新宮に「大逆事件資料室」があると聞いたのだが、ネットにはあまり情報が出ていない。常時開いているわけではなく、担当の方に電話して予約する必要があるようだ。
9:00過ぎにホテルから電話して「今日の午前中か明日見学したい」と話したところ、9:30には開けてくださるとのこと。対応が実にスピーディーでありがたい。
熊野新宮大逆事件資料室。
1910(明治43)年に起きた大逆事件の概要のほか、新宮グループ6名(大石誠之助、成石平四郎、高木顕明、成石勘三郎、崎久保誓一、峯尾節堂)についての詳しい展示がある。
2001年に新宮市議会は「6人は冤罪であっただけでなく、平等・非戦を唱えた先覚者」として犠牲者顕彰碑を建立。2018年には大石誠之助を新宮市の名誉市民に認定している。
見学後、午後の歌会までまだ時間があったので、熊野速玉大社へ参拝に行く。
熊野速玉大社。
新宮駅から徒歩約20分。
佐藤春夫の句碑。
「速玉の竹柏(なぎ)や芝生や時雨けり」
野口雨情の詩碑。
「国のまもりか速魂さまの御庭前まで神さびる」