原作:萩原洋子『天上の花―三好達治抄―』
出演:東出昌大、入山法子、吹越満、浦沢直樹、萩原朔美、有森也実ほか
主人公は詩人の三好達治と、萩原朔太郎の妹慶子(本名アイ)。太平洋戦争も終盤の昭和19年から20年にかけて2人は福井県三国町で同居生活を送る。
わずか10か月で終った凄絶な日々を、そこに至るまでの16年間の回想も交えつつ、生々しく描き出している。
山なみ遠(とほ)に春はきて
こぶしの花は天上に
雲はかなたにかへれども
かへるべしらに越ゆる路
『花筐(はながたみ)』(昭和19年)
三国町は東尋坊を見たことがあるだけ。また行ってみたいな。
125分、京都みなみ会館。