2026年02月23日

「トワイライト、新版画」

三菱一号館美術館で開催中の「トワイライト、新版画 − 小林清親から川瀬巴水まで」を見る。

「開化絵」「小林清親」「井上安治と小倉柳村」「チャールズ=ウィリアム・バートレット」「高橋松亭(弘明)」「伊東深水」「吉田博」「川瀬巴水」の8パートに分けて、スミソニアン国立アジア美術館のコレクションの約130点が展示されている。

印象に残ったものをいくつか。

・小林清親「武蔵百景 両国花火」
https://dl.ndl.go.jp/pid/2542756/1/7/

花火そのものではなく川面に映る花火を描いているのがおもしろい。

・小林清親「武蔵百景 深かわ木場」
https://dl.ndl.go.jp/pid/2542756/1/24/

絵の中央下の雪の中から見える草(?)に「小林清親」の名前が隠されている。

・チャールズ・ウィリアム・バートレット「根岸」
https://inventory.yokohama.art.museum/4583

「CWB」のサインがかわいい。バートレットの作品はどれも良い。

・吉田博「帆船」(朝・午前・午後・霧・夕・夜)
https://www.sam-museumshop.shop/shopdetail/000000000070/

同じ版木を使った6作のシリーズ。「朝」「午後」「夕」の3点が展示されていたが、「午後」では左後方の舟が見えなくなるなど、色彩だけではない変化がある。

posted by 松村正直 at 20:10| Comment(2) | 演劇・美術・講演・スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小林清親の名前に覚えがあるなあ…と思ったら、作家で寄席研究家の正岡容(1904〜1958)が、宝塚の機関誌「歌劇」に小林の名前を詠み込んだ短歌を寄せていました。

清親(きよちか)のチャリネの曲馬(きょくば)抜けいでゝ歌劇の小屋に踊る夏の日(大正13年9月号)

具体的に何を詠んでいるのかは判りませんが、この年の7月にオープンしたばかりの宝塚大劇場(旧)のこけら落とし公演を観た印象を、曲馬団を描いた小林清親の作品に重ね合わせたものだと思われます。
Posted by 小竹 哲 at 2026年02月24日 15:05
小竹さん、コメントありがとうございます。
小林清親は大正4年に亡くなっていますが、その後も歌に詠まれるくらい有名だったのですね。
Posted by 松村正直 at 2026年02月24日 21:39
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。