2022年11月14日

三越のライオン像

『絵はがきの大日本帝国』に三越のライオン像の話が出ていた。

ちなみに今も三越本店の正面玄関前に座す二頭の獅子像のルーツを辿ると、百年以上も前の日露戦争に遡る。それはロンドンのトラファルガー広場に建つネルソン提督記念碑の獅子像(四頭)を模した特注品だ。日英同盟の影響も大きい。トラファルガー、ネルソン、東郷平八郎、日本海海戦の順に連想したと思われる。

ライオン像 | 日本橋三越本店 | 三越 店舗情報

三越のライオンに手を触れるひとりふたりさんにん、何の力だ
/荻原裕幸『永遠青天症』
三越のライオン見つけられなくて悲しいだった 悲しいだった
/平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』
三越のライオン像に銭(ぜに)あげて祈るひとあり東京暮色
/小池光『サーベルと燕』

ライオン像に触れたり、待ち合わせしたり、賽銭を上げたり。
さすが100年以上の歴史を誇るライオンだけのことはある。

posted by 松村正直 at 21:38| Comment(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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