スマートフォン専用ページを表示
やさしい鮫日記
松村正直の短歌と生活
<<
ネットショップ BOOTH
|
TOP
|
松田純佳『クジラのおなかに入ったら』
>>
2023年01月29日
池内紀詩集『傀儡師の歌』
池内紀は私の大学時代の先生だが、詩集を出していたことを最近になって初めて知った。32歳の若さで刊行したもので、ユーモア、言葉遊び、エロ・グロ・ナンセンスに満ちている。
殺しのバラード
おまえを殺(や)った。
竹蜻蛉の要領で
おまえを削(そ)いだ
ざくろに割った
むしむし嗅いだ
おまえの肉体(にく)を
(以下略)
クリスティアン・モルゲンシュテルンの『絞首台の歌』や夢野久作の『猟奇歌』、『マザー・グース』に通ずるような味わいだ。
1973年9月15日、思潮社、500円。
【関連する記事】
毎日新聞校閲センター『校閲至極』
岩田文昭編『嘉村礒多集』
池内紀『新編 綴方教室』
木村聡『不謹慎な旅』
高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』
相澤秀仁・相澤京子『ねこめぐり にっぽん猫紀行』
内田樹×釈徹宗『聖地巡礼 ライジング』
『高濱虚子 並に周囲の作者達』のつづき
水原秋櫻子『高濱虚子 並に周囲の作者達』
小牟田哲彦『日本鉄道廃線史』
posted by 松村正直 at 10:04|
Comment(0)
|
本
|
|
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント:
認証コード: [必須入力]
※画像の中の文字を半角で入力してください。