴きに行った。敷地の周辺は紅葉が始まったところ。

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第1部は「小瀬歌論の魅力を語る」。

後藤すみ子、鈴木竹志、平井弘の3名が、小瀬洋喜の歌論や人柄についての話をした。小瀬さんについては岡井隆さんとの私性をめぐる議論くらいしか知らなかったのだが、岐阜の歌壇にとって非常に重要な方だったことがよくわかった。

現在、和歌文学館では「小瀬洋喜の歌論―短歌的な世界からの脱出と回帰」と題した展示も行われており、同人誌「斧」「核」をはじめ多数の貴重な資料が公開されている。

第2部はパネルディスカッション「今、短歌評論家のなすべきこと」。

佐佐木幸綱、小塩卓哉、川本千栄、山田航、寺井龍哉、鈴木竹志(司会)という現代短歌評論賞受賞者を中心とした顔ぶれ。鈴木さんの巧みなさばきと佐佐木さんの適切なアドバイスもあって、短い時間にもかかわらず良い議論であった。

平井さん、山田さん、寺井さんとは初対面。
懇親会ではいろいろと話ができて楽しい一日だった。

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2016年10月05日

赤沢宿 (その2)


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今も唯一営業を続けている「江戸屋」。
「大阪屋」と双璧をなす大きさである。


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ふたたび牧水の歌碑。
「朴の木と先におもひし近づきて霧走るなかに見る橡若葉」


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喫茶・休憩所となっている「清水家」。
自家製ウメジュース300円をいただく。


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清水家の2階から見下ろした風景。
紅葉の季節にはまた一段と素晴らしい眺めになるとのこと。

交通が不便なためか、赤沢宿に観光客はほとんどいない。
のんびりと山の空気を吸いに来るにはおススメです!


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2016年10月04日

赤沢宿 (その1)

身延町の隣りの早川町に「赤沢宿」という集落がある。

ここはかつて、身延山から七面山へと参拝する人々が泊まる宿場として賑わった場所である。

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標高500メートルから600メートルにかけての斜面に40軒ほどの家がある。石畳の道や参拝者の泊まった宿などが残っており、重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている。


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かつての宿の一つ「大阪屋」。
参拝登山をする人々はこうした宿に泊まったのである。


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軒下には全国各地から訪れる講(参拝のグループ)が定宿にした証の「講中札」(板マネギ)がたくさん掛かっている。


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牧水の歌碑。
「花ちさき山あぢさゐの濃き藍のいろぞ澄みたり木の蔭に咲きて」


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2016年10月03日

母の家

3泊4日(車中1泊)で山梨県身延町の母の家へ行ってきた。
2年前に連れ合いを亡くして、今はひとり暮らしをしている。

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とりあえず元気そうだったので、ひと安心。
近所の方々に何かとお世話になりながら、楽しく過ごしているようだ。


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庭からの眺め。
身延山が雲に隠れている。


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庭に咲く曼珠沙華。
秋に来たのは初めてかもしれない。

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2016年09月30日

富士山駅

富士急行の富士吉田駅は、今では富士山駅という名前になっているらしい。今夜、その「富士山駅」行きの夜行バスで京都を発って、3日ほど留守にします。

天気は雨だな。


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2016年09月05日

岡山へ

藪田智子さんをしのぶ会&岡山歌会に参加するため、岡山へ。
会場は岡山市民会館。

会は11:00からなので、その前に近くの岡山城に行く。

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烏城(うじょう)という別名もあるように、黒漆塗りの外観が特徴的だ。この角度から見ると実にかっこいい。

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正面にまわると、やや鈍重な感じがしないでもない。

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天守閣から見た景色。
旭川を挟んで向こうに後楽園が見える。

岡山は22歳から23歳にかけて住んだことのある町。
旭川の川岸や城下の地下広場のベンチで、よく本を読んでいた。

そんな懐かしい記憶が溢れるように思い浮かんで、胸が苦しくなる。

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2016年08月11日

和中庵(その2)


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前回と同じ渡り廊下から見た奥座敷(客殿)。
こちらは純和風建築である。
傾斜地なので、洋館の2階と奥座敷の1階が同じ高さとなっている。

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奥座敷は三間続きの大広間がメインだが、印象的だったのはこの書斎。こんなところで景色を眺めながら書いていたら、原稿もはかどるだろう。

和中庵の後は清水三年坂美術館へ。
幕末・明治期の七宝、金工、蒔絵などを展示している。

一番良かったのは、安藤緑山という人の象牙彫刻。

「竹の子と梅」「柿」「パイナップルとバナナ」など、まるで本物のような色と質感を表現している。手間をかけ技巧をこらしてここまで本物そっくりにするんだったら、いっそ本物を置いといたほうが楽だろうと思うくらい。

この常軌を逸したような熱意は一体何なんだろう。

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帰りに見かけた八坂の塔。
狭い通りを歩いていると思わぬ角度で現れるのがいい。

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2016年08月10日

和中庵(その1)

現在、特別公開中の和中庵(わちゅうあん)を見に行く。
場所は左京区鹿ケ谷。
哲学の道から少し山側に入った所にある。

近江商人の藤井彦四郎の邸宅として、昭和初期に建てられたもので、現在はノートルダム女学院中学高等学校の所有となっている。

主屋は取り壊されて現存しないが、スパニッシュ様式の洋館、入母屋造りの奥座敷、蔵、茶室が残っている。このうち、今回公開されたのは洋館と奥座敷の2つ。

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洋館の外観。青空と山の緑に映えて美しい。
かつては写真手前に主屋があり、洋館と渡り廊下でつながっていたとのこと。

