2024年04月30日

雑詠(037)

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回転する円を線へとほどきつつ文字の上ゆく修正テープ
うなだれて山吹色に変わりゆくあんなに明るかったミモザが
ひと月の収支といえど目に見えて数字がわれの日々を蝕む
リニューアルしてからなぜか行かざりし中華萬吉つぶれていたり
回転する円を線へとほどきつつ丘陵を行く春の自転車
全身に付けられるだけの花を付け木香薔薇は加減を知らず
「あ」に始まり「ん」へと到る人生の松村正直いまどのあたり

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posted by 松村正直 at 10:38| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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