2022年02月01日

講座「文学者の短歌」

文学者の短歌.jpg


2月6日(日)に大阪で、講座「文学者の短歌」を行います。

森鷗外、芥川龍之介、村岡花子、宮沢賢治、中島敦、北杜夫、石牟礼道子などの歌を紹介して、一人一人の個性に迫るとともに、短歌の持つ魅力について考えます。

オンライン受講もありますので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。

日時:2022年2月6日(日)11:00〜12:30
場所:毎日文化センター(JR大阪駅より徒歩8分)

http://www.maibun.co.jp/wp/archives/course/36106

posted by 松村正直 at 06:45| Comment(3) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
お子さんを亡くした村岡花子の歌文集、散文のところで私もうるうるしました。ちょっと違いますが、以前広島県の江田島で特攻隊員の遺書を読んだ時、原文では「謹啓 父上様 母上様」となっている冒頭が、英訳では「Dear Papa and Mama」となっいて、思わず嗚咽が漏れたことを思い出しました。
石牟礼道子の短歌の限界≠ノついて述べた文章は、故・島田修二先生がどこかで「若い頃は短歌で世直しが出来ると思っていたが、今は短歌は純粋に短歌であるべきだと考えている」という趣旨のことを書いていらっしゃったのを思い出しました。

毒魚らと呼ばれてあはれ水俣の魚に罪の無かりしものを
Posted by 小竹 哲 at 2022年02月07日 05:36
島田修二先生の原文、見つかりました。先刻のコメントに記憶で書いた趣旨の後半が間違っていました。原文以下の通りです。

かつて私自身も歌によって世直しの一翼が担いうると考えた者であった。しかし、歌い続けるうちに、まず変革しなければならないのは自分自身であることを実感するようになった。自身を突き刺す力を持たぬ歌が、どうして新しい言葉の力を持ち得ようか、と。(『朝日歌壇'87』年間秀歌の講評より)

訂正させていただきます。
Posted by 小竹 哲 at 2022年02月07日 06:37
小竹さん、昨日はご聴講いただきありありがとうございました。ちょっと内容を盛り込み過ぎて、駆け足になってしまいました。他にも取り上げたい文学者がまだまだいるので、いずれ第2弾もできればと考えています。

島田修二さんの文章いいですね。短歌で「世直し」ができるのか、というのも非常に重い問いです。近年、島田さんの歌は取り上げられることが減っていて残念に思っています。
Posted by 松村正直 at 2022年02月07日 10:59
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