2025年07月03日

箭内博行『離島建築』


副題は「島の文化を伝える建物と暮らし」。

国内350の島々を訪れた写真家が、離島にある魅力的な建物を写真と文章で紹介した本。

取り上げられているのは、「焼尻郷土館(旧小納家)」(北海道/焼尻島)、「コーガ石建造物」(東京/新島)、「いんのしまペンション白滝山荘(旧ファーナム邸)」(広島/因島)、「粟島海洋記念館(旧国立粟島海員学校)」(香川/粟島)、「かあちゃんの店」(長崎/池島)、「姫島小学校・志摩中学校姫島分校」(福岡/姫島)、「金沢屋旅館(旧金澤楼)」(新潟/佐渡島)など。

まだ鉄道や自動車もなく、陸路が未発達だった頃、最も効率よくモノと人を運べる交通手段は船であり、全国の船が集まる港町こそが、時代の先端をゆく文化の集積地だった。
当時の琉球士族の住宅は、残念ながら沖縄本島には残っていない。戦災によってすべて失われてしまったからだ。では、どこに残っているのか。実は、那覇市の首里から南へ約450q離れた八重山諸島の石垣島に1棟だけ残されている。
その地域から学校がなくなってしまうと、さらに人が離れるという悪循環に陥る。一度減ってしまった人口はなかなか元には戻らない。

本書に載っている約100の島々のうち私が訪れたことのある島は、天売島、焼尻島、佐渡島、舳倉島、竹生島、沖島、神島、島後、小豆島、男木島、因島、江田島、平戸島、姫島(大分県)、天草上島、天草下島の16個だった。

もっとあちこち行ってみたい。

2024年4月30日、トゥーヴァージンズ、2000円。

posted by 松村正直 at 07:50| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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