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人と人が袂を分かつということの、陽に乾きつつ紫陽花が咲く
われ先に伸びゆく蔓の尖端を指にむしるも朝顔のため
どこまでものうぜんかずら追いかけて夏のわたしが剝き出しになる
大雨のために動けぬ特急のなか煎餅を嚙む音ひびく
四百九十九体ならぶ羅漢堂 残り一つはわが子だろうか
すこやかに伸びゆく稲に囲まれて七つの墓がなかよく並ぶ
感染者、重症者、死者それぞれにずれるピークをひとは苦しむ
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2022年07月31日
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