2022年05月19日
「国際啄木学会研究年報」第25号
「国際啄木学会研究年報」第25号を読む。
注目すべきは巻頭に掲載された論文「石川啄木とアイヌ」(安元隆子)。15ページにわたって、啄木とアイヌの関わりを記すとともに並木凡平や違星北斗の短歌も紹介している。まさに私の関心にドンピシャの内容で、こういう論文が読めるのは本当にありがたい。
啄木はアイヌと直接の関わりは持たなかったが、親友の金田一京助がアイヌ語学者だったこともあり、手紙や日記にアイヌに関する記述をいくつか残している。
https://matsutanka.seesaa.net/article/484953538.html
国際啄木学会に入会して良かった。
金田一京助も晩年に訪ねています。
ネットで読めるはずなので啄木研究の新しい鉱脈になるかも知れません。
老婆心ながら小文まで。
釧路市中央図書館の「永久保秀二郎関連資料」の中で、日誌の翻刻が読めるようになっていました。これは素晴らしいですね。楽しみです。