2025年11月28日

西ノ京(その1)

9月に和辻哲郎『古都巡礼』を読んで、無性に奈良のお寺を見に行きたくなった。

https://matsutanka.seesaa.net/article/517921751.html
https://matsutanka.seesaa.net/article/517928795.html

今日、ようやく予定が空いたので西ノ京へ。わが家から電車で1時間弱の距離だ。けっこう近い。


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まずは薬師寺!

朝9:00の開門と同時に参拝。薬師寺に来るのは中学の修学旅行以来かもしれない。広々とした境内が気持ちいい。


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白鳳時代の創建当時から残る唯一の建物である東塔。

さすがの風格です。


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佐佐木信綱の歌碑は東塔の近くではなく西塔の方にある。

台座に比べて歌を刻んだ石の部分はけっこう小さい。


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ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲
/佐佐木信綱

現在は東塔と向かい合うようにして西塔(1981年再建)が立っているけれど、信綱が訪れたときは東塔が唯一の塔であった。

そのイメージで読むと味わいが増す歌だと思う。


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こちらは並ぶように立つ会津八一の歌碑。

すゐえんのあまつをとめがころもでのひまにもすめるあきのそらかな
/会津八一

塔の最上部の水煙に彫られた天女とその隙間から見える澄んだ秋の空って、どんだけ目がいいんだよ八一!


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金堂や大講堂の仏像を見た(拝んだ)あとに「ひとひらの雲」を狙って再び東塔に来たところ、雲は一つもなくなって「すめるあきのそら」になっていましたとさ。

posted by 松村正直 at 22:35| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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