2024年12月10日
江田島(その2)
教育参考館。
1936(昭和11)年竣工。旧日本海軍に関する資料約16,000点を収蔵し、そのうち約1,000点を展示している。吉田松陰、勝海舟から広瀬武夫、東郷平八郎、山本五十六に関するもの、さらには神風特別攻撃隊の兵の遺書まで数多くの資料が並び、海軍の歴史をたどることができる。靖国神社の遊就館を思い出した。
屋外に展示されている特殊潜航艇(特型格納筒)。
真珠湾攻撃に使用され、1960年に引き上げられたもの。破損個所が補修されて元通りの形になっている。
戦艦「陸奥」の4番砲塔。
構内には砲弾や錨、砲塔などがあちこちに展示(?)されている。
以上で見学ツアーは終了。歴史について考える、学ぶにはとても良い場所だと思う。
あとは小用港へ戻ればいいのだが、ここで問題になるのが旅先におけるマイルール。それは、「同じ道を戻らない」というもの。だから、朝やって来た道を東へ戻るわけにはいかないのだ。
そこで、自衛隊→(南へ、県道44号線)→鷲部→(東へ、県道298号線)→秋月→(北へ、県道298号線)→小用と縦長の長方形を描く迂回ルートを歩く。
天気が良くて海がきれい。
鷲部から秋月へは「秋月トンネル」(1005メートル)を通る。時おり車が猛スピードで走り抜けるが、歩行者は誰もいない。そして、秋月から北へ向かう道はぐねぐねとした山道になる。
道を横切って廃屋に逃げ込んだキジ。
こういう出会いは嬉しい。
しびれ峠。
ここまで来ればもう一息。足が痺れるからしびれ峠なのだろうか。
軍艦榛名・出雲戦歿者留魂碑。
昭和20年7月に小用港沖で空襲を受けて大破した戦艦「榛名」と練習艦「出雲」の死者を弔うためのもの。
2時間ほど歩いて、無事に小用港にたどり着いた。
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