米川稔が出征前に残した作品ノート4冊と戦地から送った「陣中詠定稿」が、宮柊二記念館(新潟県魚沼市)に収蔵されていることがわかった。これは嬉しい。
他にも、米川の葉書・手紙11通や写真9枚、自作の茶碗、横顔スケッチの陶板など、数多くの貴重な資料が残っている。これは、ぜひ一度行ってみなくては!
越後堀之内駅までは、京都から新幹線を乗り継いでも約5時間かかる。しかも、せっかく行くなら「日本のミケランジェロ」石川雲蝶の彫刻も見たいし、10月に全線復旧予定の只見線にも乗ってみたい。
あれこれ考えていると、たちまち旅の予定が膨らんでいく・・・
「米川稔」という連作が収められた『獨石馬』の口絵を描いたのは村上巌という画家です。(岸田劉生の「少年肖像」は、若き日の村上巌を描いた作品) 村上巌は1975年に宮柊二に同行して宇奈月温泉に行き、その時の様子を『宇奈月絵日記』に残し、『宮柊二集4』の月報に寄稿した「思い出すことなど」にも、同行に至った経緯なども含めて、この時のことを書きました。この日記が宮柊二記念館にあります。村上巌が私の勤務する学校の美術講師であったことから彼に関心を持ち、一度日記を見てみたいと思い続けてきましたがなかなか果たせずにいました。今回のブログの記事を読み、ぜひ宮柊二記念館に行こうという気持ちを持つことができました。ありがとうございました。