2022年11月26日

和歌山へ

中林祥江歌集『草に追はれて』を読む会に参加するため、和歌山へ。

会が始まる前に、会場近くの和歌山城を訪ねる。


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天守閣と御橋廊下。


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名勝 西之丸庭園(紅葉渓庭園)。


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あいにくの曇り空だったけれど、紅葉はきれいに色づいていた。


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一の橋のクスノキ。
樹高25メートル。1945年の和歌山空襲にも耐えて生き延びた木だ。

13:00から「塔」和歌山歌会、その後14:30から『草に追はれて』を読む会を行う。参加者の3首選に多く引かれていた歌は次の通り。

今日も陽は絶好調に昇りきて向日葵の頭(づ)をまづは照らしぬ
雨の前に花はよく咲く蜜蜂とキウイの受粉に励みて居りつ
本を読む少女の靴のつま先が折々あがる朝の電車に
色のよき実に仕上げむと一枚づつ葉を後ろ手のかたちに組ます
十月の畑に生れたる歌ひとつとどめし紙は土の匂ひす
わが憂さが指の先より抜けるゆゑ今日も一日庭の草ひく
この道を歩いてゆけば辿り着く月とおもへり海の一条

久しぶりにお会いする方も多く、楽しく懐かしい一日だった。
ありがとうございました!

posted by 松村正直 at 22:27| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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