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1階の応接室。
窓から入る日差しが明るい。

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2階へ上る階段の踊り場。
窓のデザインや装飾などがおしゃれである。

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洋館の2階から、山側に立つ奥座敷の1階へと渡り廊下がつながっている。山の傾斜を巧みに利用して建物を配置し、庭や川が作られているのだ。これは、渡り廊下から見た洋館の姿。この廊下の下は谷になっていて、かつては水が流れていたようである。

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2016年07月20日

一畑薬師 (その2)

ひたすら、ひたすら、
ひたすら石段を登り続ける。

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ようやく山門が見えてきた。
狛犬がいい味を出している。


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ついに本堂に到着。標高200メートル。
境内からは遠く宍道湖が見える。
風が吹き抜けて、別世界のような涼しさだ。

ここは「目のお薬師さん」として有名なお寺で、熱心な信者がたくさんいるらしい。吊るされた絵馬にも「め」と大きく印刷されている。


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現在、「八万四千仏ご奉納」を受付中とのことで、ずらーーーーっと仏さんが並んでいる。冥加料は1体5万円。思わず5万×8万4千の計算をしてしまった。

・・・罰当たり。


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2016年07月19日

一畑薬師 (その1)

5年前に島根を旅行した時に、宍道湖の北岸に沿って走る一畑電車に乗った。途中「一畑口」という駅があり、平地なのにスイッチバックする。

不思議に思って調べてみると、かつては「人」字型の線路の北に向って伸びる路線があり、一畑薬師の麓まで続いていたことがわかった。

一畑電車はその名の通り、元は一畑薬師への参詣路線であったのだ。

昨日、現代歌人集会春季大会のあと松江に泊まったので、今日はついでに一畑薬師へ行ってみることにした。まず「松江しんじ湖温泉」駅から「一畑口」駅まで電車に乗る。


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「一畑口」駅の北側の風景。
この錆びた線路が、かつては一畑薬師の麓まで続いていたわけだ。


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「一畑口」駅では目玉おやじがお出迎え。
左手は一畑薬師の方角を指している。

駅から北へ約4キロの道のりをたどっていくと、一畑薬師の麓に着く。
そこから本堂までは、約1300段の石段が続いている。


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石段のスタート地点に立つ目玉おやじ。
けっこうな山登りである。


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石段はすり減って、ところどころスロープのようになっている。
途中には人家もあり、草取りをしているおばさんに挨拶した。

まだ本堂に着かない・・・暑い・・・疲れた・・・

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2016年05月11日

まいまい京都ツアー(その2)

続いてウェスティン都ホテル京都へ。
蹴上浄水場と都ホテルは、実は敷地が隣り合わせになっているのですね。


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1960年竣工の新本館(村野藤吾設計)からの素晴らしい眺め。
この眺めを味わうために建てられたホテルと言っていいだろう。


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外からは見えないような屋根の部分にも凝った意匠が施されている。


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新本館の外壁に埋め込まれたガラスモザイクの鳳凰。
何かの記念に作られたものだろうか。

数寄屋造の名建築「佳水園」は今回は入口から覗くだけだったので、一度機会があれば泊りに行ってみたい。高いだろうなあ。


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2016年05月10日

まいまい京都ツアー(その1)

先週の土曜日に、まいまい京都主催のツアー「建築史研究家と、ウェスティン都ホテルと蹴上浄水場を探検しよう〜戦後モダニズム建築・西の二大巨匠、村野藤吾と増田友也の世界〜」に参加してきた。

まずは蹴上浄水場へ。
ここはツツジが有名で、ゴールデンウィークの間は一般公開されている。

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昭和37竣工の本館。
増田友也設計の鉄筋コンクリート造3階建。
南北の長さは約120メートルもある。


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こちらは明治45年建設当時の外観を残す第1高区配水池の煉瓦建築。
ヨーロッパの古い城のような姿をしている。
現代の日本なら、ロールプレイングゲームの世界とでも言ったらいいか。


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赤黒い煉瓦の隙間から草が生えていて、色彩のコントラストが美しい。
天空の城ラピュタの世界。


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実はこの配水池は現在大規模な改良工事を行っている。
それに伴って、この建物も曳家工法によって20メートルほど移動させてある。地上から浮いた(?)状態で仮置きされているわけだ。

工事が終ったら、また元の場所に戻すらしい。
建築物を保存するというのは、実に大変なことなのだと感じた。

50年前、100年前の建物がそれぞれ残っているというのは、それが建築的に優れているだけでなく、人々から愛され、大切に使われてきた証なのだろう。芸術品とは違って建築は、建てられた時がゴールではなく、そこがスタートなのだ。

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2016年04月25日

1泊2日

昨日、今日と1泊2日で東京へ行ってきた。

昨日は朝8時に衆議院「京都3区」の補欠選挙の投票へ。
投票率は30.12%と過去最低だったとのこと。
確かに終始盛り上がらない選挙戦であった。

その後、新幹線に乗って、午後1時から藤沢で行われる「塔」湘南歌会へ。
参加者12名。
一人2首、計24首の歌をじっくりと読み合う。
初めて会う人も多く楽しい歌会であった。

