2023年02月28日

雑詠(024)

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ほどくための大きなリボン結ばれてプレゼントあり誕生日の卓に
南北に町を貫く地下鉄のどこに出たって冬の雨ふる
半開きは悪いこころを誘うから戸もくちびるもきちんと閉じよ
落ち目とて離れてゆきし人たちのことは忘れず年豆を嚙む
峠とはもっとも低きところにて左右の峰を見つつ越えゆく
奈良県のなかにいるとも気づかずに歩いていたな足元を見て
王様の生まれた日だから学校はおやすみ郵便局もおやすみ

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posted by 松村正直 at 08:47| Comment(2) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
@私が高校生だった1980年頃は、くちびるを半開きにするのが可愛いというのが女の子の間の共通認識だったようで(アホっぽくて私はあまり好きではありませんでしたが)、当時の集合写真をみると、半開きのくちびるに聖子ちゃんカットの女子だらけでした。
先日もっと凄いものを目撃しました。

口紅を塗ったらやめとけ大あくびウツボカヅラの開口部だぞ

A峠は鞍部というぐらいで、山越えの際にいちばん低いところであるのが一般的ですが、京都北山のさらに奥の丹波山地のあたりでは、頂のことを峠と呼ぶようです。京大の演習林がある芦生原生林にはブナノ木峠・傘(からかさ)峠などというピークがあります。学生時代はナカニシヤ出版の『北山の峠』(上中下3巻)という本を読んで、盛んに歩き回りました。
いま確認のために昭文社のエアリアマップ「京都北山2」を見ていて、無性に行きたくなってきたのですが、1984年の調査に基づく地図なので、多くの山道・谷道は廃道になったり、逆に車道になったりしていることだろうなと思います。
Posted by 小竹 哲 at 2023年02月28日 13:55
小竹さん、コメントありがとうございます。
なるほど、半開きの唇は時代による流行もあるのですね。昔、扉はきちんと閉めなさいと親によく言われました。子どもの頃にしつけられた癖は、大人になってもなかなか抜けません。
Posted by 松村正直 at 2023年02月28日 20:54
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