
2月19日(土)に朝日カルチャーくずは教室(大阪府枚方市)で、一日講座「現代に生きる与謝野晶子」を行います。有名な短歌だけでなく、晶子が精力的に書いた評論を取り上げて、没後80年になる今も色褪せることのない魅力に迫ります。
教室&オンラインどちらでも受講できます。
どうぞお気軽にご参加下さい。
日時:2022年2月19日(土)13:00〜14:30
場所:朝日カルチャーくずは教室(京阪樟葉駅すぐ、駅ビル3階)
【教室受講】
https://www.asahiculture.jp/course/kuzuha/50362444-cbb8-c551-20f6-6176523248a7
【オンライン受講】
https://www.asahiculture.jp/course/kuzuha/11faa639-5eab-41ad-6918-6176537f2bc0
武庫川の板の橋をばぬらすなり河鹿の聲も月の光も
石碑に彫られた歌は右の1首だけですが、宝塚歌劇団の機関誌『歌劇』創刊号(大正7年8月号)には「武庫川の夕」と題して、次の2首と合わせて3首が掲載されていました。
夕風は浅瀬の波をしろく吹き山をばおもき墨いろに吹く
風吹けば夜の川波に早がきの文字かく灯かな湯の窓にして
なお現在の橋は遊歩道と車道を兼ねた、フランス人彫刻家のデザインによる特徴的なS字型のコンクリート橋です。残念ながら昔の温泉宿は1軒も残っていません。
宝塚にも与謝野晶子の歌碑があるのですね。いつか訪ねてみたいと思います。
最後の歌は夜の川に揺れて映る灯火を速書きの文字に喩えていて面白いです。温泉に浸かりながら眺めているのですね。