亀岡駅からバスで10分ほどのところ。
畦に沿って彼岸花が咲いている。
今年は猛暑のため例年より開花が遅れたそうだ。
彼岸花の「赤」と露草の「青」。
一か所に群れて咲いている彼岸花もある。
西国三十三所の「穴太寺」(あなおうじ)の仁王像。
吽形。
阿形。
落ち着いた雰囲気の庭園。
本堂には寝釈迦(釈迦如来大涅槃像)が祀られ、撫で仏として参拝者に親しまれている。
畦道をぐるぐる歩き回る。
写真を撮っている人もちらほら見かけた。
長かった夏もようやく終わり、秋になったという感じがする。
第1番 菅原院天満宮(京都市上京区)*石碑あり
第2番 錦天満宮 (京都市中京区)
第3番 菅大臣天満宮(京都市下京区)*石碑あり
第4番 吉祥院天満宮(京都市南区) *石碑あり
第5番 長岡天満宮 (長岡京市)
第25番 北野天満宮 (京都市上京区)
今日も陽は絶好調に昇りきて向日葵の頭(づ)をまづは照らしぬ
雨の前に花はよく咲く蜜蜂とキウイの受粉に励みて居りつ
本を読む少女の靴のつま先が折々あがる朝の電車に
色のよき実に仕上げむと一枚づつ葉を後ろ手のかたちに組ます
十月の畑に生れたる歌ひとつとどめし紙は土の匂ひす
わが憂さが指の先より抜けるゆゑ今日も一日庭の草ひく
この道を歩いてゆけば辿り着く月とおもへり海の一条
南部道遥に見やりて、岩手の里に泊る。小黒崎・みづの小嶋を過て、なるごの湯より尿前の関にかかりて、出羽の国に超えんとす。この路(みち)旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸(ようよう)として関をこす。
大山をのぼつて日すでに暮ければ、封人の家を見かけて舎(やどり)を求む。三日風雨あれて、よしなき山中に逗留す。
蚤虱馬の尿する枕もと
後を向いて街の方を見ますと、ずっと北の方に浅香山の丘が見え、妙国寺の塔が見え、中央に開口神社の塔が見えます。私等が実を拾って遊ぶ廻り二三丈もある開口神社の大木の樟が塔よりも高く見えます。
啄木が右の肩をば猶揚げて岬に立つと見ゆるその墓 寛
なつかしき函館に来て手に撫づる亡き啄木の草稿の塵 晶子