
5月22日(日)11:00〜12:30、毎日文化センター(大阪梅田)で「アイヌと短歌」という講座を行います。
バチェラー八重子、違星北斗、森竹竹市らアイヌの歌人の短歌を読むとともに、北原白秋、前田夕暮、与謝野晶子らがアイヌの集落を訪れて詠んだ短歌も紹介し、アイヌ民族の歴史や多文化共生について考えます。
教室受講とオンライン受講の併用講座となります。ご興味のある方も、特に興味はないけどという方も、ぜひご参加下さい!
http://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106
バチェラー八重子さんの歌にある「ピリカ」という特徴的な言葉、そう言えば「ピリカ ピリカ」というアイヌ民謡があったなあ、エトピリカという鳥もいたっけ、最近では「ゆめぴりか」というブランド米も・・・思い調べてみたところ、「ピリカメノコ」という北海道の民芸品の人形が出てきました。
「めのこ」自体は「伊勢物語」あるいはそれ以前からある古い大和言葉ですが、中世以降の和人との交易の中でアイヌの人々にも伝わり、彼の地に定着した言葉なのかも知れません。
「ピリカ」はアイヌ語で「美しい、良い、きれい」といった意味の言葉ですね。昨日ご質問いただいた「メノコ」も調べてみたところ、日本語からの借用語としてアイヌ語でも「女の子、娘」の意味で使われるようになったようです。和人とアイヌ民族の間に古くから交流があったことがうかがわれます。