2022年03月20日

アイヌのことを詠んだ歌

「現代短歌」5月号の特集「アイヌと短歌」に、「異民族への「興味・関心」と「蔑視・差別」 近代短歌にとってアイヌとは何だったっか」という論考を書いた。その中で取り上げたのは、以下の9冊の歌集や連作である。

・長塚節『長塚節歌集』
・窪田空穂『濁れる川』
・太田水穂『雲鳥』
・北原白秋『海阪』
・前田夕暮『水源地帯』
・与謝野晶子「北遊詠草」
・与謝野寛「北遊詠草」
・川田順『鷲』
・満岡照子『火の山』

小田観螢の歌集と佐佐木信綱『豊旗雲』については、他の執筆者が取り上げる予定だったので省いた。

また、今回は取り上げられなかったが、下記の歌集にもアイヌのことを詠んだ歌が収められている。

・宇都野研『木群』
・尾上柴舟『素月集』
・斎藤茂吉『石泉』
・中城ふみ子『乳房喪失』
・木俣修『呼べば谺』
・葛原繁『玄』『又々玄』

今後もさらに多くの歌を見つけて、考えを深めていきたいと思う。

posted by 松村正直 at 12:13| Comment(0) | 樺太・千島・アイヌ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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