2026年04月30日

雑詠(061)

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階下とは異なる時間の二階席モノクロ写真が傾いていて
藤棚が記憶にながく垂れさがる誰のわたしは息子だったか
うつくしき箒目のように外壁を這う雑居ビルの排気ダクトは
二時間の遊覧なれば心得てスタッフは子にぬり絵を渡す
あの時もわたし不機嫌になったっけ菜の花畑が見つからなくて
山家(やまが)駅に降りた媼の荷を運び運転手は夜の跨線橋わたる
一店舗となった今でも本店と呼ばれ続けてカレーがうまい

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posted by 松村正直 at 15:54| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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