2022年05月12日

講座「アイヌと短歌」

講座「アイヌと短歌」チラシ.jpg


5月22日(日)11:00〜12:30、毎日文化センター(大阪梅田)で「アイヌと短歌」という講座を行います。

バチェラー八重子、違星北斗、森竹竹市らアイヌの歌人の短歌を読むとともに、北原白秋、前田夕暮、与謝野晶子らがアイヌの集落を訪れて詠んだ短歌も紹介し、アイヌ民族の歴史や多文化共生について考えます。

教室受講とオンライン受講の併用講座となります。ご興味のある方も、特に興味はないけどという方も、ぜひご参加下さい!

http://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106

posted by 松村正直 at 22:25| Comment(2) | 樺太・千島・アイヌ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日はお疲れさまでした。「アイヌの人たちに伝統的な習俗を期待する和人の我々だって、生活のスタイルはどんどん変わっている」「日本政府の同化政策の結果そうならざるを得なかったことに対し、和人は批判の目を向けたり、あるいは無邪気に楽しんだりしている」「今日でもマイノリティの人々を、悪気なく無意識に差別していることがあるのではないか」というお話には、深く思うところがありました。
バチェラー八重子さんの歌にある「ピリカ」という特徴的な言葉、そう言えば「ピリカ ピリカ」というアイヌ民謡があったなあ、エトピリカという鳥もいたっけ、最近では「ゆめぴりか」というブランド米も・・・思い調べてみたところ、「ピリカメノコ」という北海道の民芸品の人形が出てきました。
「めのこ」自体は「伊勢物語」あるいはそれ以前からある古い大和言葉ですが、中世以降の和人との交易の中でアイヌの人々にも伝わり、彼の地に定着した言葉なのかも知れません。
Posted by 小竹哲 at 2022年05月23日 05:30
昨日は講座にご参加くださり、ありがとうございました。このテーマで話をするのは初めてでしたが、皆さんの反応がよく、無事に終えることができました。

「ピリカ」はアイヌ語で「美しい、良い、きれい」といった意味の言葉ですね。昨日ご質問いただいた「メノコ」も調べてみたところ、日本語からの借用語としてアイヌ語でも「女の子、娘」の意味で使われるようになったようです。和人とアイヌ民族の間に古くから交流があったことがうかがわれます。

Posted by 松村正直 at 2022年05月23日 08:38
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