2026年04月19日

道に迷う

道に迷うのが好きだ。

比喩的な意味ではなく、現実に道がわからなくなるという意味で、道に迷うのが好き。日常の暮らしの中で道に迷うことはないから、初めて訪れた場所とか旅先などでということになる。

しかも、最近はみんなスマホを持っていて簡単に地図を表示できるから、誰かと一緒のときは道に迷わない、というか迷えない。道に迷う楽しみは一人で歩いているときに限られる。

だから、道に迷うって今ではほんとうに貴重なことで、ある意味、贅沢なことだと思う。「道に迷った」と思ったときの頭が白くなる感じがいい。今、自分がどこにいるのかわからなくなる。

昨日、「コウノトリの郷公園」に行ったとき、道に迷った。

方向感覚や勘は良い方なので、基本的にあまり道に迷わない。今回も事前に地図を見て、「コウノトリの郷」駅から東の方に歩いて行けば「コウノトリの郷公園」に着くことは調べてあった。

それなのに迷った。


コウノトリの郷.png

原因ははっきりしている。

「コウノトリの郷」駅を降りた際に、駅の南側に出たと勘違いしたのだ。だから左に曲がって幹線道路を歩いて行った。(赤い矢印)

自分では東に歩いているつもりが西に向かっていたのである。

最初に「あれっ?」と思ったのは長いトンネルに入ったからだ。地図にそんなトンネルあったかな?と思ったものの、まあトンネルを抜ければ公園が見えてくるでしょう、という感じで進んで行った。

でも、トンネルを抜けても何の案内板もない。しかも、まっすぐ進むと橋があると表示されている。

これは明らかにおかしいと思ってしばらく考えて、駅の北側に出たことに気が付いた。頭の中の地図が180度ひっくり返る。

ふだんは太陽の位置も確かめながら歩くのだけれど、あいにくこの時間は曇っていてそれができていなかった。駅名が「コウノトリの郷」駅だから「コウノトリの郷公園」の側に出口があると漠然と思い込んでしまったのだった。

実際は、かつての「但馬三江」駅が観光用に改称されただけで、この駅から歩いて公園に行く人なんてほとんんどいない。みんな車で行くのである。

というわけで、駅前まで戻って反対側に歩き始めた。(緑の矢印)

約1時間かかって「コウノトリの郷公園」に無事到着。

いやあ、嬉しい。何だか感無量という感じ。これもすべて、道に迷ったおかげである。

posted by 松村正直 at 22:56| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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