石薬師の地名の元になった「石薬師寺」。
本堂(薬師堂)の前に歌川広重「東海道五十三次之内 石薬師」の大きな複製が掲示されている。絵の左側に描かれているのが石薬師寺。
本尊は石に刻まれた薬師如来(秘仏)。年に1度、12月20日に御開帳になるそうだ。
参道の青もみじが美しい。
信綱の歌碑。
「蝉時雨石薬師寺は広重の画に見るがごとみどり深しも」
石薬師寺は今も緑に包まれて雰囲気が良い。でも、境内のすぐ横を国道1号線が通っていて車の往来が激しいので、一歩外へ出ると現実に引き戻される。
河曲駅へ戻る途中で偶然見つけた「山辺の御井」(やまのへのみい)の碑。
まったく知らなかったのだが、万葉集にも詠まれた泉であるらしい。
でも、ほとんど水は無かった。
そして誰もいない。