2024年02月29日

雑詠(035)

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ずいぶんと貧しくなった日本の食事広場(フードコート)に焼きそばを食う
厚切りのバタートースト幸せというのは何も願わないこと
立春の音なき部屋のつめたさの心のために飲むロキソニン
午前午後といえど午前は短くてたちまちのうちにうどんを啜る
石仏に墓に夕陽に手を合わせひとりの時のことばはきれい
ししおどしの音澄みわたり意識からしばらく人の気配が消える
電柱に犬はおしっこをかけるもの近代以降の風習として

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posted by 松村正直 at 17:49| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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