午後5時に終了。
近くの中華料理店「バーミヤン」で食事&飲み会。
途中で失礼して、小田急線で新百合ヶ丘へ行く。
7時半から駅近くの「一汁五菜」という店で、父親と兄夫婦と4名で食事。
父親と会うのは1年半ぶり。

夜は父親のところに泊めてもらう。

今日は朝8時に小田急線に乗って新宿へ。
小田急線はやはり懐かしい。
満員電車に乗るのも久しぶりだ。

10時から出版社と打ち合わせ。
その後、調べもののために靖国神社にちょっと寄って、京都へ帰ってきた。

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2016年04月20日

4月の身延町

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山梨県身延町は新緑の美しい季節になっていた。
思ったより暖かい。

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母の家に飼われている鶏のオス。
他にもメスが十羽ほど。

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身延線の車窓から見た夕方の富士山。
次に来る時は日帰りではなく、ゆっくりしよう。

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2016年01月26日

鯖江・武生(その4)

武生の町は駅の西側に大きく広がっている。
せっかくだから反対の東側にも行ってみる。

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雪景色の日野川と遠くに見える日野山(越前富士)。
大きな川が流れている町というのはいいものだ。

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駅の東西をつなぐ地下道。
「一般歩行者用」「老人用」という区分が珍しい。
老人用の方は傾斜が緩やかになっていた。

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武生駅前の「大江戸本店」で食べたボルガライス(900円)。
同じボルガライスでも店によって随分と見た目や味は違うようだ。

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2016年01月25日

鯖江・武生(その3)

かつての武生(たけふ)市は、2005年に今立町と合併して現在は越前町となっている。今回、武生に来るまで知らなかった。

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武生駅から西に歩いてすぐ、越前市役所前に立つ「越府城(越前府中城)址」の碑。前田利家が建てた城だが何も残ってはいない。

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駅前の通りの突き当たりにある「ヨコガワ分店」で食べたボルガライス(930円)。
武生のB級グルメで、オムライスの上にトンカツをのせてソースをかけたもの。

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いわさきちひろの生まれた家。

教員であった母の赴任先が武生だった関係で、大正7年にここで生まれたそうだ。受付の方が展示品について丁寧に説明して下さった。

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2016年01月16日

明石(その2)

天文科学館から道を南へ下って行くと、源平の合戦ゆかりの場所がある。
馬塚(平経正の馬が葬られたところ)、両馬川(平忠度と岡部忠澄が戦ったところ)の石碑を過ぎる。

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これは、忠度の右腕を埋めたと伝えられる腕塚神社。
近くには忠度の亡骸を埋葬した忠度塚もある。

何か食べようと思って、駅の南側にある魚の棚(うおんたな)商店街へ。
アーケードの天井から色とりどりの大漁旗が垂れ下がり、地元の方や観光客で賑わっている。魚屋さんが多い。

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せっかくなので明石名物の玉子焼(明石焼)をいただく。
出汁につけて食べるとろとろのたこ焼きだ。
年季の入った木の板に載せられていて、実においしい。

少し歩いてみただけでも、古代から中世、現代に至るまで、歴史を感じさせるスポットに次々と出会う。海と山に挟まれて町の輪郭もはっきりしていて気持ちいい。

こんな町に住んだら、きっと楽しいだろうな。

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2016年01月15日

明石(その1)

調べものがあって、兵庫県立図書館へ。
神戸にあるのかと思ったらそうではなく、明石にある。

駅から見える明石城の跡地に、野球場や球技場などがあり、さらに兵庫県立図書館と明石市立図書館が向かい合って立っている。

1時間ほど調べものをして、収穫あり。
考えていた通りのものが見つかって嬉しい。遠征してきた甲斐があった。

その後、天気も良いのでぶらぶらと街歩きをする。

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柿本人麻呂を祀った柿本神社(人丸神社)。
歌がうまくなりますようにと祈る。

神社は人丸山という小高い場所にあって、門前からは瀬戸内海を行き交う船と明石大橋を見渡すことができる。まさに、

ほのぼのと明石の浦のあさ霧に島がくれゆく舟をしぞ思ふ
          (古今和歌集・よみ人知らず)

という光景だ。

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近くには東経135度の日本標準時子午線の標識が立っている。
そのすぐ下が明石市立天文科学館。

少し南へ歩いて行くと「天文町」という地名表示を見かける。
そう言えば、明石は稲垣足穂が子ども時代を過ごした町でもあった。

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2015年12月09日

江戸東京たてもの園

佐藤佐太郎短歌賞と現代短歌社賞の授賞式に参加した翌日、朝9:30に小金井公園にある「江戸東京たてもの園」へ行ってきた。以前から一度訪れてみたいと思っていた場所である。

小金井公園には学生時代にアーチェリーの練習で何度か来たことがある。もっとも、江戸東京たてもの園は1993年の開園なので、その頃にはまだ存在していなかった。

約7ヘクタールの敷地は「東ゾーン」「センターゾーン」「西ゾーン」に分かれ、計30の建物が移築・復元されている。建物だけでなく、都電やボンネットバス、消防署の望楼、郵便ポストなどもあって、愛知県の明治村のミニ版といった感じ。

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デ・ラランデ邸(ドイツ人建築家ゲオルゲ・デ・ラランデの洋館。1910年頃)

