2024年10月07日

映画「東京暮色」

監督:小津安二郎
出演:原節子、有馬稲子、笠智衆、山田五十鈴、杉村春子ほか

1957年公開作品。
小津安二郎特集での上映。

シベリア抑留から帰国した人など、戦後の雰囲気が色濃く感じられる内容。

・杉山家の前の坂道をのぼって帰宅するシーンが印象深い。
・男女の仲をからかう台詞に「お天道様が黄色く見える」があった。
・「アプレ(ゲール)」も出てきた。まさに戦後風俗の言葉。
・「困ったものだ」と呟く笠智衆は「男はつらいよ」の御前様だ。

全体にかなり暗くて深刻なストーリーだが、面白かった。小津の失敗作と言われることも多いのだとか。

アップリンク京都、140分。

posted by 松村正直 at 20:52| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。