2025年09月05日

鼎談「塚本邦雄・岡井隆・寺山修司の前衛短歌運動を語る」

10:30から神戸市東灘区文化センターで住吉カルチャー。初参加の方もいて17名。前半は阿木津英『草一葉』を取り上げて話をし、後半はみなさんの歌の批評・添削をする。12:30終了。

13:00から同じ場所で第93回フレンテ歌会、参加者は16名。ふだんは題詠1首、自由詠1首という形でやっているのだが、今日は2首連作という初めての試みを行った。

2首連作と言っても、対になるような2首もあれば、時系列で並んでいる2首、具体と抽象で並ぶ2首、まったく別の場面を取り合わせた2首などいろいろある。

歌が2首ならぶと、歌と歌のあいだに間(ま)が生じる。歌を読むだけでなく、2首の距離感や間(ま)の意味をどう読むかなど、いろいろな要素が加わって実に面白かった。17:00終了。

その後、有志8名で大阪まで移動。18:30から梅田蔦屋書店で開催された大辻隆弘、藤原龍一郎、林和清の3氏による特別鼎談「塚本邦雄・岡井隆・寺山修司の前衛短歌運動を語る」を聴く。

これが素晴らしい内容だった。

それぞれの語りが絶妙で、塚本・岡井・寺山の関係や個性の違い、短歌観などがよくわかった。鼎談する3名の背後に塚本・岡井・寺山の姿が見えてくるようだった。

・林和清『塚本邦雄の百首』
https://matsutanka.seesaa.net/article/516961786.html
・大辻隆弘『岡井隆の百首』
https://matsutanka.seesaa.net/article/502010484.html
・藤原隆一郎『寺山修司の百首』
https://matsutanka.seesaa.net/article/499431267.html

それぞれの歌人に対する3名の強い敬愛や情熱が溢れるように伝わってきて、短歌という世界の良さをあらためて実感した。

20:00終了。

posted by 松村正直 at 23:41| Comment(2) | 演劇・美術・講演・スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思い出したことがあるので、連投になりますが書かせていただきます。
このブログを見つけたのは「近藤芳美」をふと思い出してたどり着いたのですが、岡井隆に言わせると、杉浦明平と近藤芳美は二卵性双生児であって云々…と書いています。
岡井は豊橋の国立病院で内科医をしていましたが、同時に70〜80年代よくあったカルチャーセンター(NHKとか新聞社主催の)の講師のようなこともしていて、主婦中心30人くらいの生徒(変な言い方ですが)をもって、わりと気楽に教えていたようです。
その模様を生徒らが薄い冊子にして
「今橋」3冊
「とよはし未来」1冊
の名称で発行しました。
この冊子は現在「豊橋中央図書館」が所蔵していて僕も読んだことがあります。
岡井隆のあまり知られていない風景を見るようで面白いと思います。
Posted by 中川 at 2026年04月18日 21:10
コメントありがとうございます。
「今橋」「とよはし未来」という冊子については、初めて聞きました。1982年から84年にかけて出たようで、岡井隆の豊橋時代を知るのに貴重な資料ですね。
Posted by 松村正直 at 2026年04月19日 23:30
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