2022年07月06日

円満字洋介『京都まち遺産探偵』


建築探偵として活躍する著者が、京都に残る「古橋」「木彫動物」「紋章」「狛犬」「タイル」「看板」などを取り上げて紹介・解説した本。カラー写真が豊富で眺めているだけで楽しい。

むかしは借家に風呂がなかったので、銭湯の存在はその地域が借家街であることを示す。
古い石垣のうち不安定なものは長年の間に地震で崩れてしまう。だから残っている石垣は、安定した良い石垣だけだということになる。
ウサギや鶴が陰陽のセットになるとき、右のような(⊂と―:松村注)構図が多い。わたしは向って左を「振り向き」、右を「追っかけ」と呼んでいる。

私がふだんよく通る道の近くにも名品が数多くあるようだ。今度探しに行ってみよう。

2013年4月2日、淡交社、1600円。

posted by 松村正直 at 10:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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