監督:野村芳太郎
原作:横溝正史
出演:萩原健一、小川真由美、山崎努、山本陽子、渥美清ほか
1977年公開作品。渥美清が金田一耕助役を演じている。
全体の雰囲気は、同じスタッフが制作した「砂の器」とよく似ている。推理・ミステリ要素は少なめで、金田一の活躍する場面はほとんどない。むしろ伝奇的な要素が強い。
最後の方は鍾乳洞の場面が続いて、まるで鍾乳洞映画のようになっている。満奇洞(岡山)、滝観洞(岩手)、秋芳洞(山口)など各地で撮影されたものらしく、鍾乳洞マニア(?)としては面白かった。
二本続けて見たこともあって、「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」との共通点が目に付いた。
まずは出演者。渥美清以外にも、下條正巳、藤岡琢也、吉岡秀隆などが登場する。そのたびに、「あっ、おいちゃんだ」「事務所の社長だ」「満男だ」となる。
さらに、渥美清が「遠く離れていても幸せを祈っている」といった内容の台詞を言うところまで一緒なのには驚いた。これは、偶然なのだろうけれど。
「八つ墓村」は今年の秋、松竹でまた映画化されるらしい。
神保町シネマ、151分。

