表紙の色鮮やかな実山椒の写真にひかれて購入。
「春」「初夏」「盛夏」「秋」「冬」、それぞれの季節の料理についてのエッセイとレシピ集。カラー写真がたくさん載っていて、どれも美味しそうだ。
梅雨が近づくと、青梅とともに待ち焦がれている小さな実が旬を迎えます。そう、芳しい実山椒。水に放つと宝石のようにキラキラと輝き、うっとりと眺めてしまいます。
食材の力を信じ、そして、その食材を選んだ自分を信じて手を動かします。「トマト梅」は、いつもこのふたつに立ち返らせてくれる、幾度となく作り続けている一品です。
食用菊は、山形ではもってのほかという黄色の品種、新潟ではかきのもとという紫色の品種が多く、どちらも鮮やかで秋のアースカラーを引き立ててくれます。
果物には走りと名残りがあり、いちじくには早生、中生、晩生と時期によって異なるものが出て、7月から10月後半くらいまで楽しめます。夏に出回る走りは小ぶりでさっぱり、秋の名残りは甘みが強い傾向にあります。
読んでいると料理への意欲がかき立てられる。自分でもいろいろと作っていきたいな。
2026年2月20日、日本文芸社、1800円。


