2024年03月06日

「○○の××」

「○○の××」みたいな言い回しがけっこう好き。

「建築界のノーベル賞」はプリツカー賞
「数学界のノーベル賞」はフィールズ賞

「歌壇の芥川賞」は現代歌人協会賞
「俳壇の芥川賞」は角川俳句賞

「東洋のマンチェスター」は大阪
「東洋のナポリ」は鹿児島

「日本のエーゲ海」は牛窓
「日本のマチュピチュ」は竹田城跡

探せばこんなふうにいくらでも見つかる。

いずれも「…と呼ばれている」という言い回しで使われる。誰が呼んでいるのかは謎のまま。

「すごいんだよ!」という誇りと「本家や本場とは違うけど…」という謙遜が微妙に入り混じって、しかも伝聞の形で使われる。何だか奥ゆかしい。

「○○富士」や「○○の小京都」という言い方もあるから、昔からこういうのはあるんだろうな。

posted by 松村正直 at 15:14| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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