2025年12月31日

雑詠(057)

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一件も検索しても出てこない父の一生(ひとよ)はどこに行ったか
冬の陽の角度まつげに輝くをまばたきながら駅まであるく
夜を歩く夜がわたしに滲み込んでこころが淡く浮かびくるまで
自販機に立てかけられて杖はあり夜を歩いてゆくこともなく
あおぎ見る人の数だけ鎌倉の冬空たかく大仏がいる
学校は背の順に子を並ばせるところ戦争が終ったあとも
止まったり走り出したりころころと子ら帰りゆく下校の道を

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posted by 松村正直 at 09:02| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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