2022年02月08日

映画「日高線と生きる」

監督:稲塚秀孝

2020年に路線の約8割が廃止となったJR北海道の日高線を描いたドキュメンタリー。

2015年の高潮被害で不通となってから廃止に至るまでの経緯や、沿線住民による廃線跡ウォークの試み、さらには競走馬の育成や昆布漁、美しい自然の風景などが映し出される。

苫小牧〜様似の146.5キロを結んでいた日高線は、鵡川〜様似の116キロが廃止され、わずか30.5キロの路線となってしまった。静内駅も浦河駅ももう列車が走ることはない。

過疎化や高齢化、自動車の普及といった背景は、全国各地に共通するものだ。廃線跡が草に覆われた姿は何とも悲しい。今は自動車全盛の時代だが、いずれ各地の高速道路も同じように草に覆われていくことだろう。

京都シネマ、81分。

posted by 松村正直 at 23:21| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。