構成:清野由美、写真:大島淳之
以前読んだ『ニッポン巡礼』の続篇。
https://matsutanka.seesaa.net/article/481473971.html
定番観光地とは違った日本各地の「ディープ」な場所をめぐった旅の記録。訪れているのは「国東」「青森」「小笠原」「北海道」「徳島」「福井・京都」の6か所。
それぞれ、磨崖仏や樹木、神社などテーマを決めて、あまり知られていないような場所へも足を運んでいる。
ディープすなわち「奥」「裏」の探求とは何かと問われれば、それは大勢が押し寄せるような観光ラッシュの名所ではなく、小さな神社や山里を訪ねて、古来の精神を探ることだと私は答えます。
稲は水生植物ですので、治水管理のために水田の周りには水路とあぜ道が作られ、その効果で田んぼは額縁に収められた絵画のようになります。
日本全土に普及した神社の系列としては、日吉・山王系や伊勢・出雲系などが有名で、それぞれ全国に数百、もしくは数千の社がありますが、「稲荷」「天満宮」、そして「八幡宮」と名の付く社は、それらをはるかに上回る数万、数十万の数を誇り、神社の「三大フランチャイズ」ともいえるものです。
一八八二年に欧米系島民はみな、日本国籍を取得しました、初期の移民団の家族は、Webbを「上部(うわべ)」、Savoryを「瀬堀(せぼり)」、Washingtonを「大平」のように姓を日本語の読みに変え、英語教育を受けるためにグアム島や横浜のSJCに子供たちを送り出すようになります。
この本を読んで初めて、著者が宗教法人「大本」の国際部に長く勤めていたことを知った。なるほど、それで神道についても詳しいのか。
2026年3月22日、集英社新書、1400円。



上部さん・瀬堀さんいいとして、大平さんは何なのだろうと思ったのですが、これはワシントン州が太平洋に面しているということでしょうか。
「大平」は特に関係はないように思います。音を漢字に当てはめやすい場合は音で、そうでない場合は何か好きな名字を付けたのではないでしょうか。
北海道の地名がアイヌ語の音を元にしているもの(札幌、室蘭、小樽)と、そうでないもの(千歳、北見)があるのを思い浮かべました。