2023年07月03日

堀之内、小出、只見(その4)

ダムに沈んだ田子倉集落の歴史を伝える「ふるさと館田子倉」、只見町の自然をテーマにした「ただみ・ブナと川のミュージアム」を見学したあと、三石神社へ向かう。

駅の裏手の山の中腹に3つの大きな岩があって、ご神体として祀られているとのこと。いわゆる「磐座」(いわくら)である。これは、見に(拝みに)行かなければなるまい。


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一の岩。

山道を15分くらい登るといきなり現れる。岩の下側の鳥居の奥に穴が空いている。「この岩の穴に頭を入れてお祈りすると頭が良くなり頭の病気も治るといわれている」。

雨上がりで地面が濡れていたので、残念ながらこれはパス。


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泪岩(二の岩)。

一の岩からY字になった道を左手に進むとすぐ。「不思議なことに昔から夏の暑い日でもこの岩から水が沁み出ており涙を流しているようでその水を目につけると目の病気が治るといわれている」。

実際に岩からポタポタと滴が落ちてくる。目の病気はないけれど、滴を両方の目に受けておいた。


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縁結び岩(三の岩)。

一の岩からY字になった道を右手に進むとすぐに見えてくる。真打登場という感じで、とにかく迫力がすごい。岩の下の洞の部分が社になっている。


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横から見るとこんな感じ。ちょっと秘密基地みたいでわくわくする。

「岩の小さな穴を見つけ、ヒモを通して結ぶことができれば縁がむすばれるといわれている」そうで、穴にはたくさんの細紐が通され、五円玉がぶら下がっていた。

その後、食事したり、カフェで休んだりしていたところ、午後3時半ころから激しい雨となり、只見線が運行休止となってしまった……。仕方がないので、駅前の旅館に泊まる。


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宿泊した「只見荘」。

飛び込みの客だったにもかかわらず、とても親切で丁寧な対応をしていただいた。「これに懲りずにまた来てくださいね」との言葉に送られて、宿を後にする。

只見線は運行再開の見込みだったが、念のため会津田島までバスに乗り、そこから会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道を直通する特急「リバティ」に乗り、北千住→東京→京都というルートで帰ってきた。何ごとも経験だな。


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会津田島駅前に展示されている「C11-254」。

蒸気機関車を見るとつい写真を撮ってしまう。1944年製造の車両。世の中にはすごい人がいるもので、全国に保存されている約600両の蒸気機関車の情報を載せているサイトなどもある。
https://www.steamlocomotivejapan.com/c11-254

こういう情熱にはひたすら感心するばかりだ。

posted by 松村正直 at 10:28| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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