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前川國男邸(モダニズム建築で知られる前川國男の自邸。1942年)

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鍵屋(台東区下谷の言問通りにあった居酒屋。1856年)

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高橋是清邸(1902年)の2階からの眺め。紅葉がきれい。

職員やボランティアの方が丁寧に案内や掃除をして下さり、気持ちの良い空間が保たれている。違う季節にまた訪れてみたい。

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2015年10月04日

熊本へ

週末は1泊2日で熊本へ。
熊本市内を訪れるのは十数年ぶりのこと。

3日(土)は少し早く着いたので、熊本城を見に行く。

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天気が良くて10月とは思えない暖かさ。
外国人の観光客も多く、非常に賑わっている。

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天守閣からの眺め。

13:00から、熊日生涯学習プラザで「塔」の熊本歌会。参加者14名。
よく知っている方も初めてお会いする方もいて、楽しい歌会だった。

その後、老舗の中華レストラン「紅蘭亭」で懇親会。
熊本名物の太平燕(たいぴーえん、春雨を使った麺料理)もいただく。

4日(日)は、江津湖の湖畔を散策して、その後、夏目漱石内坪井旧居を見学。
お昼に山水亭で熊本ラーメンを食べて、帰って来た。
新幹線に乗ると熊本から新大阪まで3時間弱。かなり近い。

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2015年08月23日

鹿児島

鹿児島に1泊して帰ってきました。
桜島も台風も何とか無事で、実に楽しい2日間でした。

せっかく鹿児島まで行ったのに、観光もせず写真も撮らず、もったいないなあと思いますが、明日は京都で「塔」の割付・再校作業があります。息子の中学校も始まるので、夏休み気分も終わりです。


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2015年07月24日

長崎へ(その3)

翌21日は、世界文化遺産への登録が決まった軍艦島(端島)へ。
10:30出発のツアーの船で長崎港を出港する。
湾を出ると、外海はけっこう波が高い。

軍艦島の全景

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そして近景

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その後、何とか島に接岸したものの、うねりが高くタラップをかけるのは無理とのこと。残念ながら上陸は中止になった。

上陸予定地点

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まあ、この波では仕方がない。

年間出航率90%、上陸率99%を誇るツアーであったが、出航して上陸できない1%に当ってしまったわけだ。それも良い経験である。

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2015年07月23日

長崎へ(その2)

大会の会場で随分と久しぶりの方と再会した。

以前、宮崎で行われた「九州青年歌人フェスティバル」というシンポジウムで一緒にパネラーをした方である。調べてみると、2001年3月10日のことなので、もう14年も前になる。

そのシンポジウムは3部構成で、第1部は伊藤一彦さんの講演。第2部はパネル討議Part1「現代短歌の最前線」。パネラーは、桜川冴子、藤野早苗、古島信子、ひぐらしひなつ、山本寿昭。

そして、第3部が私も参加したパネル討議Part2「なぜ表現するのか―私と短歌―」。パネラーは、外前田孝、松村正直、佐々木緑、森山良太、吉本万登賀、古川由紀、伊藤一彦。

当時、大分に住んでいた私も、伊藤一彦さんに声を掛けていただいたのだった。
なんとも懐かしい。

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2015年07月22日

長崎へ(その1)

20日(月)は、現代歌人集会春季大会のために長崎へ。
テーマは「竹山広―戦後七十年」。
160名くらいの方が集まって、内容的にも非常に濃い4時間であった。

水のへに到り得し手をうち重ねいづれが先に死にし母と子 『とこしへの川』
涙すすりて黙禱に入る遺族らを待ち構へゐしものらは撮りぬ
人に語ることならねども混葬の火中にひらきゆきしてのひら
戦争をにくしむわれら戦争をたたへしごとくには激しえず 『葉桜の丘』
おそろしきことぞ思ほゆ原爆ののちなほわれに戦意ありにき 『残響』
一分ときめてぬか俯す黙禱の「終り」といへばみな終るなり 『千日千夜』

一番印象に残ったのは、パネリストの馬場昭徳さんが壇上で竹山広の歌を何首もすらすらと暗誦したこと。懇親会の時にお聞きしたら600首は覚えているそうで、「少なくとも300首は覚えていなくちゃ、師事なんて言えないよ」とおっしゃる。

300首か・・・。
その数に驚きつつも、本当にその通りだよなと思う。

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2015年07月02日

司馬遼太郎記念館

時間があったので、東大阪市にある司馬遼太記念館へ。
近鉄奈良線の「八戸ノ里」(やえのさと)駅から徒歩8分。

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正門から入って庭を抜けていくと、自宅の書斎が見える。
明るくて気持ちよさそうな部屋だ。

その隣りに、安藤忠雄設計のオシャレな記念館がある。
高さ11メートルの壁面がすべて書棚になっていて、約2万冊の蔵書が展示されている。その量にまず圧倒されるが、自宅には約6万冊の蔵書があったそうだから、これでも一部ということだ。

平日の昼間ということもあって入場者は10名程度だったが、スタッフやボランティアの方が8名くらいいらして、いろいろと案内してくださった。

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2015年06月08日

昨日は「塔」の三重歌会へ行ってきた。
少し早く着いたので、駅の西口にある津偕楽公園へ。
公園の近くにD51が保存されている。

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D51型499号。

昭和16年の製造で昭和48年まで関西線や参宮線を走った車両とのこと。計算してみると、現役で走っていた期間(32年間)よりも、もうここで保存されている期間(42年間)の方がずっと長いのだ。D51は全部で1184両が製造され、現在も全国で170両以上が保存されているらしい。

