2024年03月10日

黒江(その1)

今月末に行う別邸歌会の下見を兼ねて、和歌山県海南市の黒江に行ってきた。

黒江は紀州漆器の産地として栄えた町で、今も古い町並みが残り漆器店や古民家カフェなどが点在する。JR黒江駅から15分ほど歩いて黒江の中心部へ。


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まず目に入ったのが万葉歌碑。1866年創業の老舗「名手酒造」直営の「黒牛茶屋」の駐車場にある。

「黒牛方 塩干乃浦乎 紅 玉ネ君須蘇延 往者誰妻」(巻9-1672)
(黒牛潟潮干の浦を紅の玉裳裾引き行くは誰が妻)


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町を歩いていると、家の前に大きな桶を置いて花などを飾っている家が何軒もある。


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「紀州漆器伝統産業会館 うるわし館」の前にある説明を見ると、これは「くろめ桶」というものらしい。かつて漆を精製する際に使われていたものを、今は町おこしのオブジェとして再利用しているということだ。

posted by 松村正直 at 10:04| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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