1992年生まれのクライマー、マーク=アンドレ・ルクレールに2年間にわたって密着取材したドキュメンタリー。
数々の断崖絶壁を命綱なしのフリーソロで登攀する姿をカメラは追う。何百メートルもの高さの壁を両手両足だけで登る姿は、見ているだけで思わず足がすくむ。
でも、彼は常に淡々と、慌てることなく、岩の壁も氷の壁も雪の壁も熟練した技術で登り切る。
インタビューに「登山をすると人生がシンプルになる」と答えていたのが印象的だった。恋人や母親の語る話もいい。
出町座、93分。
2022年09月27日
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