2022年10月26日

映画「男はつらいよ」

1969年公開のシリーズ第1作。

5、6回は見たことがあるのだけれど、ビームスのコラボ商品発売と連動して劇場で上映されるというので、また観に行った。
https://kyoto.uplink.co.jp/movie/2022/9953

とにかくエネルギッシュで楽しい作品。

寅さんが柴又に帰ってくる→騒動を巻き起こす→また家を飛び出す→旅先で女性と出会う→再び柴又に帰ってくる→旅先からの葉書、という「寅さん」シリーズの基本的な流れはこの第1作で作られている。

今回初めて気づいたのだが、ヒロインの冬子が短歌を口ずさむ場面がある。

口笛は幼き頃の我が友よ吹きたくなれば吹きて遊びき

これは、啄木の〈晴れし空仰げばいつも/口笛を吹きたくなりて/吹きてあそびき〉をアレンジしたものだろう。

それにしても、出てくる人たちがみんな若い。50年という歳月をしみじみと感じる。

そう言えば、さくらと博の結婚披露宴の舞台となった料亭「川甚」も、昨年閉店したとのニュースが流れたっけ。

アップリンク京都、91分。

posted by 松村正直 at 07:20| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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