2024年11月30日

雑詠(044)

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急速に水位高まりゆくカフェだ驟雨に飛び込む客をあつめて
席多きカフェにTOILETはひとつにて入れ代わり立ち代わり使うも
きみどりから赤紫へと変わりゆくコキアよ秋の駐輪場に
親子ほど齢の離れた郵便のバイクが縦につらなり走る
自動車の音とライトと風圧を受けつつ歩むトンネルのなか
ふわふわな時代となっておにぎりも最大限の空気を含む
近藤芳美の歌碑を探しているうちに夕焼けとなる宇品みなとは

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posted by 松村正直 at 23:37| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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