2022年06月21日

映画「東京2020オリンピック SIDE:A」

総監督:河瀬直美

東京オリンピックの公式映画として製作されたドキュメンタリー2部作の第1作。平日の 9:10 の回ということもあってか、観客は私一人であった。

毀誉褒貶の激しい作品だが、過不足なくまとまっているという印象を受けた。オリンピック開催に反対する人々や新型コロナの医療現場などにも目配りしている。

幼児を連れて参加したカナダの女子バスケ選手、大会の1年延期によって引退した日本の女子バスケ選手、内戦の続くシリアを脱出してドイツで練習する男子水泳選手、黒人差別に声を上げるアメリカの女子ハンマー投げの選手、イランから亡命してモンゴル代表になった男子柔道選手、旧ソ連・ドイツの代表を経て8度目のオリンピック出場となるウズベキスタンの女子体操の選手など。

様々な社会問題と絡めつつ、一人一人の選手のエピソードをまとめている。そのあたりの手際の良さが、逆にもの足りなさを感じさせるのだけれども。

Tジョイ京都、120分。

posted by 松村正直 at 21:34| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
<逆にもの足りなさを感じさせる

全体のコラージュっぽいので、そう感じさせる
ところもありますね...
Posted by onscreen at 2022年07月07日 09:51
onscreen様、コメントありがとうございます。「SIDE:B」も公開されたので、早く観に行かなければと思っているところです。「アネット」は、5年くらい経ってからもう一度見てみたいですね。あれは何だったんだろう…
Posted by 松村正直 at 2022年07月07日 12:31
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