2023年06月29日

堀之内、小出、只見(その1)

京都から長岡まで夜行バスに乗り、朝早く「越後堀之内」駅に到着。


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まずは、9:00に永林寺へ。

「日本のミケランジェロ」(!)とも言われる彫工・石川雲蝶が13年かけて制作した本堂の彫物108点を見ることができる。今回は魚沼市観光協会を通じて石川雲蝶ガイドの方に来ていただいた。説明を聞きながら見ると、雲蝶の技量の巧みさや遊び心が一段とよくわかる。


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続いて、10:30に念願の「宮柊二記念館」へ。


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昨年からずっと来たい来たいと思っていて、ようやく実現した。


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下村正夫館長の立ち合いのもと、2時間ほどかけて米川稔関連の資料21点をすべて見せていただく。


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「昭和11年前後の作歌ノート」

歌集『鋪道夕映』より前の時期のもの。
ニ・二六事件のことなどが詳しく記されている。


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「作品ノート 歌稿」

『鋪道夕映』のもとになった歌稿で、全部で4冊ある。吉野秀雄と宮柊二が選歌していて、採った歌の上にそれぞれ印を捺している。


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「陣中詠定稿」

昭和18年末に米川稔がニューギニアの戦地から送ったもの。
80年経った今も残っているのが奇跡のような一冊である。


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記念館の前に立つ歌碑。

「冬の夜の吹雪の音をおそれたるわれを小床に抱きしめし母」


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「亡き父のありし昔の聲のごと魚野川鳴るその音恋ひし」

posted by 松村正直 at 22:19| Comment(0) | 米川稔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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