津は鰻が有名だと聞いたので、お昼は鰻丼をいただく。
鰻を食べるのはいつ以来だろうか。

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2015年06月03日

栗原邸

この前の日曜日、京都市山科区にある栗原邸(旧鶴巻邸)が一般公開されるというので、見学に行ってきた。場所は地下鉄「御陵」駅から北へ歩いて10分ほど。近くには琵琶湖疎水が流れている。

栗原邸は本野精吾(もとの・せいご)が設計し、昭和4年に竣工したモダニズム建築。数年前から修復を続けていて、今年は4日間限定の公開であった。

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玄関部分。丸い柱が何ともオシャレである。

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階段部分。建物は3階建で、全部で10室くらいある。

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玄関の上にあるサンルーム。ガラス窓の外の緑が美しい。

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北側から見た建物の全景。

建物を一通り見た後で、ギャラリートーク(約1時間)を聴いた。笠原一人氏は建築家・本野精吾についての話、玉田浩之氏は占領軍による接収住宅と栗原邸の修復作業の話。

二人とも多くの資料を示しながら、私たちにもわかりやすく話してくださり、とても充実した時間であった。

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2015年05月11日

三室戸寺

ゴールデンウィークの最終日に宇治の三室戸寺へ出かけた。
つつじ2万株、しゃくなげ1000本あるとのこと。

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  ツツジと黒揚羽

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  斜面に広がるツツジ

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  シャクナゲと三重塔

お天気も良くて、久しぶりにのんびりとした一日だった。

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2015年04月18日

二条城

先日、二条城へ行ってきた。
京都に住んで15年になるが、実は二条城は初めて。

広々とした二の丸御殿や庭園など見どころが多く、季節を変えてまた訪れてみたいと思う場所であった。

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天守閣跡からの眺め。

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しだれ桜。

佐藤佐太郎は昭和43年4月13日に、二条城を訪れて歌を詠んでいる。

夕光(ゆふかげ)のなかにまぶしく花みちてしだれ桜は輝(かがやき)を垂る
花みちて塔のごとくに立つ桜垂りたる枝の末端うごく
ゆくりなき遭遇に似て旅の日に去年(こぞ)みし花を今年また見つ
あまた咲く桜のなかにおのづから八重の桜はくれなゐのたつ

以上、歌集『形影』より。

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2014年11月23日

長寿寺

昨日は湖南市立甲西図書館にて講演会「河野裕子と歌」を行った。
河野さんの歌を20首ほど取り上げて話をした。

その後、電車の時刻まで間があったので、図書館の方に湖南三山の1つ長寿寺に案内していただく。紅葉が素晴らしかった。

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国宝の本堂の落ち着いた佇まいもいい。
本尊の子安地蔵尊は秘仏で50年に一度のご開帳とのこと。2年前にご開帳があったので、残念ながら生きている間に見ることはないだろう。

本堂には他にも阿弥陀如来坐像や釈迦如来坐像がある。別の建物には大きな丈六阿弥陀如来坐像があり、どれも素晴らしかった。

機会を見つけて、湖南三山の残り2つ、常楽寺と善水寺も訪れてみたい。

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2014年11月21日

特別展「日本パノラマ大図鑑」

宇治市歴史資料館で開催されている特別展。
「初三郎式鳥瞰図「誕生」100年」と銘打った企画である。

大正から昭和にかけて流行したパノラマ地図の第一人者で「大正の広重」とも呼ばれた吉田初三郎(1884−1955)。彼が京都出身で、お墓が京都の山科にあること、その仕事にも京都が大きな関わりを持っていたことを、初めて知った。

初三郎が初めて鳥瞰図を描いたのは、大正2年の「京阪電車御案内」。けれども、洋画家を目指していた初三郎にとって、それは不本意な仕事であった。

ところが、翌大正3年に宇治を訪れるために京阪電車に乗った皇太子(後の昭和天皇)が「綺麗で解り易い」と褒めたことを知り、この言葉に感激して鳥瞰図制作に本格的に取り組むようになったのだそうだ。

会場には数十点に及ぶ初三郎のパノラマ地図のほか、当時の絵葉書やスタンプなどが展示されており、時代の空気がよく伝わってくる。また、江戸時代の名所図会との比較もあり、伝統とのつながりや初三郎の新しさが目で見てわかるようになっている。

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2014年10月30日

綾部(その4)

1950年に綾部市は日本で初めて、世界連邦平和都市宣言を行った。

「綾部市は、日本国憲法を貫く平和精神に基いて、世界連邦建設の趣旨を賛し、全地球の人々と共に永久平和確立に邁進することを宣言する」という宣言文が、市議会の全会一致で採択されている。

第2次世界大戦後、世界連邦運動というものがあったということを、梅棹忠夫『日本探検』を読んで初めて知った。

綾部市は、いまや日本における世界連邦運動の聖地になりつつある。それは、全国諸都市のトップをきって、世界連邦平和都市の宣言をおこない、その後の世界連邦運動の進展のきっかけをつくった。

