読書は流れとタイミングが大事だと思っている。
森崎和江『海路日和』を読んだのは『能登早春紀行』(文庫版)の流れだが、それだけではない。先日読んだ『日本のテロ』のブックガイドでも、森崎和江の本(『闘いとエロス』)が紹介されていた。
また、『海路日和』の解説は大阪大学大学院教授で文芸批評家の渡邊英理が書いているのだが、先日届いた短歌誌「ねむらない樹」13号の巻頭エッセイは、この渡邊の「童女と乙女と戦争 ― 石牟礼道子の短歌、自作歌集『虹のくに』」だった。
こんなふうに、いくつかの「流れ」が集まり交差する。そこにはきっと何かが埋まっている、というのが私の基本的な考え。
これは旅先の町を歩いている感覚に近い。何となく入ってみたくなる路地があったり、遠くからでも目を引く建物があったりする。その導きに従って歩くのが大事で、その先には何かがある。
2026年01月23日
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