2022年05月19日

「国際啄木学会研究年報」第25号

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「国際啄木学会研究年報」第25号を読む。

注目すべきは巻頭に掲載された論文「石川啄木とアイヌ」(安元隆子)。15ページにわたって、啄木とアイヌの関わりを記すとともに並木凡平や違星北斗の短歌も紹介している。まさに私の関心にドンピシャの内容で、こういう論文が読めるのは本当にありがたい。

啄木はアイヌと直接の関わりは持たなかったが、親友の金田一京助がアイヌ語学者だったこともあり、手紙や日記にアイヌに関する記述をいくつか残している。
https://matsutanka.seesaa.net/article/484953538.html

国際啄木学会に入会して良かった。

posted by 松村正直 at 19:40| Comment(2) | 石川啄木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安元理事の論文は私も読んで素晴らしかったです。永久保秀二郎を簡潔に遺漏無くまとめるのは私には出来ないです。地元の者として、永久保日誌は、啄木の上司の日景安太郎が漢詩仲間で出てきますし、小国露堂の写真を取った三輪貫一も良く出てきます。
金田一京助も晩年に訪ねています。
ネットで読めるはずなので啄木研究の新しい鉱脈になるかも知れません。
老婆心ながら小文まで。
Posted by 高瀬 優直 at 2022年08月10日 13:33
高瀬様、コメントありがとうございます。
釧路市中央図書館の「永久保秀二郎関連資料」の中で、日誌の翻刻が読めるようになっていました。これは素晴らしいですね。楽しみです。
Posted by 松村正直 at 2022年08月11日 13:03
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