1960年に書かれた文章である。綾部には、キリスト教や大本をはじめ、平和運動の下地がもともとあったのだろう。綾部駅の南口には「平和のモニュメント」が立っている。

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銘板には「綾部市は一九五〇年、日本で最初の世界連邦都市宣言をおこなった。私たち綾部市民は、これを誇りとして二〇〇〇年、綾部市制五十周年を記念し、ここに世界人類の恒久平和を願い、平和のモニュメントを建立する」とある。

今では「世界連邦」など、アニメかSFの話としか思えない。紛争の絶えない昨今の世界情勢を見ても、世界連邦など夢のまた夢の話である。
けれども、それを夢見た人々や時代のことを、非現実的と嘲笑う気にはなれない。

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2014年10月29日

綾部(その3)

宗教法人「大本」には2つの聖地がある。
大本発祥の地である綾部の「梅松苑」は祭祀の中心地、亀岡の「天恩郷」は宣教の中心地という位置付けだ。

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梅松苑は、以前訪れた天恩郷と雰囲気がよく似ている。広々とした境内には、789畳敷の神殿「みろく殿」や五大州の雛型とされる五つの島を浮かべた「金竜海」(池)、さらに大本開教100年に当たる平成4年に完成した「長生殿」などがある。

庭深く青葉の露のしたゝれる神苑(みその)歩めば朝風涼し
           出口王仁三郎『東北日記』

梅松苑と道を挟んだ向かい側には、日本基督教団丹陽教会がある。
明治から大正にかけての時代に建てられたもので、100年以上の歴史があるらしい。

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異なる宗教の建物が道を挟んで立っているのも不思議な眺めである。

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2014年10月27日

綾部(その2)

グンゼ記念館のある一帯には、グンゼの建物や、社宅、寮などが立ち並んでいる。かつて学校や病院も備えた企業城下町であった名残りが随所に見られる。

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もっとも、自動化や機械化、多角経営が進んだ現在、企業の形も大きく変っているのだろう。社宅が取り壊されている現場を見かけたし、寮にももう誰も住んでいないようであった。

グンゼ記念館には、昭和2年に描かれた「五十年後ノ蚕都」という、4畳分くらいの大きさの未来図が展示されている。「蚕都」という言葉が眩しい。そこに描かれた50年後の綾部は、蚕業大学、動物園、植物園、劇場などを備えた大都市だ。

自動車の台数が「現在20」に対して「五十年後15000」とある予測はかなり的確である。けれども人口は「現在12000」に対して「五十年後175000」となっていて、実際の人口35000との差は大きい。

しかも綾部市の人口は、昭和20年代の約54000人をピークに年々減少傾向にある。地方の都市が描いた夢や、地場産業発展の願いは、今後どうなっていくのだろうか。

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2014年10月26日

綾部(その1)

前から一度訪れたいと思っていた綾部へ。
京都駅から特急で1時間あまり。
今回は普通電車で行ったので2時間弱かかった。

綾部は、グンゼの発祥の地である。
また、大本の聖地でもある。
人口約35000人の小都市であるが、見どころが多い。

まずは綾部駅の北側にあるグンゼ博物館へ。
大正6年に建てられた本社事務所が記念館となっている。

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「グンゼ」という名前はもともと「郡是」であり、郡の正しい方針といった意味だ。
「今日の急務は国是、県是、郡是、村是を定むるにあり」という言葉を受け、京都府何鹿郡(いかるがぐん)の地場産業である養蚕、製糸業を発展させようという願いが込められている。

記念館には面白いものがたくさん展示されている。
例えば、昭和初期に郡是健康保険組合が「結核予防に関する和歌俳句」を社内で募集して作成したパンフレット。

野に山に日は照り満てりいざゆきて大気を吸はむ胸をひろげて
            宮崎工場 長友三連
早ければ治るやまひを人はたゞなほざりにして不治と呼ぶなり
            今市工場 足立昌雄
日光と清き空気と栄養は医薬に勝る薬なりけり
            園部工場 大島常市

こういう歌がいくつも載っている。
短歌と言うより標語と言った方がいいのかもしれないが、究極の「ただごと歌」という感じもして妙に惹かれる。

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2014年08月08日

東京へ(その2)

その後、隣接する井の頭公園へ。
22年ぶりだと思う。

よく晴れた暑い日ではあったけれど、せっかく来たのだからとボートに乗る。
手漕ぎは日差しをまともに受けるので、足漕ぎの屋根付きのものを選ぶ。

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さらに、せかっく来たのだからと動物園にも行く。
「ここのゾウはこの前死んだよね?」とか、「いや、あれは天王寺動物園のゾウだよ」とか、「花子って名前のゾウはたくさんいるな」とか、喋っているうちに到着。

国内最高齢のゾウの「はな子」は健在であったが、午後1時までの公開ということで残念ながら見られず。でも、ペンギン、カピバラ、アカゲザル、ヤクシカ、メンフクロウなど、思ったよりいろいろな動物がいた。

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「リスの小径」では、クルミを食べたり、寝転がったりしているリスを間近で見られる。なかなか楽しい。

結局1泊2日で、新横浜→町田→八王子→三鷹→東京とめぐって、京都に帰ってきた。

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2014年08月07日

東京へ(その1)

昨日は、3月に亡くなった塚原さんの納骨のために東京の町田市へ。
母親の買ったお墓に行くのは初めてのこと。
草木がたくさん生えていて、公園のような気持ち良いところだった。

