まずは、JR奈良線の山城青谷駅(京都府城陽市)へ。自宅の最寄駅から普通電車で約30分。
駅の東口を出てすぐの所に歌碑があるはずなのだが、新たに周辺が整備されたようで見当たらない。駅近くの公民館で尋ねると、西口に移されたということであった。
というわけで、閑散とした西口の方に現在は設置されています。
満ちみちて梅咲ける野の見えわたる高丘は吹く風が匂ひつ
第1歌集『黙契』の歌で、当時三四二は青谷梅林近くの旧国立京都療養所(現・国立病院機構 南京都病院)で働いていた。
梅林や病院は駅の東口方面にあり、そちらの方が商店もあって賑わっているので、歌碑も本当は東口にある方が良いのだけれど。
結句の「つ」が左下の「三四二のうた」の近くにあって、最初は何か汚れが付いているのかと思ってしまった。