北原白秋の生家。
酒造業で栄えた北原家だが、酒蔵などは火事で焼けてしまい、現在は母屋(修復)と蔵、隠居部屋(復元)だけが残る。
三日三夜(みかみよ)さ炎あげつつ焼けたりし酒倉の跡は言ひて見て居り/北原白秋『夢殿』
母屋の内部。土間、茶の間、食事場など。
コロナ禍などで入館者が減り、生家の維持・存続が大変な状況になっているらしい。
https://www.asahi.com/articles/ASNBG7FVQNBFTGPB003.html
仏間にある白秋のデスマスク(複製)。
デスマスクって最近はあまり聞かないけれど、今でも作製する人はいるのだろうか。
敷地内にある汲水場。
鍋二つ汲水場(くみづ)に伏せて明らけき夏真昼なり我家(わがや)なりにし/北原白秋『夢殿』
生家の奥にある柳川市立歴史民俗資料館(白秋記念館)。
1階は「水郷柳川」「柳川の歴史」「柳川の民俗」に関する展示で2階が白秋関係。「関東大震災から100年」の特別展があり、震災の日の様子をなまなましく描いた自筆原稿「その日のこと」などが展示されていた。