お墓にはペットも一緒に入れるようになっていて、犬のタローが既に入っていた。
そこへ塚原さんのお骨と、猫のシロの骨を納めた。
その後、みんなで昼食を取って、八王子のホテルに一泊。

今日は、父親と待ち合わせて三鷹にあるジブリ美術館へ。

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アニメの仕組みや製作過程がよくわかる展示になっていて、大人も子供も
楽しめる。外国の方が驚くほどたくさん訪れていた。
日本のアニメはそれだけ有名なのだろう。

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2014年07月05日

東京へ

昨日は午前中に芦屋でカルチャー講座をした後、18:00からお茶の水の東京ガーデンパレスで行われた前川佐美雄賞・ながらみ書房出版賞の授賞式に参加した。

・第12回前川佐美雄賞 栗木京子歌集『水仙の章』
・第22回ながらみ書房出版賞 中川佐和子歌集『春の野に鏡を置けば』

2次会、3次会と行って、深夜1:30過ぎまで。
久しぶりの東京で、いろいろな人と話ができて楽しかった。

今日は、朝9:30から国立国会図書館へ行って調べものをする。
利用者カード1枚で、入館、退館、資料の閲覧、複写、プリントアウトなど、何でも出来てしまう優れたシステム。しかも職員の方がみな親切で、いろいろと教えてくれる。

「樺太日日新聞」「恵須取(えすとる)新聞」、雑誌「樺太」など、戦前の樺太で刊行された新聞や雑誌を一つ一つ調べていく。まさに宝の山という感じだ。ついつい関係のない記事まで読み耽ってしまう。

本館6階の食堂でお昼を食べて、15:00まで作業。
コピー22枚の収穫があった。
可能ならば一週間くらい泊まって連日通いたいところだが、そうも行かない。

19:00過ぎに帰宅。

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2014年06月17日

鳥取県立八頭高校

先週の金曜日、鳥取の高校へ行った。
言語活動充実事業の一環として、一つのクラスで3コマ続けて短歌の授業をしたのだ。高校の建物に足を踏み入れるのは、実に25年ぶりのこと。

まずは「現代短歌のいま」という講義で最近の若い世代の歌を紹介。
その後、みんなで穴埋め問題をしたり、短歌を作ってもらったりというワークショップを行った。生徒さんが非常に前向きに取り組んでくれたのが嬉しい。

その後、若桜町(わかさちょう)にある不動院岩屋堂へ。

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ちょっと三徳山の三仏寺投入堂に似ている。
でもここは山に登る必要はなく、道路からすぐのところに建っている。しかも、観光客の姿もない。実にのんびりした場所である。お堂の中に入ることができたらきっと良い眺めだろうなあ、などと思う。

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こちらは鳥取市内に建つ仁風閣。
明治40年にできた建物である。

夕方からは「みずたまり」の皆さんの歌会&宴会にお邪魔して、夜遅くまで楽しい時間を過ごす。こんなに楽しくていいのだろうかと心配になるくらいの一日であった。

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2014年05月12日

四十九日

昨日は四十九日の法要のため、母の住む山梨県身延町へ行った。
京都から静岡まで新幹線で行き、そこから身延線の特急「ワイドビューふじかわ」に乗る。5月の空に富士山がくっきりと見える。そう言えば、葬儀の時も同じようにきれいな富士山が見えていた。

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朝6時に家を出て、向こうの家に着いたのは10時。
行きに4時間、現地滞在5時間、帰りに4時間という忙しい一日だったが、久しぶりに伯母さんや母の友人たちとも話ができて良かった。

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2014年04月24日

郡上八幡

「郡上市古今伝授の里短歌大会」参加のため、1泊2日で郡上八幡へ。
新緑のきれいな季節で、しかもお天気にも恵まれて、楽しい二日間だった。

昨日は古今伝授の祖と言われる東常縁(とうのつねより)ゆかりの「古今伝授の里フィールドミュージアム」を案内していただき、今日は郡上八幡城にのぼる。

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昭和8年に再建された模擬天守であるが、山の上にあって眺めが良い。日本最古の木造再建城とのこと。観光客が大勢のぼっていた。

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天守閣からは郡上八幡の町並みを一望することができる。
この城には20年前にも来たことがあるのだが、眺めの良さはよく覚えていた。


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2014年04月15日

奥出雲

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「鉄師頭取の家 絲原家」。
たたら製鉄で財をなした絲原家の居宅、庭園、記念館が公開されている。田部家、櫻井家とともに松江藩の鉄師(てつし)頭取の御三家と呼ばれた家とのこと。

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与謝野鉄幹・晶子夫妻も訪れたことがあり、記念館わきに歌碑が建っている。

おのづから山のあるじのこころなり清き岩間に鳴れる水おと  寛
林泉に松の山をば重ねたり五月の風を人ききぬべく  晶子


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JR木次(きすき)線の亀嵩(かめだけ)駅。
手打ちそばを食べることができる人気のお店。
美味しかったです。

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2014年04月14日

永井隆記念館

週末は「塔」の奥出雲歌会へ行ってきた。
会場は島根県雲南市三刀屋町にある永井隆記念館。
長崎で被爆し、『長崎の鐘』 『この子を残して』 などの著作を残したことで有名な医師、永井隆の記念館である。

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永井は島根県松江市で生まれ、1歳の時に父の医院開業に伴って、この雲南市三刀屋町(当時は飯石村)に移り住んだ。ここは、永井が幼少期を過ごした土地であり、今もその家が残っているそうだ。

