2023年01月31日

雑詠(023)

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畳に射す午前十時の陽をあびる 今日の気力を蓄えるため
冬の道まっすぐのびて冷たさが確かさとなる私のからだ
ひとりきりになれば体が大切で白菜を切り銀だらを焼く
町会費三千円を払いたりのどかな夢のなかの職場で
だれを恨むこともできずに包丁でざりざりと削ぐ鯵のゼイゴを
生活はしていけるのかと父が聞く ごめん、いつまでも不甲斐ない子で
アップリンク京都より出て現実の町にプラスチックの湯たんぽを買う

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posted by 松村正直 at 08:37| Comment(0) | 雑詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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