2026年07月01日

雑詠(063)

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表札の文字の薄れて死にゆくか高台に古き屋敷はならぶ
名乗られるまではどなたかわからずにカフェに頷く顔を見ていた
殺されるまでの三日を懸命に駆けて泳いで身をかくす熊
焼き鳥を炭火の前に焼くひとがマスクずらして氷を含む
三十四年会わない友は飛島(とびしま)に住んで漁師をしているそうな
港町の古書店を出て路地行けばここでも風の支流に出会う
自転車で通りの朝を駆けてゆく高校生は声のあかるさ

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posted by 松村正直 at 00:44| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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