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これは長崎市にある「如己堂」の複製。
永井が死の前の3年あまりを過ごした2畳一間の庵である。「如己堂(にょこどう)」という名前は、聖書にある言葉「己の如く隣人を愛せよ」から取られている。

今回展示を見て初めて知ったのは、永井が短歌を作っていたことである。

君とともに徴兵検査うけし日のわが肉体は若く匂いき
新しき平和の光さしそむる荒野にひびけ長崎の鐘
白ばらの花よりかおりたつごとくこの身をはなれのぼりゆくらむ
  (表記は展示されている短冊等のまま)

最後の歌は辞世であるが、歌としてもとても良い一首だと思う。

昭和26年5月1日死去。43歳。
今の私と同じ年齢である。

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2014年04月04日

伏見桃山城

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わが家から歩いて15分ほどのところにある伏見桃山城。
お天気が良くて、花見に来ている人が大勢いる。

この城は歴史的なものではなく、以前あった遊園地(伏見桃山城キャッスルランド)のために建てられた模擬天守である。10年ほど前、遊園地が閉鎖された時にこの城も取り壊される予定だったのだが、地元の反対があって残されたという経緯がある。

以前は城の中にも入れて、資料館や展望台のようになっていたのだが、耐震性に問題があることがわかり、今は立入禁止になっている。

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2014年03月04日

広島へ(その2)

厳島神社の鳥居。
到着時にはほぼ満潮で、鳥居は完全に海のなか。

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大願寺にある九本松。
伊藤博文が植えたと言われているらしい。
ちょっとびっくりするくらい立派な松である。

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弥山(みせん)頂上。
巨岩がごろごろしていて、古くからの信仰の場であったのがよくわかる。

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6時間ほど経って、干潮になった海の様子。
鳥居のだいぶ先まで海が引いている。

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鳥居のところまで行って見上げると、その大きさは圧倒的。
扁額だけで3畳分あるそうだ。
柱は自然木をそのまま使っていて力強い。

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2014年03月03日

広島へ(その1)

週末は1泊2日で広島へ。

まずは呉の「てつのくじら館」(海上自衛隊呉史料館)。
潜水艦「あきしお」が展示されていて、中も見学することができる。

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続いて大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)。
戦艦大和の10分の1の模型がドーンと展示されている。

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広島市へ移動して、原爆ドーム。
平和記念資料館には大勢の人が訪れていた。

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2日目は宮島へ。
フェリーで島に到着すると、あちらこちらに鹿がいる。
しかし奈良とは違って、鹿せんべいは売っていない。

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2013年11月28日

新島(その2)

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草木になかば埋れるようにして、島のあちこちに空家や廃屋がある。
最盛期には250名もの人々がここに住んでいたというが、その当時を
思い浮かべるのは難しい。

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西桜島村立(現在は鹿児島市立)桜峰小学校の分校跡。
1915年から1972年まで、ここに分校があった(前身の分教場は1898年設立)。
教室の中には黒板などが残っていて、わずかに当時を偲ぶことができる。

ここで学んでいた子供たちは、今頃どこで何をしているのだろうか。

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2013年11月27日

新島(その1)

鹿児島県の新島(燃島)へ行ってきた。
かつて佐藤佐太郎が訪れた島である。

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桜島の浦之前港から、週に5日、一日2便「市民の交通の利便及び市行政の円滑な遂行を図るため」(鹿児島市HP)という名目で行政連絡船「しんじま丸」が出ている。片道100円。

乗船客が名前を記したノートを見ると、時々、釣り客が利用しているようだ。島が無人化してしまった現在、この連絡船もいつまで存続するかわからない。

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到着した港の左右に続く海岸沿いの道から、4本くらいの道が島の奥へとのびている。ただし、途中で藪に遮られている所が多く、歩き回るのは大変な状態である。

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2013年11月09日

駒井家住宅

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京都市左京区北白川にある駒井家住宅へ。
叡山電車「茶山」駅から、歩いて7分くらい。「銀月アパート」のすぐ近くである。

この家は京都帝国大学教授であった駒井卓(1886〜1972)の自宅として、昭和2年に建てられたもの。設計はヴォーリズ建築事務所。現在は財団法人日本ナショナルトラストが所有し、金曜日と土曜日に一般公開している。

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食堂・居間・寝室・書斎・和室の他に、一階と二階にそれぞれサンルームが設けられている。
こんなところで読書をしたら、さぞかしはかどることだろう。

見学料は大人500円。
おすすめです。

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2013年08月10日

宇治川花火大会

昨日は夕方から第53回宇治川花火大会を見に行く。
家から一番近い花火大会なのだが、これまで一度も行ったことがなかった。

京阪の宇治駅に着くと、ホームには大きな横断幕(?)が掲げられている。

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なるほど、打ち上げ場所に近く、高さのあるホームは、花火を見るのに絶好の場所なのだろう。

駅から出て宇治川沿いを歩き、三室戸駅近くの土手で鑑賞。
夜7:45〜8:45までの1時間、約7000発の花火が揚がった。迫力があるだけでなく、「トンボ」「りんご」「みかん」「猫」「魚」「傘」など、面白い形の花火もあって楽しい。

帰りは黄檗駅まで歩いて、JR奈良線に乗る。大混雑に巻き込まれることなく、比較的楽に帰ってくることができた。

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