2023年09月09日

クリス・フィッチ『図説 世界地下名所百科』


副題は「イスタンブールの沈没宮殿、メキシコの麻薬密輸トンネルから首都圏外郭放水路まで」。上京恵訳。

世界各地の印象的な地下空間40か所を取り上げて、地図や美しい写真とともに解説した本。紹介されているのは、自然の洞窟や古代の陵墓から地下鉄や現代の実験施設までさまざまだ。

今では絶滅したオオナマケモノが掘ったと考えられる古代巣穴(ブラジル)、かつて2万人が暮らした地下都市デリンクユ(トルコ)、東西ベルリンをつないで57名を逃がした「トンネル57」(ドイツ)、核攻撃に備えた秘密シェルターのバーリントン(イギリス)など。

世界にはまだまだ知らない場所、魅惑的な地下空間がたくさんあるのだとあらためて感じた。

2021年2月22日、原書房、3200円。

posted by 松村正直 at 07:35| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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