2025年05月11日

石薬師(その1)

三重県鈴鹿市石薬師町へ行く。


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最寄り駅はJR関西本線の「河曲」。
読み方は「かわの」。これは知らないと読めないな。

駅から約2キロの道のりを歩く。


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石薬師はかつて東海道の宿場町だったところ。
現在も旧東海道や国道1号線が通っている。


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旧東海道に面して「佐佐木信綱資料館(記念館)」がある。

信綱(1872-1963)の色紙や短冊、著書などの資料が展示されている。入館料は無料。


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資料館の前に咲いているウツギ(卯の花)。
信綱作詞の唱歌「夏は来ぬ」にちなんであちこちに植えられている。


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資料館の隣にある信綱の生家。
満5歳まで信綱はこの家で暮らした。


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生家の庭にある「佐佐木信綱先生 産湯の井戸」。
水道の時代に生まれた人には、もうこういうものは残らない。


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生家の前にある信綱の歌碑(幸綱書)。
「目とづればここに家ありき奥の間の机のもとに常よりし父」

信綱一家が転居した後、生家は他家の個人宅となり別の場所に移築され、ここにはなかった。そのため「ここに家ありき」と過去形で詠まれている。信綱の死後、昭和45年に鈴鹿市によって元の場所に再移築されたそうだ。

信綱も喜んでいることだろう。

posted by 松村正直 at 01:05| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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